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兵藤雅子さんCCインタビュー005

ーインタビュー、よろしくお願いします!
これまでの経歴と現在のお仕事について教えてください。

鉄道会社に勤め、その後結婚して退職しました。
それからは、専業主婦として17年間、母親、妻、そして子供としての役割を全う。
今から約10年前、キャリアコンサルタント資格を取得し、高校、大学でのキャリア支援活動に従事してきました。その後、縁あって外資製薬会社にて外部コンサルとして活動をするようになりました。
現在は、LINK&LEAP株式会社を立ち上げ、グループ・キャリアコンサルタントを主軸に学生から社会人に至るまで幅広く人材育成及びキャリア発達(開発)支援をさせていただいています。

ー専業主婦を17年やられて、それからどっぷりとキャリア支援の道に入られたのですね。
キャリアコンサルタントの資格を取ろうと思ったキッカケは何だったのですか?

「雅子さん、べき論が多いね」と、 数十年ぶりにあった友人から言われた言葉がきっかけでした。

ーべき論、ですか?

はい。
実は、そのように言われる1カ月前、主人の仕事の関係で在住していたSydneyから約6年ぶりに帰国したんです。
海外で幼少期を過ごした私の子供は、私からみると「外国人」。
日本に馴染めるためにはどうしたらいいのか、日本人に戻すにはどうしたらいいのか、日本人の両親なんだから、日本人にしなくちゃ!など、かなり焦りを感じている時期でもありました。
そして、その時友人から「雅子さんの考える日本人ってどんなイメージなの?」と聞かれたんです。
思えば、もうすでに面談が始まっていたのですね(笑)。
彼女は自分のためにキャリアコンサルタントを学んでみたら?と私に一言言ってくれて、そこから悩み悩んで1年後に勉強を開始しました。

ーもともとは、自分の焦りの中で自分のためにキャリアコンサルティングを学ぶことを勧められたのですね。
キャリアコンサルティングについて学んでみて、どのように感じましたか?

 久しぶりの学びでとてもワクワクしたことを覚えています。
そして、実は学び初めてから子供との関わり方も変わっていきました。
どのように変わったかというと、私の意見を押し付けないように意識することができるようになったのです。
自分の子供なんだけれど、子供には子供の考えがある。
当たり前と言えば当たり前なのでしょうが、私は子供に、心理学用語でいえば、「投影」していたことに気づいたんです。
つまり、自分の理想を子供に押し付けていたことに学びを通じて知ることができました。
その頃から、子供との関わり方が少しずつ変化してきたことを今でも覚えています。
あの時の友人の何気ない言葉をスルーしていたら、資格取得には至っていなかったと思います。

ーキャリアコンサルティングを学び、自分の考え方だけでなく、お子さんとの関係性も変わったのですね。素敵です。
話は変わりますが、Kakedasのことはどこで知ってくださったんですか?

飲み会の帰り、友達からラインでKakedsのことを知りました。
その時一緒に飲んでいた友達の多くはキャリコンでした。しかし、登録したのは私だけ。
この差はなんでしょうね(笑)

ーそうなんですね(笑)
Kakedasももっともっと頑張らねば、ですね。
雅子さんはかなりアクティブに色々とやられている印象ですが、Kakedasの関係で現在やっていることをお話いただいてもいいですか?

今、私がKakedsさんで関わっていること、それは分科会の活動です。
Kakedasには登録キャリコンの方が無料で参加できるKakedsサロンというコミュニティがあるのですが、
Kakedsサロンをもっと活発の場にするため、分科会を作ることを知り、1番に「クルンボルツ分科会」を立ち上げさせていただきました。

ー雅子さんの立ち上げてくださった「クルンボルツ分科会」がKakedasサロンの中で最初の分科会でしたね!
なぜ、「クルンボルツ分科会」を立ち上げようと思ったのですか?

なぜ、クルンボルツなのか。
それは、この理論は今からもっともっと伝えていきたい理論だと私自身が思っているからです。
また、自分自身が無意識にこの理論を活用し今があることを認めているからです。

ー雅子さん自身も、クルンボルツの計画的偶発性を体験してこられたのですね。
私も参加すると毎回思うんですが、雅子さんが参加者みんなに話を振ってくださるので、とても話しやすいです。
あのファシリテーションは素敵だなあといつも思ってます。

ありがとうございます!(笑)
月1ペースの開催ですが、毎回参加してくださっている皆さんとともに、対話を重ねながら自身の考えを深堀し、自分の言葉で表現する時間はとても有意義で贅沢な時間となっています。
また、そこから生まれるグループダイナミクスは、創造性のある未知の場と繋がっていることと確信しています。
このような場を提供してくださったKakedsさんに感謝!

ーいえいえ、こちらこそ本当にありがとうございます!
先月の分科会も参加しましたが、本当に参加される方の人生を様々に知ることができて、なんていうか人生って深いなあって思いますよね(笑)
それでは、最後にKakedasが掲げる「人生の主人公」というビジョンについて、雅子さんが思うことを聞かせてください!

直感で「いいじゃん!」と思いました。
そして、代表の渋川さんや取締役の宮原さんに直接お会いした時も彼らの笑顔を見て「いいじゃん!」と思いました(笑)。

実は、誰もが主人公なのに、それに気づいていないだけ、と私は思っています。
そこには、社会から影響を受ける単一的なものさしで物事を判断してしまうことも要因だと思っています。
実は私もそうでした。
今も気を抜くと勝手に自分のものさしだけで評価している時があります(失笑)
別にそれが良いとか悪いとかではないのですが、何が正解かなんて誰もわからない。
ただ、長年の日本の教育現場で学んだ学び方でついつい判断してしまいますし、その延長線上に社会も成り立っている側面があるのも現実。
ただ、その側面だけではない現実もまた存在する。
一人ひとりが強みも弱みも含め、本当の自分を知り、受け入れることができたら、本当の主人公になれるのでは。1人でも多くの人が「自分が主人公なんだ」ということに気づいてくれたら、もっとラクに生きられるのになぁと、信じています。

ー自分のことを本当の意味で理解し、自分のものさしで生きる。
難しいことですが、そこに絶えず挑戦していくことが必要ですね。
専業主婦から、海外での経験、キャリアコンサルティングとの出会い、お子さんとの関係性の変化、起業など様々に経験されてきたからこその言葉だと感じました。
今後も、雅子さんのご活躍を楽しみにしています!


ありがとうございました!!

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