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気持ちよくお金が使えるようになる「家計簿」

 「家計簿」って面倒だ! と思っている方は多いかと思います。また、一念発起でつけ始めたはいいけれど、効果が実感できない……、そもそも家計簿をつけると何か変わるの?……などなど、家計簿に対する意識が前に向かないという方も多いようです。
 今回は、家計簿をつけ始めて3年ほどでも、お金に対する意識が大きく変わったという4人の方の例をご紹介しますね。

お金を使うことに「なんとなく罪悪感」を感じていたAさん

 もともと節約が好きだったというAさん(40代4人暮らし)。楽しんで暮らしたいと思いながら、お金を使うことになんとなく「罪悪感」を感じ、急な出費を迫られると不機嫌になっていたそうです。将来に備えなくてはと思っても、目標額をどう決めていいのかわからず、「貯められるだけ、貯めなくちゃ」とやみくもに貯金に走ることも。
 そんな時に出合ったのが「羽仁もと子案家計簿」。1年分の収入をもとに、貯金と支出の1ヶ月の予算を考えるので、安心してお金を使えることがわかり、気持ちが楽になりました。
 Aさんは、文化施設の職員、夫はイベント関連の仕事が多く、夫婦とも休みは平日。毎朝、二人の子どもを保育園に送り出し、掃除、洗濯。帰宅すると、夕食と子どもの世話、追われるように暮らすので、家計簿をつける時間がなかなか見つかりませんでした。集中して記帳できる時間として見つけたのは、職場での昼休み。一人になれる時間を見つけて、記帳が続きました。
 子どもが生まれる前は、煮物にどんな調味料を使うのか、わからず、揚げ物やパンは買ってくるものと、思っていました。家計簿をつけ始めてから、食品の目安量をもとに立てた食費の予算をしっかり使うため、時間を見つけては「作りおき」など、苦手な料理に取り組むようになりました。
「初めて立てた予算は、大雑把なものでしたが、つけ通すことで、わが家の生活に必要なお金が見えてきました。家計に対する考え方も変わり、ようやく前向きにお金を使うことができるようになり、空回りしていた自分の考え方が整理されてきました。家計簿と相談しながら、ていねいに暮らしたいと思います」と、語ります。

つける面倒より、面白さが勝りました

 一人暮らしを3年ほど経験し、生活にどれだけお金がかかるか、だいたい把握していると思っていたBさん(4人家族・30代)。結婚し、共働きなのに一向に貯金が増えないことから、家計簿をつけることにしました。
 つけてみると、支出額は予想をはるかに上回り、お金の使い方のクセが見えてきて、面白くなったそうです。住居・家具費で支出が多かったのは携帯電話の利用料。夫の趣味のゲーム代に2万円もかかっていることもわかりました。
 大切にしてきた食事のことも、予算の数字を追うだけでなく、食事内容のバランスに気を付けて食材を購入。朝食は一日おきに和食と洋食。結婚前には朝食を抜いていた夫は、朝、余裕をもって起き、食べて出勤するようになったそうです。食生活が整ってくると、夫は10kg以上減量して、おしゃれにも関心が出てきたとか。
 「家計簿はムダを見直すこともでき、何より自分たちがどれだけお金を使っているのか、把握している安心感があります。節約も大切ですが、本当に必要なものにお金を使えるようになりました。また、家計簿をつけるようになって改めて感じるのは、税金・社会保険費の多さです。しかし、2回の出産では、健診費用の一部負担や出産費用の補助などがあり、社会の仕組みに感謝しました。」とBさん。

「かけなくていいお金」と「かけていいお金」がわかる!

 自宅でフリーランスの仕事をするCさん(3人家族・30代)。子どもが生まれてからは、納期に追われる深夜の仕事で睡眠不足に。どうしたらいいのかと途方に暮れていた時に出合ったのが、『羽仁もと子案家計簿』でした。費目分けが細かくて、とてもつけられそうもないと思ったそうですが、この機会を逃してはいけないと、一念発起。
 家計簿をつけてみて、いくらあれば暮らせるかがわかり、深夜寝る間を惜しんで頑張っていた仕事を一度休んで、夫の給料で生活してみようと決心。1年つけ通すことができて、翌年の予算を立てるにあたっては、夫婦で生活の仕方の見直しも含め、多くのことを話すこともできたそうです。育児は、母親だけでなく、父親も関わったほうがいいと思っていること、実は大人の食事作りに苦労していることも率直に伝えたところ、翌朝から夫は進んで朝の炊飯と夜の片づけを行うようになりました。
 一時休んでいた仕事に、少しずつ復帰することができたのは、こうした夫の協力を得たこと、基本時間を定めるなどして、時間のコントロールができるようになってきたからだったと言います。
この家計簿は、かけなくていいお金とかけてもいいお金を教えてくれるもの。私たちのこれからを作る道しるべのようなものだと感じています。さらに家計簿記帳を続けて、わが家の暮らしの癖やパターンが見えてくると、毎日の生活がもっと楽しくなるだろうと思います」とCさん。

迷走状態から解放してくれたのは「家計簿」

 結婚して3年目に中古マンションを購入したDさん(4人家族・30代)。当時は共働きで、出産で夫の収入だけになっても無理のないローンを組んだのですが、いざ、出産・退職すると、返済が重く感じるようになったそうです。いずれくる教育費の山を思い、漠然とした不安も膨らみます。ベビーカーを押して、1円でも安い店を巡る「迷走状態」に。
 この状況を一変させたのは「羽仁もと子案家計簿」です。1年の収入の内で、という基本的な枠を知って、「お金を使ってはいけない」から「お金は使っていいもの」と、Dさんの意識はがらりと変わったそうです。夫婦で家計簿を開き、家計全体を見ながら、夫が独身時代から貯めていた預金を解約して住宅ローンの繰り上げ返済することを決め、毎月の返済額は2万7000円減に。不安のもとだった教育資金は、子供1人につき大学入学までに150万円を目標に積み立てを始めました。「娯楽は贅沢」と思い込んでいましたが、年に1度、テーマパークで存分に過ごすように。
家計という1本の太い幹から夫婦の信頼関係、子育て、どう生きたいかなど、いろいろな枝が伸びてきます」と、Dさんは予算がわが家の方針をつくると実感しているそうです。

「家計簿をつけても、お金は増えない」とは、よく聞く言葉です。でも、ここでご紹介した方々の経験から、「家計簿をつけていると、使えるお金は増える」と言えますね。

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