見出し画像

あとがき『Evermore』編

再編|絶望三部作『Evermore』を書き終えて…

絶望三部作Evermore』は、本編(メニー・クラシック・モーメンツ(以下、MCM))の主人公「有季ゆうき」の視点にて、

という、3つのエピソードで綴られたスピンオフ作品となっています。

本編では描かれなかったバックグラウンドを敢えてフィーチャーすることで、登場人物たちの ” 人となり ” をより正確に伝えられ、謎だらけだった「本編」の ” スキマ ” を、きちんと埋めることができたのではないか…と、ふりかえります。

君は「何」を祈ったのだろうか…

再編、とタイトルに冠しているのは、元々、発表していた作品を手直しして改めて投稿したからです。

スピンオフの元になっている本編(MCM)も、「創作大賞2024」への応募時に再編しているため、応募後、頭の中では「スピンオフも書き直したいな~」と思っていました。

海、行きたいな。有季、海へ行こう!

そう思っていた矢先に、ひとりの ” noterさん ” から、

「Evermore」を拝読したく思っておりますが…

という、嬉しすぎるコメントをいただきました。
その方のコメントをモチベーションに、私はスピンオフ作品を書き直す決心がつきました。

最終話を書き上げ、投稿した際、その方がコメントしてくださった内容を、今回、ご紹介させていただきたいと思います。

Tatsuo 様よりいただいた感想

スピンオフ作品の手直しとご投稿、大変お疲れ様でした!
そして、期間限定のご公開にあらためて感謝申し上げます!!

確かに、” 絶望感 ” が混ぜ込まれていました。しかし、このスピンオフ作品は三部とも本編を見事に補完しており、合わせてひとつの物語が完成したように感じました。

本編での有季とシュンの時間は短く、故に想像の余地を残していましたが、Evermoreがその隙間を満たしてくれました。しかし、この内容がもし本編に入っていたら、だいぶテンポ感が変わっていたと思います。スピンオフとすることで、上手くバランスが取れているんだなという印象です。

シュンは初めてクロノスを訪れた際にフローリアンを彷彿させる喫茶店だと感じ、有季はそのフローリアンに行ってここはきっとクロノスなのだと感じる…。

こういうのいいですよね。とても素敵だと思います!

Tatsuo 様 のご感想より
丁寧に読んでくださったからこそ綴れる「的確」としか言いようのないご感想でした

もう、これ以上の表現はないのでは、と思えるほど、私には光栄極まりないお言葉でした。
あまりの嬉しさに、何度も何度も、Tatsuoさんの文章を読み返しました。

発表の途中途中でも、Tatsuoさんはマメに感想を届けてくださりました。
執筆中、その言葉たちにどんなに励まされ、心強く思えたことか。

Tatsuoさんには、本当に、本当に感謝しています。ありがとうございます。

いつの日か、パリに…

制作中は「産みの苦しみ」を何度も何度も味わいましたが、それでも、スピンオフ作品に関しては、ああだこうだ考えながらも、わりと楽しんで執筆できたように思います^^

MCMに関しては、無限にスピンオフが書けそうな予感もしていますが、私個人としては、今回のスピンオフ3作品にて、MCMは「了」だと、位置付けております

今後、気まぐれに「スピンオフ」を書いちゃうかもしれませんが…w

これからも「梶」をよろしくお願いいたします

毎回、目を通してくださった「常連の皆さま」をはじめ、この物語と出会ってくださったすべての読者様に、心より感謝を申し上げます

本編含め、1年ちょっとの期間、私「梶モード」の処女作『メニー・クラシック・モーメンツ(Many Classic Moments)』ならびにスピンオフ作品『Evermore』にお付き合いくださり、本当にありがとうございました!

🐾 梶モード 🐾

いいなと思ったら応援しよう!

梶モード(Kaji-Mode)
もし、万が一、間違って(!?)梶のサポートをしてしまった場合、いただいたサポートは、なにかウチの「ネコチャン」のために使わせていただきたいと思います。 いつもよりも美味しい「おやつ」を買ってあげる、とか…^^にゃおにゃお!