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剃刀 15/100
どうしよう.... お題が浮かばない
目を閉じて、深呼吸を一つしてみる
ケイスケ・ホンダの顔が浮かんだ
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どのクラブでプレーしたいのか? 心の中のリトルホンダに訊いてみた。彼は答えた。「ミランだ」と
僕も、心の中のリトルカジに訊いてみた。「どんなお題で書きたいのか?」
リトルカジは、すぐに答えを二つくれた
◻︎ おっぱい
◻︎ オッカムの剃刀 (カミソリ)
疲れてるな。
でもとりあえず、後者について書いてみることにする。
オッカムの剃刀
単純にいうと、
ある事柄を説明するうえで、必要以上に多くを仮定するべきでない
という指針のことだ。「ある現象についての説明や理論は、必要最小限の要素で構成されるべきであり、単純なほど望ましい」というスタンスだ。
14世紀のイギリスの哲学者・神学者であったウィリアム・オッカムが、議論に際して、余分だったり根拠がなかったりする部分を容赦なくスパスパ切り捨ててったことから、そうした指針のことを「オッカムの剃刀」と呼ぶようになったらしい。
クール・明晰・ムダがない
カッコいいな。
世の中には、口を開けば「それはどちらの偉人がのたまった箴言ですか?」と感じ入るような切れ味鋭い言葉を、サラリサラリと尽きることなく生成しつづける人がごく稀にいる。
そんな奇人に憧れるのは構わないけれど、選ばれざる凡人がこのスタイルを目指すのはマズイ。
黙ってスカしてるだけのイケすかないバカになる。貫けば、何一つ確たる発言をできないまま一生を終えることになるだろう。
人間、向き不向きがある。
凡人が真摯に考えを深めようと思えば、浮かんだままを言葉にし、声に出す。文字にする。
まとまらなくても、矛盾してても、支離滅裂でも、意味不明でも、とりあえず全部外に出してみる。
「アホですか?」的なツッコまれ上等で、喋り、書き、応答をもらいながら、リコメント、リライトを繰り返してく。
そんだけだ。内側であれこれこねくり回してても何も生まれない。
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シャロン先生は、いつも正しく、そして優しい。
ちなみに、
「ハンロンの剃刀」
という言葉もあるらしい。
無能で十分説明できることを、悪意に基づくものとして説明すべきではない
至言だ。
対人支援に関わる者であれば、こちらの剃刀の方が大切かもしれない。
例えば、ある製品に欠陥が見つかった場合、(大抵)それは製造した企業が無能であるか愚かであるということを示しているのであって、消費者を困らせるために企業が悪意を持って欠陥を忍ばせたわけではない、という考え方を示すのに用いられる。
悪意を仮定すると腹の立つことが100万倍に増える。精神衛生上良くない。
プライベートでも仕事でも。
ただしこの至言、決して口にしてはならない。
「別に怒ってないよ。お前に悪意がないことは分かってるからさ。お前は良い奴だよ。ただどうしようもなく無能ってだけの話だ」
これはこれでお互いの関係に、修復不能なダメージを与えることになる。
人の世は、とかく厄介だ...
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