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中、外、中、、、バスケにおける“引力”の法則🌎️

宇都宮戦GAME1で野本大智選手のスリーポイントシュートが炸裂しました。

レイクスを応援しているファンの皆さんなら分かるとおもいますが、昨シーズンの野本選手はプレータイムにも恵まれておらず、さらにスリーポイントシュートはどちらかというと苦手としており、パーセンテージも26.7%と、高いものではなかったです。
そこからの今シーズンの爆発。大事な場面でのシュート成功率の高さ。心動かされない人はいないはずです。

しかし、動画で見てみると、スリーポイントシュートを正しく打つためには、チームメイトがリズム良くパスを回していること。戦術とコート上での判断がいいから、ノーマークの選手が作れているということ。そして、インサイドでしっかりと体をぶつけて、相手ディフェンダーを動けないように抑えてくれている選手がいるからこそ、そのチェックが遅れ、外からスリーポイントシュートが打てるということ。すごく良く分かると思います。

インサイドの強力な選手がいるからこそ、その選手が持つ「引力」にディフェンダーが引き付けられて、外の選手がノーマークになるという仕組み。シンプルですけど、強いチームは必ずこの仕組み(法則)を使っていると思います。

レイクスでいうと、カーター選手であったり、市岡選手であったり、カミングス選手やモータム選手がその役割をになっている場合もあります。
逆に、彼ら(外国籍選手)が外からスリーを打つためには、小柄な日本人選手たちが「得点を取りに行く」という気持ちを示しながらペイントエリアにアタックすること。そのトリックというか、フェイクというか、実際にシュートまで行く技術というか、チーム内における信頼というか、、、その行動が「引力」になるわけです。

ビッグマンだけじゃなく、小柄で、スピードとテクニックのあるガードの選手も、バスケットボールの戦術において、すごい「引力」を発揮するプレイヤーとなれるわけです。
そういう視点でバスケットを見るのも面白いかもしれません。
いかに「引力」を発揮して、ディフェンスを引き付けられているか。トリックプレーで相手を騙して、フリーの選手を作れるか。
それがゲームメイクという力(魔法)につながっているのかもしれません。

視線でも、体の向きでも、声でも、表情でも、動きの緩急でも、フェイクを生み出すことができます。
体が小さいなら「頭」を使いましょう。
すごい動きに“見せる”ことに、プレーのベクトルを向けてみましょう。
だったら宇都宮にだって勝てるはずです。
まともに、がっぷりよつで組み合う必要がないのですから。チーム力、連携、遂行力、賢さで、宇都宮と勝負するのです。試合の前からそういう意識を持って、チャレンジするのです。
だから、試合中の2時間で勝負するのではなく、それまでの22時間、さらには、平日も含めた7日間で勝負をするのです。
考え方や、戦術の理解力、チームの統率力、チーム理念、言葉の牽制、発信力で勝つのです。勝負には、体は休めても、頭を休めている時間なんてないのです。(睡眠をとるのにも頭を使っています。)


野本選手がキャプテンになってから、滋賀レイクスは変わりました。
キャプテンが誰よりも自分に厳しく、チームに厳しく、向上心を持ってステップアップ、Lake up させているから、周りにもその気持ちが伝わっています。
周りの選手も、コーチも、オーナーも、社長も、社員も、ファンも、家族も、滋賀県も、みんなを巻き込んでいます。大きな力へと変わってきています。
とてもいいことです。

強豪宇都宮相手にもひるまず、殴り込みにいくチャレンジャー精神は強いです。戦うメンタルとしては、宇都宮ブレックスをも上回っています。それはあきらかです。
かわいいレイクスの、かわいいナマズの牙ですけれども、熊にも噛み付きますよ。ガブガブ、相手の腕の肉を引きちぎるまで離しませんよ。噛み付きます。爪痕を残します。強い意思のある傷は一生残ります。滋賀レイクスというチームを、宇都宮の地に刻んできます。

我々は、チャンピオンチーム宇都宮ブレックスをリスペクトし、そんなチームに近付けるように、噛み付くのです。精一杯の牙で。

本日もどうぞよろしくお願いします。


では、本日もいってらっしゃい💪

GO! GO! LAKES!!