三浦玲さんCCインタビュー

Kakedasに登録頂いているCCの方にインタビューをさせて頂きました。

今回ご紹介するのは三浦玲さんです!

人材業界への入社からキャリコンの道へ入られた三浦玲さんですが、仕事を通して漠然としていた自身のやりたいことが少しずつ明確になっていく様につい聴き入ってしまいました。

三浦さんプロフィール


ーーキャリアコンサルタントを目指されたきっかけはなんですか?

どこからお話したら良いか悩みますね…(笑)

私、学生の頃は先生になりたかったんです。英語の塾講師としてアルバイトもしていたのですが、その時にも『教える』ということに興味を持っていました。

でも、やりながら私の中で『教える』ということが、なんだか一方的になってしまうように感じてしっくりきていなかったんですね。

もっと相手(教わる側)の意見を元に(教え方を)考えた方が良いのではないかと漠然と考えていました。
社会人になってからは中学生向けに英語教材の営業・販売・企画の職に就きました。

直接小学生のお宅に行って「英語の勉強しない?」という英語の勉強を勧めるお姉さんみたいな仕事をしていました。そうすると子どもが「やだ、勉強したくない」と言うんですね。「なんで?」と聞くと

「だって何のために勉強するの?毎日電車の中つらそうだし、楽しくなさそうな大人になるためになんで勉強しなくちゃいけないの?」

と言われ、私は確かに、ズバリそのとおりだなぁと思ったのです。
この言葉を聞いた時、この子たちに勉強したいっていうモチベーションを高めて幸せになる人生を歩んでいきたいと思ってもらうためには、『まず目の前にいる大人達が幸せになっていないといけない』んだって思いました。

また私は学生時代に高校から留学をしていたり、パートタイム学生として学費を分割払いしたり奨学金をもらったりしながら大学に5年通っていたりした関係で、人より2年くらい社会に出るのが遅れていると思っていました。なので、その言葉を聴いたとき、

「やばい!これじゃ職業人のことを何もわかっていない大人だ!」とさらに焦りを感じました。
どうしたら大人たちの日々の社会をキャッチアップできて役に立てる仕事に就けるのかなって思い、ひとまず当時流行っていた人材紹介会社に転職相談を兼ねて出向きました。
そこで、こういうところでキャリアコンサルタント(当時は独占名称ではなかったのでそう呼んでいました)になれば、20代半ばの私でも人事や中小企業の社長とも話ができるし、企業がどういう人を求めているのか?についても一緒に考えたり勉強できるのではないかと考えました。

さらに、いろんな業界や職種の人と出会えて、この仕事をしていけば社会人がどう働いているのか、子どもたちが描く社会の大人たちの現状を知ることができる仕事だ!と思いました。

その後、ご縁があった人材紹介会社で企業向けの営業と転職を希望される方の支援、いわゆる両面型のキャリコンとして働くことになりました。

しかし、実際にやってみると違和感がありました。

人材紹介って営業が主軸なんですよね。上司はどんどん候補者を見つけて、会社も見つけて転職の支援をしろと言うのです。もちろん、営業としては当然なのですが、正直なところ「この人本当に転職した方が良いのかな?会社に残ったほうが幸せなのでは?」と思う人も中にはいました。

また、面談の時間も決まっていて最長でも1時間くらいですし、売上を立てるためには数をこなさなくてはいけなかったので、傾聴する面談に主軸を置かず電話面談でヒアリングだけで終わってしまうことも多かったです。

「この仕事は私がやりたいことに近いはずだけど何か違う...。」漠然とそんなことを考えていました。

そんな時に訪れたリーマンショックが今後のキャリアを考えるきっかけになりました。

また、同時期にプライベートでも結婚を決めるフェーズで相手が札幌に転勤になったので、東京に残って転職して仕事に就くか、転職と移住を一緒にするか悩んでいましたが、札幌ならありかもと思い、人材紹介会社は円満に寿退社をすることにしました。(笑)
それから少し転職活動をしていたのですが、たまたま前職のツテで紹介された方のお知り合いから再就職支援のカウンセリングや研修のお仕事や高校生向けの就職支援のお仕事をいただき、フリーとして徐々に希望に近いキャリアコンサルタントのお仕事ができるようになりました。

ーーKakedasにはどんな想いで関わっていますか?

「期待と自分に対しての勉強」です。

勉強とはいってもKakedasを通して自分を成長させたいというわけではないんです。Kakedasが発展していくのを手伝いながらやれることを積み上げていかれたらなと思っています。

それに、これも出会いだと思っていますし。お声がかかった以上、ご一緒にやっていきたいと思っています!(笑)
また、もともとやりたかったこととして『世界中の誰でも支援したい』という思いがあります。

それは国籍とか年齢や性別に拘らず、例えば日本の東京の近くにいたからこの人の支援ができる、ではなくて、海外にいる人でも日本に来てこういう事したいという人に対してその人の母国語や自然に話しやすい言葉を使ったり、環境を整えてコンサルティングやカウンセリング支援できればと思っています。

そうすることで安心してキャリアコンサルティングができる場を作りたいですし、そういう場に私もいたいです。実際にカウンセリングをするために飛行機で飛んでいくのは難しいけど、オンラインであればそれはできますよね。

そういう意味では、Kakedasさんのオンラインでキャリアコンサルティングするっていうのは合っていて、この時代にあるべきものが来たなと思っています。

ーー対面とオンラインの違いは何か感じてますか?

ただ、私はオンラインで行うことが100%良いとは思ってないです。

オンラインにおいて、一度も会ったことがない人同士、お互いにどう思うかわからないと感じたり、肌感覚がないなというのが一つの大きなハードルだと思っています。

例えば、目の前で相手が泣きだしたりしたら、普通は大丈夫と声をかけたり、ハンカチ出したり人の温度を感じるのが対面だと当たり前にできるわけですけど、オンラインだと出来ないわけですよね。

そうするとコミュニケーションにハンデが生じるので関わり方が変わると思います。

初対面の人が全員駄目というわけではないですが、人の温度感という対面ではありうる

自然なコミュニケーションがオンラインでは越えられない壁だと思っています。

ーーあなたにとって人生の主人公とはなんでしょうか?

みんな主人公だと思っているのですが、
「自分の人生を幸せに生きようと精一杯取り組んでいる人」なんだろうなと思っています。
自分の人生を幸せに生きるためには、人との関わりの中で人って生きていかれるので、自分が幸せなら周りの人も幸せという感覚があったり、この人が幸せなら私も幸せを感じたり、きっとそういうところって常にあると思っていて、それに対して邁進している姿が人生の主人公だと私は思います。

ーー最後に
英語教材の販売員時代に出会った子どもに言われた一言は、非常に核心をついているなと私自身も感じました。

これからの時代を生きていく子どもたちに私達大人が明るい未来を示していける様になっていきたいですし、そんな社会にしていきたいですね!

私も三浦玲さんのように自分の中に軸を持ったキャリコンを目指したいなと思いました!

インタビュアー 中村 健悟

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