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インドネシアで1万円でインスタ広告を回して意味があるか

三度の飯よりインスタが好きなインドネシア人に広告を出すのは(飯の方が好きか)、認知獲得や集客という観点では効果があります。私の妻も暇があったらインスタばかり見ていて、気に入った広告から勢いのままにショッピングを楽しんでいるので。

ただ、タイトルの通り意味があるかないかは、この文章を読まれている方の見込み客に大きく依存するかなと思います。

例えば、ターゲットとするユーザーがそもそもインドネシア人ではなく、

  • バンドン在住

  • 日本人

  • 20代

  • 未婚

  • 女性

だったとします。

それであれば、1万円の広告費でも十分にリーチできるので、後はバナーとそのランディング先のページ次第で勝負できます。つまり、意味があると。

ところが、

  • ジャカルタ在住

  • インドネシア人

  • 20〜40代

  • 女性

みたいな大きな括りだと、やる意味ほぼないと言えます。外注したところで、結果を出せる広告代理店もないかと。つまり、意味が無いと。

1万円で広告出稿するなら対象を限りなく小さく絞る

インドネシア在住の日本人対象だから意味があり、インドネシア人対象だと意味が無いという話ではないです。

リーチしたいターゲットの規模の問題ですね。よって、上述した例で言い直すと

  • 南ジャカルタ在住

  • インドネシア人

  • 40代

  • 未婚

  • 女性

と絞っていくと話が変わってきます。これを可能な限り小さく絞っていかないと、1万円で広告を出稿しても厳しい結果に終わります。

よって、インスタ広告にチャレンジしてみたいと思ったら、まずはどういったターゲット層に広告をリーチさせたいのかを考えてみてください。

経験則上、このターゲティングの解像度を粗く設定している方が少なくないです。この解像度が荒いと、インスタ広告に限らず、あらゆるマーケティング施策が非効率に終わります。

この記事の想定読者は、インドネシア人社員がいる会社に勤めている方(経営している方)を想定しています。若手インドネシア人であればデジタルネイティブなので、「Googleで調べながら、試しにちょっとインスタグラム広告を運用してみてよ!」と依頼したら、案外できてしまったりします。

ただ、その際の最低限のチェックポイントとして、このターゲティングの設定だけは一緒に見てあげることを強くおすすめします。

余談ですが、インドネシア人見込み客にアンケート調査って取ったことありますか?弊社であれば、10万円くらいから実施できるので、ぜひこちらの資料を見てください。

1万円で広告運用するなら自社でやった方が良い

上記の通り、デジタルネイティブの少し賢い社内のインドネシア人スタッフに依頼すれば、広告運用自体はスタートできてしまいます。

一方、外部のネット広告代理店にインスタ広告の運用を依頼すると、広告費の総額の15〜20%が相場。ただし、最低手数料は3万円みたいな企業が大半です。ので、1万円とかで広告運用を依頼すると、手数料が3万円になるので、広告費の3倍の費用を払うことになるわけです。

つまり、1万円でインスタ広告を運用するなら、自社でやった方が良いということですね。

1万円とか2万円とかなら、正直運用に失敗しても大したダメージにならないですし、自社で広告を運用することで学びも多くなります。リスティング広告と違って設定項目が少なく、設定の難易度も低いので、適当にポチポチいじっていれば何とかなったりします。

どうせ完璧な広告運用はできないけど失敗した時のリスクも小さいので、とりあえずバナー作って、ポチポチ適当に設定し、まずは広告を出稿してみることで数字が動き始め、自社のサービスサイトなりコーポレートサイトなりを見てくれるインドネシア人が増え始める。これが一番大事です。

全ては行動してみて分かることが多々あります。

少額予算でしばらく広告を運用してみて、もっと成果を出したいなと感じ始めたら、予算を増やしてネット広告代理店に相談してみると良いと思います。

ざっくりでも自分で広告運用を経験した後なので、代理店のコンサルが提案してくることも何となく理解できるし、怪しいことを言っていたら見抜くこともできます。

つまりやり方次第で1万円でも広告を運用する意味があるということです

インドネシアで1万円でインスタ広告を回して意味があるかというタイトルでしたが、結論としては意味があるという話でした。


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