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令和5年 司法試験 再現答案構成(刑訴)
捜査①
1 領置(221条)が令状を不要としている趣旨→遺留物の定義(占有者の任意に提出した物も含む)→本件の占有の移転の過程を説明し、遺留物該当
2 そのまま収集され中身を見られることのない期待を制約するので、比例原則が妥当する。
(1)目的=何らかの犯行道具の収集・保全
必要性=ビデオカメラの映像の流れ→甲が犯人と一致→甲のゴミには犯行に使われた道具が存在する蓋然性大+足跡以外に証拠はなかっ
令和5年 司法試験 再現答案構成(刑法)
設問1
(1)密接性+危険性 (判断要素としてクロロホルム)
(2)⑤で実行の着手
※感想
設問1全体を通して、あてはめはそこそこしたが、抽象論を含め守れたかは微妙。
設問2
1 乙丙=強盗致傷
(1)共同正犯の要件(共謀+共謀に基づく実行行為)
構成要件→財物移転(丁寧にあてはめ)
・処分行為は不要
(2)致傷結果について
強盗の原因行為から生じているので、強盗の機会性
令和5年 司法試験 再現答案構成(民訴)
設問1
1 ①裁判に対する国民の信頼
②真実発見・相手方の保護
→法的根拠=信義則(2条)
①より、ア)著しく不当な方法により収集された証拠であり、かつ、
②より、イ)証拠能力を否定することが相当と認められる場合には、
証拠能力を欠く。
2 あてはめ
220条により文書提出命令の対象となっていない証拠であり、(問題文の事実を摘示し)著しく不当な方法で証拠がとられた(ア充足)
し
令和5年 司法試験 再現答案構成(商法)
設問1 (1)
1 423
(1)任務の特定=公正な価格で取引をする義務
→4000万円も上乗せして取引をしている。=任務懈怠
(2)反論①=重要な財産の譲受に該当し、取締役会の承認を得ている。
→取締役会の承認は任務懈怠を免除するまでの効力を有しない。反論は失当。
(3)反論②=総株主の同意(一人会社)
→反論は妥当であるので、任務懈怠は免除される。
(∵会社利益は究極的には株主利
令和5年 司法試験 再現答案構成(民法)
設問1
1 配偶者短期居住権→用法遵守義務による消滅(1038Ⅲ)
黙示的無償の使用貸借という構成は、配偶者短期居住権が消滅した以上、考えられない。(∵黙示の契約を認めた判例を改正により明文化したものが配偶者短期居住権だから)
2 持分は4分の1→252Ⅰの過半数には達しないので拒むことが可能
249Ⅱにより5万円は支払う必要あり。
設問2
1 受領遅滞→債務不履行を原則として構成し
令和5年 司法試験 再現答案構成(行政法)
設問1(1)
1 処分性の規範
公権力性○
2 直接具体的法効果性
(1)病院の判例:通達による内部の拘束力=相当程度の確実さ
→本件は56条7項8項による効果裁量あり→判例の射程は及ばない。罰則がないことから後、これを続処分の不利益とすることはできない
(2)しかし、弁明の機会→実質的には行手法の聴聞(誘導が全く理解できず。)
→処分性あり
設問1(2)
1 法律上の利益を有す
令和5年 司法試験 再現答案構成(憲法)
設問1
1 ①年齢制限及び②性別について
(1)平等権=14条1項
年齢及び性別についての区別が存在する。→相対的平等の論証
(2)
ア ①について
年齢は自己にとってはどうしようもない事柄+遺族年金はシングルファーザー・シングルマザーにとって生きるのに不可欠→中間審査
イ ②について
後段列挙事由(機会の平等)→中間審査
=目的が重要で、手段との間に実質的関連性があるか否か
(3