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【アニメの感想】SYNDUALITY.Noir(シンデュアリティ・ノワール)第10話「Drifter's pride」

(全5,000字)
かけうどんイチオシのアニメ番組『SYNDUALITY.noir』(シンデュアリティ・ノワール)の感想日記です。ネタバレを含みますのでご注意ください。

【概要】
未来の荒廃した地球でたくましく生きる若者たちの冒険ストーリー。
描写がリアルかつストリー展開のテンポも良いロボットもの。
綺麗、可愛い、カッコいい、個性的なキャラクター。
見所がたくさんあって、見てて楽しいです。

アニメ「SYNDUALITY noir」PV/YouTube

これってどんなアニメなの?約1分半で雰囲気がわかります。

SYNDUALITY noir アニメ感想日記マガジン

第1話から今までの感想記事はこちらのマガジンにまとめています。
イメージ画を最近自分で描いたイラストに変更しました。

公式サイト

最新情報はこちらから。


1.第10話「Drifters' pride」あらすじ

(1)冒頭シーン

大きな研究施設(ネストではない)でカナタのためにとオジサン技師2人がデイジーオーガの怪しい強化アイテムを製作中、そこを突如巨大な竜巻が襲いかかります。

大きな2つの塔のような柱と、ギラギラした紫色に光るゾンビコフィン(寄生型エンダーズ)の集団。研究施設は、それらに飲み込まれます。

(2)いつものロックタウンの酒場

神妙な面持ちで「働かずに酒をのむ方法はないのか?」と、いつものトキオのふざけた話から。

ムートン、エリー、アンジェ、シエルの5人がいつもの酒場で飲んでます。

シエルはトキオを良い人と言ってますが、男としては「無い」と2度繰り返します(笑)

今回はおふざけは少なめな回なので、息をつけるのはこのシーンくらいでしょうか。

非番のエリーのためにトキオが「カナタを呼んでやるよ」と電話しようとします。

でも、カナタがマイケルの誘いで仕事に出ている事を知らなかったトキオは、「俺は聞いてない」と、ちょっと悲しげでもあり、ムッとしているようでもあり複雑な表情です。

「今、街にいるドリフターは顔貸しな!」

そこへ、マムから呼集がかかります。

(3-1)ドリフター集合

ロックタウンを根城にしてる者もいれば、そうじゃない者もいるのでしょうか、かなりの人数が、マムの元に集まります。

そこにはトキオに黙って仕事に出たカナタとノワールが先に来ています。

酒場でのやりとりもあって、自分に黙って出掛けたカナタの行動に、トキオはいつもと違って少し表情が複雑です。

マムが状況を説明します。

トキオは相変わらずのチャラい感じなのですが、マムの様子から事態がかなりヤバいことを感じとります。

大きな画面には周辺の地図が表示されていて、ロックタウンの近所のネストが音信不通になっていて、事実上壊滅的な被害が出ていること。生存者が確認できていないこと。そして、その被害が拡大している方向の延長線上にロックタウンがあることなどが説明されます。

集められたドリフターたちには、その音信不通になった各地の情報収集が依頼されます。

マムは、総指揮をアバンチュールのリーダーであるマイケルに託します。

マイケルはテキパキとボブに指示し、偵察要員の選定や、偵察中にロックタウンが手薄にならないよう防衛についても考えています。 マイケルは一見、単細胞で頭が悪そうに思えなくもないですが、決して脊椎反射ではなく、脳ミソはただの重りではないことが伺えます。

(3-2)兄弟ゲンカ

研究所が破壊されたことを知ったカナタは

「俺も行かせてください!」と、

調査兵団…違った

調査隊への参加を志願します。

トキオが「お前は防衛隊として残れ」と調査に行くことを止めますが、カナタは「俺は子供じゃない」と目の色を変えて拒否し、トキオの制止を聞き入れません。

最終的に、マムの仲裁と命令でトキオはしぶしぶカナタを連れていくことになります。

(4)調査開始

あちこちの被害があったネストや拠点へ、ドリフターたちは展開していきます。

「研究所とは、どんなところなのですか?」

道中、ノワールから質問されたカナタは、自分が子供の頃、マリアに連れられて良くそこに行っていたことや、変わった人が多いけれど、そこの人たちが自分にとても親切にしてくれたことなどを話します。

