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日本・インドネシア在住メンバーでひとつのチームを作る

こんにちは!インドネシア関連事業を展開するカケモチ株式会社で採用・組織を担当しているごきたです。

カケモチでは、日本とインドネシア、それぞれに在住するメンバーが集まり、多国籍のチームを作ろうとしています。

これまでは各国でバラバラにチームが編成されており、関わりがなかったのですが、今後の事業展開なども踏まえ、ひとつのチームとしてやっていくことになりました。複数国籍の組織づくりはまだまだ始まったばかりなので、この記事では、まずどんなことから始めたか?を書いていきます。

※なぜインドネシア?などのお話は、こちらの記事もご覧ください!

やったこと

日本とインドネシアでチームをひとつにする、と決めてからやったことは次の4点です。

  • 全員が入り、雑談できるSlackチャンネルを作成

  • コミュニケーションのきっかけになるツールを導入

  • メンバー紹介ページを記入

  • 全メンバーが集まる、オンラインのキックオフミーティングを実施

1. 全員が入り、雑談できるSlackチャンネルを作成

当初は、まだ日本・インドネシア合同のプロジェクトはなかったため、まずは全員が入るSlackチャンネルを用意しました。

そこでは出勤時に一言だけ投稿してもらうようにしています。雑談好きなメンバーも多いので、そこから自然に雑談が生まれたりしていて、顔をあわせたことがない・仕事の関わりもないメンバー同士でのやりとりが盛んに行われています。
(これって結構すごいことじゃないか…!)

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2. コミュニケーションのきっかけになるツールを導入

自然に雑談が増えたとはいえ、コミュニケーションをより活性化させるためのきっかけは必要。そこで活用しているのが、Colla(コラ)です。

Collaは、Slackスペースのメンバーに様々な質問を投げかけてくれるアプリケーションです。「一番役に立たなそうなあなたの特技って何ですか?」「どんな職業にでもなれるなら、何になりたいですか?」といった質問にメンバーが回答すると、指定したチャンネルでbotが回答を共有してくれ、そこから雑談が始まったりしています。

アルバイトについての質問。ここから、みんなのアルバイト経験について話が広がりました

Collaの機能のひとつ「キャンディ」を使うと、感謝・称賛の気持ちをキャンディとともに贈ることができます。さらに月に1回「キャンディアワード」としてキャンディをたくさんもらったり贈ったりした人が表彰されます。

普段プロジェクトでの関わりがないメンバー同士だと雑談は自然発生しにくいので、このようなツールを使って、人となりを知ったり、感謝称賛を可視化するようにしています。

Colla、キャンディについてはこちらの記事もお読みください。

3. メンバー紹介ページを記入

どんな人が所属しているのかをお互いに把握するために、メンバー紹介ページも用意しています。

住んでいる地域や稼働時間、なぜカケモチに入社したのか、などを一人ひとり書いてもらってメンバー全員に共有しています。

4. 全メンバーが集まる、オンラインのキックオフミーティングを実施

先日、初めての全社ミーティングを実施しました!ほとんどのメンバーはこれまで、テキストや音声のみのやりとりでしたが、初めて全員が顔を合わせました。

 当日は次の流れで進行しました。

  • 自己紹介

  • 社長より、事業方針の説明

  • 組織開発担当より、組織で大切にしたいことの共有

個別に動いていたチームをひとつにするタイミング。「なぜこれまでとやり方を変えるのか」といった点を、事業的な背景から伝えるのが大切なので、こういった場は継続的に作っていきたいと思います。

初めての全体ミーティングの様子

どんなチームにしていきたいか

このように、少しずつ組織として動き始めているカケモチで作っていきたいチームのイメージがあります。

まずは、これは創業当時から代表が言い続けていることなのですが、「まじめにコツコツできる、いい人が集まる組織にしたい」ということ。組織に所属することの価値のひとつは、「誰と働くか」だと思います。周りのメンバーと気持ちよく働き、さらにはいい刺激を受けることで自分の成長にもつながります。

「まじめであること」は馬鹿にされたり笑われたりする風潮もありますが(特に学校などで)、私たちはそれをむしろ価値だと考えています。まじめにコツコツと仕事に集中しつつ、周囲のメンバーと気持ちよく、楽しく働く。そういった環境を作っていきたいです。

逆にいえば、そういう方であれば誰でも歓迎です。国籍や住んでいる場所によって得られる機会の差がないようにしていきたい、という思いで組織づくり・制度づくりをしています。

現時点では公用語を日本語にしているので、一定レベルの日本語力が必要ですが、非ネイティブスピーカーのメンバーでも働きやすく、かつチャンスを掴みやすい環境を作るため、試行錯誤しています。

まだまだできていないですが、メルカリさんの「やさしいコミュニケーション」なども参考に、社内の取り組みや環境づくりにも力を入れていく予定です。

インドネシア在住メンバー向けの有給休暇制度

上述したような「国籍や居住地によって機会の差がないチーム」を作る取り組みのひとつとして、インドネシア在住・フルタイムの業務委託メンバーに対する有給休暇の制度を整えました。

現在、カケモチはインドネシアに法人がないため、現地在住のメンバーを正社員として受け入れることができていません。業務委託での契約であっても、実態としてはフルタイムで稼働してくれていたり、正社員転換の意欲を持ってコミットメントしてくれているメンバーが複数名います。そういった方にも働きやすい環境を提供できるよう制度化しました。制度は早速活用してもらえているので、嬉しいですね。

多国籍チームならではの失敗…

このように、チームづくりは順調に進んできていますが、実は早速失敗もありました…。

全社ミーティングを、日本時間14時、インドネシア時間12時に設定してしまったのですが、ミーティングを始めようとしたところ、インドネシア在住メンバーの背景から大きな音が聞こえてきたのです。イスラム教では1日5回お祈りがあるようで、その2回目のお祈りの時間と重なってしまったのでした。

時差を考慮できていなかったので次回以降は気をつけようと心に誓ったのと同時に、万が一失念してしまった場合には「お祈りがあるから別の時間にしてほしい」と言ってもらえるよう、メンバーにも共有しました。

会社として、宗教や言語、時差などへの配慮は最大限していくつもりですが、メンバーからも率直に意見をしてもらって、働きやすい環境づくりを一緒にしていけるのが理想です。

メンバーが持つ様々なバックグラウンドを知ろうとする姿勢と、誰かが我慢する必要のない環境づくりを徹底して進めていきたいと思います。

おわりに

今回の記事では、カケモチが多国籍チームを作っていくうえでまず取り掛かったことをまとめました。まだまだ模索中ですが、いいチームを目指した取り組みは地道に続けていきたいと思います。その過程もまた記事にしていきますので、今後もぜひ読んでいただけたら嬉しいです!


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