ふるさと納税・限度額オーバーの対処法
こんにちは!家計管理と投資で最強ママになりたい、りりなです♪
物価高の今、みんながうれしいふるさと納税。
税金の前払いをすることで、日本各地の美味しい特産品や日用品、家電など様々な商品を実質2,000円で手に入れることができます。
そんなお得なふるさと納税ですが「自分の正確な上限額を知らなかった」などの理由から上限額をオーバーしてしまうことも考えられますよね。
しかし結論から言うと、上限額をオーバーしてしまった場合でもある方法を知っていれば払いすぎた分の一部を取り戻すことが可能なんです。
今回は、ふるさと納税上限をオーバーしてしまった時に少しでもお得にする方法をご紹介します!
上限を超えていないか?確認の仕方まで解説しますので、損をしたくない方はぜひ最後まで見てくださいね。
オーバーした分は、確定申告をして取り戻せる!
実は、やりすぎてしまったふるさと納税に対しては確定申告をすることで全額ではないですが払いすぎたお金を取り戻せます。
確定申告とは、自分の納める税金を自分で計算して国に報告する手続きのことをいい、ワンストップ特例をしてしまった人でも再度提出することが可能です。
ミスをしてしまった分のうち一部が返ってくるため、少しでも取り返したい方は確定申告すると良いでしょう。
確定申告をすると取り戻せるのはなぜ?
確定申告をすると払いすぎた分を取り戻せる理由は、「ワンストップ特例」と「確定申告」では、控除される仕組みが違うからです。
ワンストップ特例を利用した場合、住民税からのみ控除されます。
一方、確定申告をした場合、住民税からと所得税の所得控除が受けられます。
つまり、確定申告をすると控除の「枠」が増えるため、その結果、自己負担額を減らせるのです!(限度額内の寄付なら控除額は同じです)
どのくらい取り戻せるの?
ここからは一つ例を挙げて、課税所得400万円の人が、限度額1万円オーバーした場合でどのくらい取り戻せるか見ていきましょう。
取り戻せる金額の例
◆ワンストップ特例を利用した場合
住民税のみから1,000円控除
→自己負担額は9,000円です。
◆確定申告をすると…
住民税+所得税=約3,040円控除
→自己負担額は6,960円!
※ここでの数字はあくまで試算です。実際の数値は個人によって異なる場合があります。
確定申告をすることで約2,000円取り戻すことができることが分かるかと思います。
オーバーした全額が戻ってくるわけではないですが、一部でも戻ってくるなら嬉しいですよね♪
ちなみに、確定申告は自宅でネットを使って提出できる時代📱
どうしても確定申告=難しい、というイメージがあるかもしれませんが、今後また使う機会があるかも…と考えると、一度経験しておくのも良いと思います。
分からない方は税務署に相談しましょう!予約をしておけば、無料で相談できます。(年明けからはすごく混むので、できれば12月までにしておくのがおすすめ!)
遡れるのは5年まで
上限額がちゃんと控除されているのか?
オーバーしてしまっていないか?
これらを確認するためには、ふるさと納税をした翌年6月ごろに届く「住民税決定通知書」を見てみましょう。
ふるさと納税の寄付金控除は、役所側のミスでちゃんと控除されていないこともあるため毎年確認することをおすすめします。
摘要の欄に「寄付金額-2,000円」となっていれば控除がしっかり行われていて、自己負担額が2,000円で済んだ、と見て分かります。
少しでも違和感があったり、計算が合わない場合は役所に問い合わせされると良いでしょう。
さらに、注意点として上限額がオーバーしていたと気づいてから遡れるのは寄付した翌年から5年間までです。
つい忘れてしまいがちなので、後回しにせず、すぐに確定申告することが大切です。
やり方が分からない方は、最寄りの税務署に確認してみてくださいね!
失敗を防ぐためには、シミュレーションが必須!
ふるさと納税をする前に「自分の限度額はいくらなのか?」を必ず確認しましょう!
そのためには事前のシミュレーションがとっても大切です!
楽天ふるさと納税のシミュレーションサイトは簡単で分かりやすいためおすすめです。
失敗しないコツとしては、
自身の働き方に合わせたシミュレーターを使うこと
シミュレーションで出た上限額よりも少なめに寄付し、年末に最終調整すること
これらに気を付けることでオーバーを防げます!
まとめ
ふるさと納税の限度額をオーバーしてしまったら確定申告をしましょう。
全額ではありませんが一部が戻ってくるため、少しでもお得にしたい方にはおすすめの対処法です。
寄付した翌年から5年間であれば遡って取り戻すことが可能なため、過去の住民税通知書を見て確認してみても面白いかもしれません。
今後もふるさと納税をするなら絶対に知っておきたい知識です。
ぜひ、覚えておきましょう!
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