単純に一時的な感情でカナタは調査隊に参加したいと駄々をこねてた訳ではなくて、恩のある方々の安否が心配での行動だったことが分かります。

それを本当は察していたからか、ベッドで寝転がっていたトキオは黙って寝返りをうちます。このセリフがない、ほんの数秒のカットからは、トキオの内面的なこと、様々な感情が連想されます。

(5)黒仮面

場面が切り替わり、フェズ遺跡でカナタとノワールを襲ったであろう飛行機と同じものが、旧文明の遺跡に着陸します。

機体下部の格納庫には白いコフィン『ギルボウ』と、迷彩柄のコフィンが吊るされています。(やっぱりアノ人やんw)

第1話でカナタがノワールを見つけた遺跡の調査に、黒仮面ご一行がご来場です。

ノワールが眠っていた花畑の横で朽ち果てていた旧式のコフィンをシュネーが解析しています。

…こんなことできるのか、さすがゼロ型ですね。

このカット、興味深いのは、このコフィンの残骸は建物の中に壁にもたれ掛かるようにして朽ち果てていますが、コクピットハッチが開いていること。パイロットは生きていたかも知れません。

また、コフィンの上の天井部分がぽっかり穴が開いていて、建物の構造材の鉄骨が下側に力がかかって曲がっていることから、恐らくこのコフィンが上から下に落っこちて出来た穴なんだろうなと。

それくらいで活動停止になるのかな…(いずれココの場面の回想シーンはあるのだろうか…)

ここで、このコフィンは20年以上前の地下都市アメイジアが崩壊するよりも以前に地上に出て機能を停止したことなどが判明します。また、パイロットらしき人間の亡骸は周辺には無いことから、弔われたか、どこかへ行ってしまったのかは不明。恐らく、ここで見つかったノワールはこのコフィンに乗っていた可能性があるなど、黒仮面が推察しています。

女神はいずこに。

前にも彼が言っていたキーワードですが、やはりノワールが楽園への鍵になるのでしょうか。

黒仮面たちは調査を終えて、現場から撤収します。

(6)調査・戦闘・ピンチ

研究所に到着したカナタとトキオですが、単独行動は危険だとのトキオの忠告を無視したカナタはデイジーオーガで突っ走ります。

知っている人たちの安否が心配でたまらないカナタは、あちこち探し回りますが、瓦礫が散乱しているだけで、生存者の反応はどこにもありません。

結果、カナタは寄生型エンダーズの群に包囲されてボッコボコに。かなりヤバい状況です。

前後左右からエンダーズの攻撃が襲いかかる。万事休すか?と言うところにトキオのジョンガスメーカーが現れ、自らを盾にしてカナタを守ります。

寄生型エンダーズが放った槍の刃は、トキオの機体に四方八方から突き刺さり、コクピット内のトキオの身体にも深く刺さっていて血の海に…

トキオの捨て身の行動でカナタは何とか助かったものの、状況は全く変わっていません。

(7)助っ人忍者が登場

これまでか!?と思ったその時、槍を構えた敵の一体が突然撃たれて倒れます。

「寄生型は確実にコアを撃ち抜かないとね」

その声は、あのヒトです。

でも、登場シーンは何故か胸のアップから(笑)

忍者型コフィンに乗った、さすらいの一匹狼ドリフターのクラウディアとゼロ型メイガスのフラムのコンビが絶妙なタイミングで助っ人に現れます。

確実に一発で寄生型エンダーズの核を次から次へと狙撃してゆくクラウディア。
トドメはフラムのメイガス・スキル「ばっきゅーん」で試合終了~。

(8)ラストシーン

応急処置されたトキオは生命維持カプセルのような担架に乗せられています。満身創痍ですが、何とか一命はとりとめたようです。

トキオのキャリアは、先程のエンダーズとの戦いで大破していて動けません。

クラウディアたちのバイク型キャリアでは、トキオのジョンガスメーカーしか運ぶことができない。

仕方なく、ジョンガスメーカーと大怪我を負ったトキオを乗せて、クラウディアたちは一旦帰ることに。カナタとノワールと傷付いたデイジーオーガはその場に残されます。

「俺と時代はお前を待っているからな」

トキオは最後にこの言葉を残します。

クラウディアのバイク型キャリアはゆっくりと動き出す。

ノワールに「一緒に来てくれるよね」と問いかけるカナタですが、『私はポンコツ』と、先の戦闘で役に立てなかったことをノワールは気にしているようです…

2.感想・考察など

あらすじの項目ではなるべく客観的な構成で書こうと決めてるものの、つい感情が入ってしまいますね(笑)

