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”好き”より”楽しい”が力になる


今回はこのツイートをきっかけです。

よく「好きなことをしよう」という言葉があります。

これ、とてもむずかしいと思っていて、好きなことってなんだろうと言われると僕も悩んでしまいます。

そもそも好きってどういうことかというと

”対象” ← 好き ← ”自分”

という構造になります。

好きのためには、まず好きになる対象が必要です。

好きという言葉は対象と組み合わせてこんなフレーズになります。

・アイドルが好き
・旅行が好き
・映画が好き
・家族が好き
・ゲームが好き
・彼氏が好き

なんで好きなのか?と聞くと対象の「魅力」を語ることになります。

いかにアイドルが魅力的か、旅行が素晴らしいか、映画が良作か、ゲームが面白いか。

その時に注目しているのは自分ではなく対象の魅力なんですね。

対象がとても魅力的だから自然とあたりまえに自分の心が動いて好きという感情がうまれるという説明になります。

主が”対象”で、従が”自分”なんですね。

逆に言えば”好き”は対象に魅力がないと、違和感が残る。

なので、好きなことをしようということを考えると2つを説明しなければならない。

・対象の魅力
・対象の魅力に対して自分の心のポジティブな動き


プロフィールにも書いていますが、僕の最近のテーマは

「楽しい!は力になる」

でいろいろなところで言ってます。

「好き」ではなくて「楽しい」という言葉を使っています。

辞書的な解釈と違うかもしれませんが、僕は「好き」に対して、「楽しい」は、自分の中から湧き出てくる心の動きと考えています。とても属人的でその人の生まれ持った特性や、成長に伴ういろいろな経験に依存します。

主が”自分”で、従が”対象”になんですね。


だから、なぜ「楽しい」と思うかは言葉で説明することがとても難しい。

最近趣味は「商店街」と「事務局」と言っていると、「なぜ?」とよく聞かれます。説明しようとしますがとても言葉が足りない。おそらくむしろ僕の個人的な自伝を紐解く必要がありおそらく説明することは不可能です

それは「商店街」や「事務局」そのものが持つ「魅力」にたいして僕の個人的な特性と経験が組み合わさって「楽しい」になっているからです。

だから、いくら商店街そのものについて説明しても僕の感じる楽しさを説明するには足りない。

むしろ対象そのものの魅力を語ることが意味がありません。

一般的には「商店街」も「事務局」も、とても魅力的であるとは言われていません。だから、事務局の魅力ってなんですか?と問われても、簡単には答えられません。
説明できないけど事務局をやっているときはとても楽しいです。

説明のつかない根源的なところから湧き出てくる「楽しい」感情だからこそ、理屈をつけずに素直に従って行動するとそれは大きな力をうむと信じています。

先程の好きと違って考える事は1つでいいです。

・自分の心から湧き出るポジティブな感情


自分自身、趣味は事務局と言い続けていて、最近も2次会の会場探しとかいわゆる雑用をしていますが、これがとても楽しい。
それこそ、イベント会場で落ちているゴミ拾っているのも楽しい。

「なぜ?」と問われると「なんでだろうね?」としか言いようがないです。

きっと伝わらない。けどまあいいんです。

冒頭に戻ってTweetにある”好きなことが見つからない”のもつ難しさは「好きなことを見つけた!」と言うためには以下の3点をしなければならないからです。

①魅力的な対象を見つける
②魅力的である理由を見つける
③自分の心のポジティブな動きを見つける


僕の趣味が事務局とかこの流れで行くと②で挫折して、説明がつかないということは実は好きじゃないのではないかと思ってしまいそうです。

そうではなくて、楽しいと思う自分のポジティブな心の動きをまず見つければいいのです。

自分の心のポジティブな動き=楽しい! を見つける

「楽しい」は自分の中からうまれてくる原始的な感情です。

そこに素直に従うと楽になりますよという話でした。

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