見出し画像

三浦春馬くんのこと~三浦大知くんとの共通点を見つけて泣く~

あの日、Twitterのトレンドをのぞいて、あまりの意味の分からなさに変な声が出て、そのあとしばらく震えが止まらなかった。

めちゃめちゃコアなファンではなかったけれど、好きだった人が亡くなってしまった。

この1週間、Twitterやインスタ、YouTubeで「めちゃめちゃファンではなかったけど・・・」って書いている人が多くて、「それ書く必要ある?」ってすごく思うんだけど、事実をありのままに書こうとすると自分も同じ表現になる。

いろいろな報道がされてどれが本当かなんてわからないけど、たくさんの人の「いつも優しくて、自分より人のことを考える人」という共通した印象からするに、コアなファンの方はもちろんたくさんいたけど、そうでない、本人も気づいていない潜在的「三浦春馬ファン」がめちゃくちゃ多かったんだろうなと思った。

なんで気づいていないかと言うと、うまく言えないけど「なにかクセがある人」の方が熱狂的なファンが多い気がするから。

例えば、演技力は圧倒的だけど、たびたび炎上するような人。
歌がめちゃくちゃうまいのに、それ以外(ファッションとか演出)で話題をかっさらいがちな人。
事務所に与えられた仕事じゃなく、自分がやりたい仕事しかやらないとわがままな人。(本当はわがままじゃない)
実力は誰もが認めるけど、ルックスにクセがある人。

春馬くんはどれにも当てはまらない。
なんでもすばらしくうまくこなせて、人当たりもよくて、仕事に対して文句も言わない、めちゃめちゃ美形な人。

そういう優等生な人は炎上しない分、とびぬけて話題にならない。
みんな「すごい人」と言うのはわかっていて、ドラマや歌番組に出ていたらずっと見ちゃうんだけど、沼にどっぷりはまるまではいかない気がする。

でも、ずっといてくれると思っていた素晴らしいものを提供してくれるはずの人がいなくなって、みんなやっとその存在のかけがえのなさに気づいた。

もっと早く気付いてみんながインスタフォローしたり、ファンだということをコメントしたり、CDを買ったり、舞台を見に行っていればこんなことにならなかったのかと思ったりする…それはわからないけど。

でも、「ごめんね」と言わずにはいられない。
なんとかその決断をしなくてもいい状態にできなかったのかと。

才能がある、努力もできる素晴らしい逸材がいなくなったことが辛い。

でも、なによりも自分より若い方が自らの人生に幕を下ろしてしまったのが辛い。

親のような気持ちになっている。

ファンということに今になって気づく

いつだったか、12年とか前くらいに夫が買っていたヤングジャンプの裏表紙に携帯ゲームだったかの広告で「春馬、ハマる」って言いコピーと一緒に春馬くんが写っていた。

それがめちゃくちゃ印象に残っている。

上手いコピーだなーと思ったし、いい名前だなーってずっと思ってた。

14歳の母の相手役なのは知ってたし、恋空やごくせん、ラストシンデレラやわたしを離さないで、おんな城主直虎、オトナ高校、TWO WEEKSも楽しく見ていた。

コンフィデンスマンJPロマンス編もめっちゃ好きだし、プリンセス編も公開初日に見た。

ファンだと気づいていないから、春馬くんが出るから見ようと思っていたわけではないけど、春馬くんがでるなら安心して見れるなとは思っていた。

今回のことでいろいろ見ていたら、アンフェアのあの弟くんの役をやってたことを思い出した。
UNOのCMもみんなカッコよくて好きだった。
おーいお茶のCMも、オルビスの膝を抱えているけど全裸で彫刻みたいなCMも、タウンワークで国歌斉唱みたいに歌っていた姿も思い出した。

去年のFNS歌謡祭でデビュー曲を歌ったのも見ていて、「歌もダンスもめちゃくちゃうまいな」と思っていた。
いつもはざっと見たら、自分がファンの三浦大知くんやDA PUMP以外は編集で消してしまうんだけど、春馬くんの歌は素晴らしかったし、シッキンが振付してたこともあって残してあったことに気づいた。

末娘を妊娠したとき、午年だから男の子だったら三浦春馬くんみたいに馬がついた名前にしたいなーと漠然と思っていた。

「でも、秋生まれだから春馬にはできないなー。」なんて。

結局、女の子だったから馬を付けることはできなかったけど。

こうやって振り返ってみると私の生活の中に普通に存在して、あの笑顔が心の中の彩りになっていた。

かなり好きやん私って思う。

7月の頭に、春馬くんの本「日本製」が重版で私が働いている本屋に入ってきた。

そんな本が4月に発売されていることは知らず、そのとき初めて見た本だった。
タイトルが俳優さんの本にしては不思議で、写真集って感じの本の大きさでもなかったからすごく気になった。

今回のことで、はじめてご本人のインスタを見たりして、その本が日本の良さを知るためにわざわざすべての都道府県に取材に行かれてできたものだと知った。
私が住む岐阜県にも足を運ばれて美濃和紙(全国的にはそんなに有名じゃないのに)について取材されていたらしい。

他にも、ドラマや舞台に対する姿勢、共演者との優しいやりとりを知った。

バラエティ番組での、春馬くんファンの外国の女の子たちにサプライズしたのも知った。

ストイックで男らしくて、でも人当たりは良くて、仕事仲間以外の人にも関わる人すべてに心を配れる人ということがわかり、今更ちゃんとファンになった。

もともとファンの人からすれば、「今更なんなのよ」と思われても仕方ないけれど…。

こういう人、私以外にもたくさんいると思う。

三浦大知くんと比べてしまう

私はもともと三浦大知くんのファンだ。

FNS歌謡祭に三浦春馬くんと同じ日に三浦大知くんも出演していて、ツーショットの写真も撮ってたこともあって、亡くなってからも何かとつなげて考えてしまう。

大知くんのファンにも春馬くんのファンにも気を悪くされる人がいるかもしれないけど。

・名字が三浦
・血液型がAB型
・一人っ子
・小さいころから芸能活動をしていた
・歌とダンスがうまいを通り越している
・圧倒的な表現力
・笑顔が素敵
・一緒に踊っているダンサーが共通している
・日本のものを大切にする
・黒い服を着がち
・みょうが

