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5才児から教えられた話〜あたたかいベッドと食べものがある幸せについて〜

どんな高級ホテルよりお家のベッドとご飯があるありがたみについて、5歳娘から教えてもらいました。

娘:やっぱりおうちのお布団がいちばんだよね。お部屋もあるし、ベッドもあるし、ぬいぐるみもおもちゃもたくさんあるし。

私:そうだね。

娘:でもね、おうちがない人もたくさんいるんだよね。おふとんない人も。

私:なんで知ってるの?

娘:本で読んだよ。おうちがない人はベンチとかでねているんだよね。
床でねているんだよね。ごはんもなくてかわいそうだよね。
私は毎日ご飯も食べられて、家もあって、ベッドもあって幸せだよ。
かか、いつもありがとうだいすきだよ。

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私自身、その絵本を読んだ記憶はない。いや、忘れてしまったという表現が正解かもしれない。

我が家では本をたくさん読み聞かせしている。

毎週火曜日に10冊の絵本を図書館から借りている。ここ1年でいえば、月40冊×12カ月=520冊は読んでいるだろう。無数の絵本を借りたから、忘れてしているのかもしれない。

もしかしたら、フィリピンで実際に目にした光景を覚えているのかもしれない。

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5才児から、当たり前の日常のありがたみについて気付かされた。

家がある、あたたかいお布団がある、食べものがある、親がいる。
そして、元気に今日も生きている。

感謝を忘れてはいけない。

そのひとつすら叶わないこどもは世界中にたくさんいる。

2歳から連れ出した母子海外旅行。

記憶なんてなくてもいい。
世界の現実を見せてあげたい。

何かのきっかけになればいい。

もしかしたら、娘の脳裏に焼き付いているのかもしれない。だとしたら、旅行に連れ出した親の立場として、これ以上うれしいことはない。

実際に娘の目で見た光景。

鼻で吸い取った匂い

耳で聞いた騒音

肌で感じた異国の空気こそ、私がプレゼントできる唯一のものだから。

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経験こそ宝。
どんなにAIが進化しようが、身体で感じる五感には敵わない。

次の行き先ではどんな心を揺さぶられる景色が見られるだろう。
だから、今日も私は旅に出る。

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