NOTEにもNG集がほしい!

自分は、「NG集」が大好き!ドラマならば俳優さんたちのラフな感じがみられて面白いです。

アニメのNG集も同じく大好き。ピクサー映画ではよく見られるものです。ただ、世間では賛否両論といった感じです。反対派の意見としては「ストーリーが壊れる」といった具合だそう。自分としては世界感を好きになるタイプなので、「キャラクターが仲良く演技している」というだけでも楽しくなってしまいます。

ところで、こうしたNG集は比較的映像作品にみられます。しかし、こうした文章を用いるものでもNG集は作れないのか!「ドラマ的NG集」と「アニメ的NG集」に分けて考えてみます。

まず、「ドラマ的NG集」について。そもそも、NG集というのは演技をしているうえで自然発生するミスのことです。そのため、エッセイで作るのは厳しそうです。しいて言えば誤字、脱字などでしょうか。ネットには「LINEの面白い誤爆」などがまとめられていますが、これらがそれに該当しそうです。

次に「アニメ的NG集」。アニメは当然クリエイターの皆さんが丹精込めて描いて初めて存在しますから、NGも人為的に創らなければなりません。(まれに技術的な失敗というケースもありますが、今回は無視します。)文章も人が使って初めてな存在しますから、この意味で親和性は高いように思えます。では、実際に創るとなると、どうすればよいのでしょうか。

 まず、「NG集」と相性の良さそうなジャンルを考えます。これはやはり小説ではないでしょうか。論説やエッセイの場合、書くこと自体をいじるということが難しくNGの幅が狭いと思われます。

では小説だとどうなるでしょうか。少しだけ作ってみます。



(原作版)

「ジリリリリ・・・ジリリリリ・・・ガシャン」

けたたましくなる時計をA君は雑にたたいて止めた。

「やばい!遅刻だ!」A君は時計を見るなり叫んだ。どうやら下にいる母にも聞こえたようで、

「早くしなさい!B君来てるわよ!」

「わかった!」

階段をどたどたと降りて、一階のリビングに向かう

皿の上にあるパンを加えながら急いで家を飛び出す

「ぼへむ!まっふぁ?」

「大丈夫、行こうか」

二人は今日も仲良く学校へ向かう。




(NG集)

「ジリリリリ・・・ジリリリリ・・・」

けたたましくなる時計をA君は雑にたたいて止め・・・

・・・・・・彼の手は時計をとらえることなく、音が鳴り続けている。

彼は再び止める気力もなく、再び眠りについた・・・

再び目を覚ましたのはそれから30分後であった。

「やばい!遅刻だ!」A君は時計を見るなり叫んだ。どうやら下にいる母にも聞こえたようで、

「早くしなさい!B君来てるわよ!」

「わかった!」

階段をどたどたと降りる。

ガシャン!

どうやら階段から転げ落ちたらしい。幸いにもけがはなく、眠気もさめたようだ。

皿の上にあるパンを加えながら急いで家を飛び出す

「ぼへむ!まっふぁ?」

しかし、B君の姿はそこにはなかった。30分も待っているのだから当然である。

落胆しながら学校へと向かった。


・・・とりあえず書いてみましたが、これ面白いのか?やや疑問の残る結果となってしまいました。

こうした結果の理由はいくつか考えられます。一番大きな理由は原作が面白くないということでしょう。もっと面白いクリエイターに書いてもらえれば、また違ったかもしれません。

他には、見せ方にも問題があるのかもしれません。原作とNG集を分けるのではなく、織り交ぜて作ると面白くなるかもしれないです。