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春の撮影会

先週の土曜日は天候に恵まれ、春らしく、撮影会にふさわしい陽気であった。

新聞にも案内が掲載されており、撮影会場には写真撮影を求め、朝から人が押し寄せ、夕方まで盛況であった。


撮影オーダーを出す監督と腕のいいカメラマン、次から次へ訪れる人々の写真を撮っていく。撮影会場は建物の二階にあり、私は相方と共に訪れた人々を案内し、監督のオーダーをカメラマンに伝える。階段を何度往復しただろうか。
午前中だけでもかなりの方が来場され、午後も予約が入り、お昼休憩中も撮影依頼の電話が入り、受付嬢は電話対応に追われていた。結局、休憩もままならず午後に突入した。
撮影を終え、納得の一枚が撮れた方もいれば、残念な一枚になった方もいた。
残念な方には写真データをCDにおとしてお渡しし、別の撮影会場を紹介した。
そんなこんなで気付けば夕方となり、カメラマンはもちろん、私と相方も疲労感がにじみ出ていた。
腕のいいカメラマン、商売繁盛ですねと声をかけるも、苦笑である。

老若男女、実に様々な方々がいらっしゃった。
要望…ではなく、訴えも様々、
打った、ぶつけた、ひねった、転んだ、切った、刺さった…
流血あり、涙あり、悲嘆あり、安堵あり…

とりあえず無事に終了したが、
私も相方も疲れていた。最後に私たちも写真を撮ってもらおうと監督にお願いしてみた。

「どこがいい?どこでも好きなところ撮るよ」

「じゃあ、全身にしようかな。疲れすぎてどこか折れているかもしれないから…これがホントの疲労骨折」

なんて馬鹿げた会話をしながら一日が終わった。

外科の休日当番医は盛況の末、終了。
休日料金で割増にも関わらず、大勢の方にお越しいただき、感謝である。

出演者
【お客様】1歳〜91歳までの老若男女多数
【監督】I 先生
【カメラマン】放射線技師Kさん
【私と相方】看護師【受付】医療事務さん


解説
外科の休日当番医は朝から大盛況であった。
当番医の案内は新聞に掲載されるのだが、この日は何故か掲載されていなかった事が発覚した。
新聞社の手違いにより、当院の情報は掲載されていなかった。新聞社からの謝罪電話が入った。
にも関わらずだ、皆どこで情報を仕入れてきたのか。やはりネットだ。医師会のホームページにはしっかりと掲載されていた。


転んで顔面を打った、
食後横になったら腰に激痛が走り、動けなくなった、
昨日まで普通に歩いていたのに、今朝から痛いと言って歩きたがらない(1歳児)
サイクリング中にコーナーを曲がりきれず転倒した、
椅子に座っていて床に落ちたものを拾おうと屈んだら腰に激痛が走った、
サッカーの試合にて、ゴールでボールを弾いた際に足首をひねった、
キャベツを切っていて、指まで切った、
バスケ中に友だちとぶつかり、顎を強打の末、パックリ流血、
家の階段を踏み外した、
ガラスの破片を踏んだ、
指を襖にはさんだ、
部活の練習中後ろ向きに走っていて転んで手をついた際に手首をひねってしまった、
トイレで転倒した、
ゴルフの打ちっぱなしで脇腹をひねってから、息をするのも苦しい、

春の陽気に誘われ、外へ出てアクティブになろうとしても、冬の間に鈍った体ではやはり無理がかかったのだろう。
準備運動中の負傷もあった。

残念ながら骨折の方は手術可能な総合病院へご紹介。

パックリ切ってしまった方は縫合した。

放射線技師さんはケガ人たちの写真を撮って撮って撮りまくって大活躍であった。

さて、次回の開催日はゴールデンウィークの5月4日である。大盛況になりそうな予感がしてならない。天気が悪く雨になることを願うしかない。事実、冬の当番医では寒さもあり、皆外出しないので比較的平和である。
ちょっとずつアクティブになることをお勧めする。

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水中運動なら浮力の力を借りて、負担をかけずに運動できるかもしれない…





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