山中先生がご自身で発信されている情報より、サーバーが気になってしまう話
前の記事で、新型コロナウイルス感染症対策サイトの話の続きっちゃあ続きなんですが、山中先生がご自身でコロナの情報を発信されているそうです。これは誰かとのメッセンジャーで教えて頂いたと記憶していますが、あのiPS細胞研究でノーベル生理学・医学賞を受賞されたあの中山先生です。
で、なんで話題になったかというと、中山先生が自ら情報発止しているのがすごいとか、そういうアカデミックな専門的どうこうという難しい話ではなくて、しばらくコンテンツが503(サービスが利用できないコード)っぽい内容が表示されてたそうです。混雑してますのでしばらくお待ちくださいとかよくでるやつですよね。
単純に思ったんです。内容についてはさておき、中山先生が情報発信するといえば、結構なアクセスが来るのは想定できます。どうも503の時は、NHKかなにかで紹介された(NHK砲ですね)ようなのですが、対策さえ立てていれば回避はできます。
情報は人に届けてこそ意味がある。
つまり、見られない情報は発信していないのと同じです。早速ホームページを見てみたのですが、どうもCMSを使っている感じもない。ソースもなんか昔のテイストでなつかし感じ。静的HTMLを自分で編集して乗せてる?体感速度もそんな感じ。
$ nslookup
> www.covid19-yamanaka.com
Name: www.covid19-yamanaka.com
Address: 54.248.199.160
> 54.248.199.160
160.199.248.54.in-addr.arpa name = ec2-54-248-199-160.ap-northeast-1.compute.amazonaws.com.
(わかりやすくあえてnslookupにしてます)
えっ、AWS(Amazon Web Service)のEC2?
ap-northeast-1は、東京リージョンです。これなら高速なのは分かります。ただ、EC2直つなぎでは、大量アクセスにはなかなか対応できないでしょう。インスタンスを上げるくらいしかないですよね。Cloufront・・・いやそこまでしなくてもS3でもいいかもしれません。
でもわたしならこの作りで高負荷高アクセスに耐えるにはどうするかなぁ。AWSはトラフィックが従量課金だし、国内のそこそこのVPSとなんちゃってCDNの組み合わせとか考えてしまいます。
例えば、さくらのVPS+cloudflareとか。cloudflareと言うとなぜかゴミのように扱われる事が多いですが、使ってみるとなかなかいいんですよ。キャッシュのパージとかにはくせがあるので、ある程度配信側で工夫する必要はあるのですが、普通の用途なら特に設定もしなくていい勢いです。
CDNでキャッシュするので本当にVPSなんでもいいんですけど、さくらのVPS1G900円(東京リージョン)+Cloudflare無料プランで全然さばけると思います。でもせっかくなので、CloudflareのProプランくらいつけてもいいかもしれません。月額$20で賢く最適化してくれます。基本的にはDNS書き換えるだけなので導入は気絶するほど簡単です。いっそVPSでさえなくていい気がしてきました。
もしご本人でサーバー構築してコンテンツ作ってアップしてるのであれば、それはそれですごいので、このまま続けて欲しいです。
ご本人は「関係ないよ」と行ってますが、一応あそこはどうなってるかさらっと見てみます.
traceroute to www.cira.kyoto-u.ac.jp (130.54.100.1), 30 hops max, 60 byte packets
1 (ナイショ)
2 (ナイショ)
3 0-0-0-11.tky-kc-acr01.sphere.ad.jp (203.138.77.233) 2.861 ms 2.813 ms 2.771 ms
4 0-0-1-0--2025.tky-no-bdr01.sphere.ad.jp (202.239.117.2) 2.718 ms 2.655 ms 2.604 ms
5 as2907.ix.jpix.ad.jp (210.171.224.150) 2.518 ms 2.453 ms 210.173.176.94 (210.173.176.94) 2.392 ms
6 150.99.91.166 (150.99.91.166) 8.676 ms 8.815 ms kyoto-RM-ET-7-1-0-1151.s5.sinet.ad.jp (150.99.89.184) 8.815 ms
7 * * *
8 * * *
ああ、そりゃSINETか!大学ですからね!
アホなことしていましました(苦笑)
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