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正しい採用メディアの選定、できていますか?

このnoteは、2022年10月26日にカケハシスカイソリューションズのメールマガジンで配信されたコラムをもとに作成しています。
コラムは、ヒューマンリレーション部 リーダーの岩崎が執筆しました。

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2023年卒学生の内定式を終え、2024年卒学生に向けて採用活動の準備を本格化された企業様も多いのではないでしょうか。実際に、「2024年度採用で○名を採用したい。」「2023年度採用はうまくいかなかったのでテコ入れしたい。」などといったご相談をいただくことも増えています。
そんな中、本コラムで私がお伝えしたいのは、“正しいメディア選定をおこなうこと”が採用成功には必要不可欠だということです。

当たり前のことで、非常に基礎的なことですが、意外と自社の実態に合わせてメンテナンスができていない企業様が多いので、ぜひこの機会にご確認ください。

正しいメディア選定をするには、下記3点が重要です。

1.学生の行動スケジュールを把握する
2.各メディアの仕組み・違いを理解する
3.自社の採用状況・課題について見直す

1.学生の行動スケジュールを把握し最適なタイミングを逃さない
2023年卒学生のアンケートを見てみると、3年生の6月以前に動き出している学生が多く、就職活動のスケジュールが前倒しになってきていることがわかります。

※参考元:ProFuture株式会社/HR総研「【HR総研×楽天みん就】2023年卒学生の就職活動動向調査」

2023年卒学生に向けたアンケート結果でも、内定(内々定)を1社以上受けた学生の中で、「逆求人オファーまたはインターンシップ経由の内定を受けた割合」は、文系で85%、理系で86%といったデータも出ており、求人オファーとインターンシップを活用した就職活動は増加傾向にあることがうかがえます。

このように就活生の動きや活動スケジュールは毎年変化を続けており、たとえ今年度の採用がうまくいったからといって、同じスケジュールとやり方で来年度の採用もうまくいくとは言い切れない状況となっています。

まずは「今の就活生の動き」を把握しましょう。そうすることで、機会損失を防ぎ、幅広い選択肢の中で採用メディアを選定することが可能となります。

2.各媒体の仕組み・違いを理解する
2023年卒学生に対して実施をした「就職活動で最も利用している就職ナビ」についてのアンケートでは、1位がマイナビであり、半数を占めている結果となりましたが、次いで2位にはONE CAREERという口コミサイト・求人掲載・逆求人オファーを兼ね備えた媒体がランクインしました。また、5・6位には逆求人オファーと呼ばれるOfferBoxとキミスカもランクインをしています。これらのサービスはここ数年で存在感を増してきており、「逆求人オファー」というジャンルは一つのトレンドになりつつあるともいえるでしょう。

※参考元: ProFuture株式会社/HR総研「【HR総研×楽天みん就】2023年卒学生の就職活動動向調査」

さて、このようなアンケートデータだけをみると就活生利用率が上位のマイナビやONE CAREERを使っておけば間違いないように思えますが、しかしそれだけでは十分なメディア選定とはいえません。

例えば、「文系・大人数採用=マイナビ」「理系・地方採用・ニッチ業界=逆求人オファー」「早期に強い・優秀層=ONECAREER」等、それぞれのメディアには傾向があり、向き不向きがあります。またコストも違えば、かかるマンパワーも異なります。そのため、「人気だから使う」というだけの判断軸では自社にマッチしていないメディアに投資してしまうことになりかねません。

そこで最も根本的な話である3点目です。

3.自社の採用状況・課題について見直す
企業によって求めるターゲットの志向・資質は変わりますし、かけられる費用やマンパワーも異なります。ですから、自社にマッチした採用メディアを選ぶためには、何よりも自社のことを知らなければなりません。 例えば以下のような項目を整理・分析をすることが重要でしょう。

◎自社のターゲットについて(求める資質や志向の言語化)
◎伝えるべき企業の魅力の精査・他社との差別化ポイントの明確化
◎利用可能なマンパワーやコスト
◎現実的な採用開始時期などスケジュールの精査

自社の現状とゴールを正しく把握しなければ、正しいメディア選定は叶いません。

1.就活生の理解、2.メディアの理解、3.自社の理解の3つが重なり合うことで初めて、自社の採用戦略にマッチした採用メディアの選定をおこなうことができるようになるのです。それらの情報を意思決定前にしっかりと揃えることが、採用成功への近道となるでしょう。

ちなみに、自社で自社のことを客観的に分析するのは、簡単ではないかもしれません。そのような場合は第三者である私たちカケハシ スカイソリューションズに是非お気軽にご相談ください。貴社の採用課題の整理から、ターゲット設定、コンセプトの言語化、採用戦略の立案などは弊社の得意分野です。

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