見出し画像

今聴いてる曲で語る: What Do I Know?

We could change this whole world with a piano
Add a bass, a guitar, grab a beer and away we go

前に書いてたときは通勤電車の中で書いてたので投稿時間が一定だったけど、今は在宅で始業ギリギリまでゲームをしてるので書く時間がまちまちになりがち。
まあさておき。

音楽が好きでこんなふうに、音楽にかこつけた自分語りを書いている割に、音楽と正面から向き合わない人生だったように思う。チャンスはたくさんあった。

好きだけど、聴く専門。歌うのも好きだけど、多分上手くはない。分析はできないし、別に詳しくもない。この音楽のジャンルは何?って言われたら、うーん…POPとロックとジャズくらいは判るかな。音ゲーをやっていた時期があるおかげでジャンルの名称は知っていても、いざ聴いてみて、へえこれか、くらい。

10年ちょっとピアノを習っていた。でも、まともに弾けるようになった曲は少ない。一年に一度ある発表会直前に、焦ってギリギリ弾ききれるようになる程度で、曲名も今は一つくらいしか覚えてない。ショパンとかベートーヴェンとか著名な人の曲なんて、譜面を見ただけでギブアップしてしまうような、私にとっては超が3つくらい付く上級者向けの代物だった。

中学生の頃は、吹奏楽部でトランペットをやった。徐々に上達して正しい音が出るのが楽しくて、1stスコアをもらって主旋律を吹くのが楽しくて、すごく好きだった。そして二年生のときに、自分の吹き方(=マウスピースの使い方)がまともじゃないことを知り、引退まで変わらずに続けたけどどこか諦めた気持ちになってしまった。

高校生の頃、弦楽部に入ろうとした(チェロがかっこよかったから)。でも、私はヨット部にも入りたかった(あまりない部活でかっこいいから)。
兼部は駄目ですかと訊いたら、前に同じことをして辞めてしまった子の例(しかも中等部にいたヨット部の後輩だった)があるからどちらかに絞ったほうがいいと言われて、ヨット部を取った。

音楽を少しでも自分のものにするチャンスはたくさんあったのに、私はなんとなく譜面が読めて、むかしピアノとトランペットやってたよ〜と飲み会のネタにできるだけの人に甘んじている。別に、そういう人は多いだろうし、今となれば全ていい思い出だ。悪くはない。

それでも私は、なにか音楽がやりたいなあと今でもぼんやり思い続けている。Ed Sheeranのアコースティックギターを聴く度に、音楽への愛を感じる歌詞を口ずさむ度に、しみじみと考えることがある。

私は、音楽が世界を変えるというのをずっと信じている。じゃあ具体的に誰がどう変えるんだと言われたら、知らない。ただ音楽がなかったら、少なくとも私の人生はもっと殺伐としていただろう。何かを爆発的に変えるのではなくて、世界のどこかで、聴いている誰かの気持ちをほんの少し救える。それだけでも、世界を変えていると言えるのではないだろうか。
書いてて笑ってしまうくらいサムい言い種だが、まあそんなことを思うのだ。これもまた独り言なので、許してほしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?