最後のみょうがは大知くんは「唯一の嫌いな食べ物」、春馬くんは「鉄分補給のために生でかじっていた野菜」と真逆なんだけど、このワードが出てくるのがすごいなって。

春馬くんのデビューシングルは大知くんと仲良しで何回も一緒に踊っているs**t kingz(シットキングス:通称シッキン)のNOPPOさんが振付をしている。
GROPというCMの振付も担当もシッキン。

FNS歌謡祭では三浦史也くんというダンサーが春馬くんの歌と大知くんの歌の両方にダンサーとして参加していた。

でもって、春馬くんと以前お付き合いの報道があった菅原小春ちゃんも大知くんを「大知先生」と呼んでいて共演している。

さらには、新曲「Night Diver」で春馬くんと踊っているAkanenちゃんも大知くんのツアーに参加している。(この曲はフロアに手をついて踊っているところが多くて、そんなところも大知くんを連想する)

亡くなった日の「音楽の日」に大知くんはシッキンと出演していて「I'm Here」という曲を歌った。

あの歌では大知くんが曲中にする気合入れみたいな「エイッ」っていう掛け声はしないんだけど、あの日はしたんだよね。

久しぶりのステージだったからかもしれないけど、気落ちしているであろうシッキンに向けての声だったのかなと思ったりする。

演技でも努力されていたんだろうけど、俳優さんなのに生歌で踊るのは、めちゃくちゃ努力している証拠。(春馬くんイヤモニすらつけていない、ISSAかよ)

※春馬くんはアクターズスタジオにいたころDA PUMPの曲をうたっていたらしい

その「努力の積み重ね」は、常日頃私が大知くんに感じていること。

たくさんの共通点があって、何かとリンクさせてしまう。

春馬くんは「大河ドラマの主役が決まって、その関係で紅白歌合戦に審査員として出演したい」とお話されていたそう。

でも審査員の前に、今年アーティストとして普通に出演していたであろうパフォーマンス。

踊っている姿を見ると、大知くんとの共演だってもしかしたらあったかもとか考えたり。(同じ白組だけど、2曲続けてパフォーマンスしたら、世界が度肝抜かれてたと思う)

あと、大知くんは23日に自身が行った「球体」というライブというか舞台をYouTubeでプレミア配信した。

「球体」はいつもの大知くんのライブとは違って、輪廻転生をテーマにした長編小説のような舞台。

初演のときは、私の母がもう余命いくばくもないときだった。「死」が身近にあったから、余計に「球体」と「死」を近づけて考えてしまった。

そんな経験もあって、今回「球体」を見ているとどうしても春馬くんのことが頭に出てきてしまう。

それに、この「球体」について、大知くんは長く続いていくプロジェクトと位置付けていて、いつか大知くんで再演するかもしれないんだけど、自分が亡くなっても別の人が演じるようなものにしていきたいと話している。

いつも俳優さんでダンスもうまい方に関して、「演じるということを仕事にされている方の表現力は素晴らしいから、それとダンスが合わさって誰にもできない踊りになる」というようなことを言っている大知くん。

球体だって、歌手としてのアプローチだけじゃなく、俳優としてのアプローチがあってもいいと思っているはず。

もし、そうなったら演じられる人の中に必ず春馬くんもいただろうな。

いろんなこれからの彼を見たかったし、球体を演じる春馬くんも見たかった。

※星野源さんがオールナイトニッポンで春馬くんの曲をかけたらしい。同じ事務所だけど会ったことがなかったそう。
源さん、大知くん、春馬くん(AB型の一人っ子同士)でお話する機会があったらよかったなぁとすごく思う。

未だに頭がバグる

春馬くんと交流があったいろんな人が気持ちを落ち着かせようとコメントしたり、ファンの方の春馬くんへの感謝のコメントを見ている。

私なんてにわかファンの典型なのに、全然整理がつかない。

出演されている映画を見たり、歌っているところを見たりしていると、生きていると頭が思う。
そのあと「あれ?もういなくなってしまったんだっけ?」と思って毎回ショックを受けている。

頭が混乱する。まだ普通に生きていて撮影とかされている気がする。共演者と話したりしながらくしゃっとなるあの笑顔が毎回浮かぶ。

もともとファンじゃなかったからこそ、今までそこまでこまめにインスタとかチェックしていない分、作品で見られればずっと生きているように感じる。

でも違う。それがわかると毎回ショックだから、亡くなったことにしているけど実は生きていて、どこかで好きなことをしているんだと思い込もうとしたりする。でもそれもできない。

どうやら、そんな頭がバグった状態を何百回も何千回も繰り返さないと私は受け入れられないようだ。

もしかしたら、一生受け入れないのかもしれないけど、これから、まだ見ていなかった出演作品を見たり、好きだった作品をたくさん見てたくさんバグろうと思う。

だから、まだお別れの言葉はここには書きません。





脈絡なくただただ思っていることを書いてしまいました。なんか整理したくて。
失礼しました。




普段は家事とテレビのブログを書いています。その名も「カジテレママ」そのままです。よろしかったらそちらにも遊びに来てください。 https://kazmamatimes.com