見出し画像

[Day 015-024] Yah Man, No Sah. / 安全なジャマイカ暮らしのために。

協力隊の活動を始めるに当っては、現地のことを知ることが先決。言語も然り。ジャマイカの公用語は英語ですが、日常会話では「パトワ(Patois)」という日本で言う方言のような言葉が使われています。タイトルの「Yah Man」はしょっちゅう耳にする万能ワード。「No Sah」は女性がよく使っていて、これも色んなニュアンスがあって好きな基本ワードです。欧米人よりも日本人が話す方がナチュラルに聞こえるようで、パトワをマネして使ってみるととても喜んでもらえます。

治安のこと

カリブ海に浮かぶ南国の島国ジャマイカ。レゲエ発祥の国ジャマイカ。ウサイン・ボルトに代表される陸上競技が盛んなジャマイカ。てっきり陽気でのんびりとした楽園をイメージしてきた筆者ですが、在ジャマイカ日本国大使館「安全の手引き」(2018.03)によると、2017 年の人口10 万人当たりの殺人事件発生数(発生率)が世界ワースト3位で、日本の約84倍。拳銃発砲事件に至っては約3000倍と、数字が大きすぎてピンときませんが、とにかく十分注意して生活しないといけないということを学びました。

ジャマイカにお越しの際は、外務省大使館のサイトで最新情報を入手されるとともに、「たびレジ」への登録を強くオススメします(写真出典:外務省サイト)。

災害のこと

ジャマイカを含む米国や中南米、カリブ地域においては、毎年6月~11月頃ハリケーン・シーズンとなっています。年によっては洪水・土砂崩れ等の深刻な被害をもたらすこともあるそうです。シーズン時には、最新のハリケーン情報の入手や懐中電灯や飲料水・食料の備蓄などの対策を忘れないようにしたいと思います(写真出典:米国ナショナル・ハリケーン・センターのサイト)。

ちなみに、北半球の国際日付変更線からグリニッジ子午線までの領域において、地上での1分間の平均最大風速が64ノット(74mph, 119km/h)以上となるまでに発達したものが、「ハリケーン」と呼ぶそうです(出典:在マイアミ日本国総領事館「ハリケーンの基礎知識」)。

健康のこと

ジャマイカにおける危険な風土病としては、蚊が周年発生するのでデング熱の流行があります。現時点ではデング熱に対する予防接種はなく、デングウイルスを媒介する蚊に刺されないように、長袖・長ズボンの着用、虫除けスプレーや蚊帳等の利用で対策する必要があります。(画像出典:国立感染症研究所サイト)。

ジャマイカへの渡航を計画されている方は、厚生労働省検疫所「FORTH」に気をつけたい病気や予防接種等の情報が掲載されているので、ぜひ参考にしてください。鳥取県でも海外から帰国された方が発症されたようで、早く回復されることをお祈りします。

いよいよ任地へ

記事を作成しながら何だか気分が落ち込んできてしまいましたが、とにもかくにも、キングストンでの研修生活を終えて、来週からは任地での協力隊活動が始まります。気を取り直して、写真はジャマイカでポピュラーな「Red Stripe」です。中でも私は「Sorrel」というハイビスカス・フレーバーがイチオシです。楽しくかつ安全に、充実した活動になりますように。Cheers!


ご覧いただきありがとうございます。よろしければ「スキ」ボタン(左下のハートマーク)をクリックしていただけますと執筆の励みになります。noteアカウントをお持ちでない方でもクリックできますので、ぜひ。