「星の王子さま」ブックレビュー
作者 サン=テグジュペリ
訳者 浅岡夢二/絵 葉祥明
初出は1943年アメリカ、こちらの訳本の発行は2008年でした。
電子版でも絵が楽しめます。
小さいけど。
世界中で楽しまれている「星の王子さま」を紹介します。
ネタバレはなるべく避けているのですが、少しだけ主軸に触れています。
「宇宙にたった一輪しかないバラだから、それを持っているというのはとても素敵なことなんだ」
砂漠の真ん中で出会った王子さまは、小さな星からやって来たと言います。
宇宙を旅して、いろいろな星の住人たちから学んできたのでしょう。
王子さまの話にはヘンな大人が登場します。
権威を振りかざす王様、うぬぼれや、酔っ払い。
みんな規則に縛られて生きる人たちなのです。
大人になるとは一体どういうことなのか。
風刺として描かれることで、作者の世間への抵抗が読み解ける。
大人が楽しめる作品です。
同じ本は見つけられませんでした。
読書ノートも書きました。
重要な部分は隠しています。
応援いただけると嬉しいです。これからも続けられる糧となります。