今回はトキオお兄さんと弟分のカナタとの兄弟ゲンカ的な回だった訳ですが、よくよく見るとカナタの孤独な生い立ちや、そんな孤独をまとった彼とずっと一緒にいて、本当の兄弟のように向き合ってきたトキオの心情などが垣間見えるストーリーだったかなと思いました。

【シルバーストーム】

いつも気象予報のくだりで『嵐はまだかぁー!』と叫んでいるダニエルじいさん。彼が言っていた嵐とはこのことらしいです。実態は、周囲の有機物を全て取り込んで同化して行きながら、AO結晶をむさぼり尽くすという厄介な大災害級のエンダーズの一種でしょうか。
アメイジア崩壊後、これのおかげで多数の犠牲者が出たなどの説明もありました。
次回はこいつらとの闘いもまちうけているのでしょうか。
どう考えても、コフィンでは歯が立たないような気もしますが…(汗)

【トキオの回想シーン】

ああらすじパートでは割愛していますが、カナタと言い争いになった直後、トキオの回想シーンで、若い頃のトキオが男の子に叫んでいるところが描写されていました。

あれはカナタなのか、それとも、トキオには今はいないけど、他に兄弟がいたのでしょうか…。

そう言えば、トキオの両親の話は今までありませんでした。ムートンのキャラ性を見るに、トキオってお坊っちゃまなのかな?とは何となく思えますが。

カナタは「いつまでもアノ人の後ろを着いていくだけじゃダメなんだ、俺はアノ人の相棒にならなければ」みたいな事を言っていました。

ノワールはストレートにカナタに「もうトキオと一緒にいるのがイヤになったのですか?」と聞いてますが、カナタはトキオのことが嫌いなのではなく、むしろ逆なんだろうと言うのが分かります。

お互いに相手のことを想っていて、寄り添いたいのだけれど、すれ違ってしまう。
今回は男同士の、そんな微妙な距離感と言うか、関係をうまく描写していたように感じました。

【クラウディア】

やっぱり、クラウディアはいいな。私はあまり巨○の女性は好みでは無いのですが、クラウディアは大好きです。

今回、冒頭に技士のおじさんがコフィン用の手裏剣を作ってるシーンから始まりましたが、『子供は手裏剣とか忍者とか好きだろ!』のセリフ。その時点でわかりそうなものですが、最後にクラウディア持ってきてるところがニクい(笑)

ヒロインがエリーなのか、ノワールなのか、シエルなのかは関係ありません。シンデュアリティの峰不二子枠と言われようが、何と言われようが、私はクラウディアのファンです(笑)

3.最後に…

毎回、一話完結に近い方式でストーリーがきちんとまとめられていた感がありましたが、今回は間違いなく次回持ち越しのパターンですね。

これだけの情報量があるストーリーに、主人公を取り巻く人間関係や、展開の速い戦闘シーンなどを盛り込むとなると、どうしても30分と言う尺に納めるには、中々厳しいところもあると思いますから、仕方ないですね。

前回もそうでしたが、とにかく30分経つのがとても速く感じました(笑)



話は変わりますが、マガジン用の表紙を地味に更新してみました。小生、デジ絵はまだまだ初心者につき…

似てない
かわいくない
下手くそ

などの苦情は一切受け付けられませんのでご了承ください。
最初に貼ってたやつが一番お気に入りだったんですけどね。

4.次回予告

いよいよ大詰めを迎えるのでしょうか。
(このアニメって全何話なんだろう(;^_^A)
敵も強そうなのが出てきましたし次回は激戦が予想されます。


最後まで読んで頂いてありがとうございました。


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