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原点









なぜ山に登るのか

そこに山があるから。

なぜ写真を撮るのか

そこに心動く何かがあるから。

その時、その瞬間、

撮りたいと思ったものを撮るだけ。

日常の記録、メモみたいなもの。

狙って撮る写真もいいけれど、ただの日常の、ありふれた景色を撮ることで気づくこともある。

狙って撮った写真より、何気なく撮った写真の方がリアリティーを感じたりもする。

メモするように撮る

メモ写真

メモするなら紙と鉛筆があればいい。

写真撮るならカメラがあればいい。

スマホだって、型落ちのコンデジだって、写ルンですだって
なんだっていい。

なんて乱暴な言い方かもしれないが、
カメラなんて何でもいいのかもしれない。

自分が感じた何かを残すための道具がカメラなのだから。

私はカメラが好きなのではなく、写真が好きなのだ。

写真を撮って、見て、感じる。
それがただただ好きである。

好きの原点はありふれた日常のなかにある。

そう思うこの頃。



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