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Window2 オーストラリア戦🏀で見えたホーバスJAPANの終わりなき旅🗾

最近、私のメンタルを支えてくれている曲、
Mr.children の『終わりなき旅』。

バスケットボール男子日本代表の活動を見ていると、最高のチーム(AkatsukiFive)が出来上がるまでには、『時間はかかるが、時間は無い…』と、すごく思うようになってきました。
日本代表のチーム作りは、本当に、本当に、気が遠くなるような、長い、長い、『終わりなき旅』なのです。
ホーバスHCの 現在 思い描いている最終目標が「2024年 パリオリンピック」だとしたら、もうそれまでの期間は2年くらいしかない訳で…、
私たちがホーバスJAPANの「最終形態🇯🇵」を最高の形で見届けられる可能性って、『奇跡』に近いんじゃないかなって思っています。
そのくらい、「最高のチーム」作りは難しい。
「時間はかかるけど、時間は無い」…そう思います。


タイペイ戦での「勝利」からのステップアップとして、今日も新生日本代表の「進むべき道」、、、みたいなものが見える試合となりました。

まずは、スタートの5名が確立したこと。
タイペイ戦で良いケミストリーを発揮した①富樫選手、②西田選手、③佐藤選手、④谷口選手、⑤エヴァンス選手…という『カタチ』が出来たこと。
これがホーバスJAPANの『教科書』(お手本)として…、日本代表を目指す選手たちの脳裏に焼き付いたことと思います。
この形を目指していけばいい…という目標(ビジョン)がくっきりと見えてきました。


スモールバスケット』『5 out』を目指すホーバスJAPANにとって、大事なことは、『スペーシング』と『5人のバランス』です。あとはオープンのシュートを決めきる『決定力』、次のプレーを予測する『判断力』…などだと思います。

オーストラリア戦の 第1Qで、佐藤卓磨選手が最初に犯した不用意なファウル(センターライン付近で相手オフェンスとの1対1の状況でのハンドチェック)は いらなかった。。。🤦‍♂️💧💧💧
その後の、ゴール下付近でのシュートに対するファウルは仕方ないものでしたが、これで開始早々2ファウルをしてしまった佐藤選手はベンチに下がらざるを得ませんでした。
せっかくバランスのいい5人(※)で『5 out』の形を作りたかったのに、ここで一旦ベストの布陣が崩壊してしまいました。
(※谷口選手に代わりアキノ選手が出ている時間帯でした。)

そのくらい Window2 での日本代表にとって、「富樫-佐藤」千葉ジェッツ ホットラインがめちゃくちゃ効果的に機能していて、勢いと安定感を両方兼ね備えた時間を作っていた布陣でした。
日本代表のスターターに抜擢された佐藤選手には、ファウルのコントロールも出来るようになってほしいです。
がむしゃらに動いて、自分の代わりはいくらでもいる…といった感覚の「若手時代」とは違うのです。
今や、新生日本代表にとって、佐藤卓磨選手の代わりはいないくらい、「重要な仕事」を担える選手になったのですから。


谷口大智選手は、タイペイ戦ほどの良いパフォーマンスは見られませんでしたが、やっぱりバスケIQが高い選手で、サイズフィジカルもあり、今後の代表活動に必ず呼ばれる選手だと思います。
茨城ロボッツに戻った大智選手の活躍にも注目が集まりそうです。(要チェック!)


マシューアキノ選手は、ホーバスHCからは「何本外してもいいからスリーポイントシュートを打ち続けろ」という指示をもらっていたみたいで、綺麗なシュートセンスを買われてのA代表初選出だったのかなと思います。
しかし、チーム(5 out)の1ピースにはハマることができず、まずは自分のチーム信州で レベルアップに励んでほしいなと思います。

シェーファー選手も、悔しいロスター落ちを経験した Window2 合宿になりました。
やはり見ていて思ったのは、代表での自分の役割を見つけられていない、、、自信のなさ、迷い、が プレーにも見てとれました。

竹内公輔選手に関しては、自分よりもひとまわり以上歳の離れた選手たちの集まる日本代表で、チームのシステムというよりは 自分の出来るプレーでチームに貢献したという形になりました。
しかし、エヴァンス選手と同時に出ている時間帯には動きが重なってしまったり、どうしてもインサイドに近い位置でポジショニングしてしまうために ゴール下のスペースをつぶしてしまったり、ホーバスJAPANのシステムに順応できたとは言えませんでした。
アウトサイドのディフェンスにも難があり、日本代表にとっては弱味となってしまったかもしれません。
ホーバスHCも言っていましたが、「ディフェンスやリバウンドはできて当たり前。」
これが日本代表のベースにならないといけないので、まずは竹内選手の存在を越える 若手日本人ビッグマンの台頭が日本バスケ界の大きなテーマであると思います。

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ポイントガードの国内での競争は加熱してきたと思います。
やはり、富樫勇樹選手がメインガードである以上、彼の邪魔をしてしまう選手というのは代表には残れないでしょう。
しかし、富樫選手のバックアップが出来る選手は必要です。
富樫選手がかかってしまって(我を失ってしまって)、視野が狭くなってしまった時に、その流れを落ち着かせて 変えられる2ndポイントガードの存在が求められるのです。
そうです、日本代表における『西村文男』選手のような役割を担える選手を ホーバスHCは求めていると思います。

経験、落ち着き、ゲームコントロール…という面では、齋藤拓実選手、寺嶋良選手、熊谷航選手、河村勇輝選手らは まだまだ若い部分がありますが、これから国際舞台での経験を積んでステップアップしてほしい選手ではあります。
そして、田中大貴選手、ベンドラメ礼生選手、安藤誓哉選手、藤井祐眞選手…というような Bリーグを代表するトップガードの選手にも、代表を目指す夢とチャンスをなくさないでいてほしいです。

ホーバスJAPAN の目指すバスケットの形が見えてきた今、もう一度すべての現役選手たちが 日本代表を目指してほしいですし、日本のバスケットを盛り上げてほしいと思います。
田中大貴選手は自分の気持ちに素直になって、戻りたくなったらまた日本代表を目指してほしいと思います。まだまだ全然主力で活躍できますし、代表チームも彼の復帰を待っていると思いますので!
よろしくお願いいたしします!


あとは、シューターでしょうかねぇ、、、

まず、当確なのは、『おでんくん』こと西田優大選手ですね。富樫選手との呼吸もピッタリですばらしいシューティングガードエースの役割も担ってくれました。
よく、比江島選手と比較をされますが、西田選手は比江島選手よりもプレーがスマートで、判断がめちゃくちゃいい(的確で速い)と思います。だから、『IQ』を重視される ホーバスJAPANに よりフィットした選手であると思います。
あと、『ディフェンス』は比江島選手よりも数段上手い…というか、ディフェンスで目立った「弱み」がありません。非常にクレバーな選手だと思います。精神的にも落ち着いています。

次に、今村選手は、やっぱりドリブルが1~2個多い印象で、一人でボールを持ちすぎてしまう傾向があります。
国際大会の舞台で1対1で確実に勝てる…という選手ではありませんので、もう1つ2つ自身のレベルアップが必要かなと思います。

古川選手もシュート力は超一流で、練習に対する姿勢も若手のすばらしいお手本となっているのですが、ゲームでは「待っているだけ」ではシュートを打つことができません。
ドリブル、ハンドリングからの、個で局面を打開する力や、プレーの起点になる(ゲームメイクする)力も必要になってきます。

アイザイアマーフィー選手は素晴らしい身体能力の持ち主ですが、アウトサイドシュートには苦手の意があるような気がします。(フォームの改造中?)
あとは、得意の『ドライブ』のタイミングとか、周りの選手との連携で、ホーバスJAPANの主力選手へと登ってきてほしいです。
女子で言う馬瓜エブリン選手みたいなポジションでしょうか。『ディフェンス』や『リバウンド』でもチームの役割を見つけてほしいと思います。


何度も言いますが、ホーバスJAPANに求められているものは、「スペーシング」と「フロアバランス」と「判断力」と「決定力」です。
チームを俯瞰的に見て、そのパズルのピースを合わせていく作業はHCの仕事です。
選手個人の努力だけではどうにもなりませんし、実際に時間をかけて、一緒のコートで練習をし、試合で実践を積むことでようやく形が見えてくれるものです。
代表チームの奥深さ、チームを作り上げることの難しさ…を改めて感じることになったWindow2での合宿期間でした。。。

そして、Window3の合宿が、Bリーグの2021-22 シーズン 終了後に行われる予定です。
6/30 にタイペイ戦、7/3 にオーストラリア戦が行われるそうなので、ここからのチームのステップアップに期待をして、まずは Bリーグの各代表候補選手たちの活躍を楽しみに、応援していきましょう。🏀🇯🇵❤


以上、私の妄想にお付き合いいただき、ありがとうございました!

それではまた~

ばいばい👋