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未来をみつめる瞳に。

二つ上のお姉ちゃんが中学時代を買った。中学生御用達のあれだ。遊び道具やご本はお姉ちゃんのお下がりであることが多かった加地少年。ある日お姉ちゃんの本を借りてページをめくっていた。なんと!もうすぐ「すたーうおーず」という未来映画が公開されるらしいじゃないか。それに出てくる「みれにあむふぁるこん」というカッコいい「宇宙戦闘機」のイラストがばーんと見開きに描いてある。なんてかっこいいんだ!ウイングが4枚もあるし可動式らしい。ほっそりとした機首は空気抵抗のない宇宙空間でどれだけ意味があるのかわからないが無敵のかっこよさを誇っている気がした(ここまで読んで違和感のあるあなたは偉い!)。
なんと!頭が円筒形のロボットが期待の中央に合体してある。なんと!「この真下には居住空間があるぞ」と描いてある。こんなに細い機体なのに「住むことだってできるんだな」なんて便利な宇宙戦闘機なんだ。

小学生の僕は、とても賢くなった気がして「中学時代ってすごいな」と、思った。

もうお気づきだと思うが、中学時代さんがファルコンとXウイングの絵を大らかにも誤植(誤解)をした記事だった。今でもそのことが微笑ましくて懐かしく忘れることがない。あのころは平和だった。そんなスターウォーズも昨年末でやっと、ルーカスの描いたエピソード9を終えて一旦の完結を魅せた。

スターウォーズが終わってから、サイドストーリー(途中にもあったけど)の続編が予定されてもいる。これは素晴らしいことである。一つのエピソードを九のエピソードに分割して描き、さらにそのサイドストーリーまで語られた映画なんてなかなかない。しかし思うのは、「スターウォーズの先にある未来SF映画」の公開である。
スターウォーズは今あるSF映画のベースとなる部分をほとんど語り尽くしてしまった感覚があるが、それでもあと五十年先までスターウォーズだけでは僕は少し寂しい。新しい未来の世界を描くのは自由だ。「自分にはそんなことできるわけがない」と思うか、「もしかしたらできるんじゃね?」と思うかで、圧倒的な差が生まれる。一枚の設定画だけでもいい。ルーカスがレストランで食べていた大きなピザをみてファルコンを思いついたように、本当は世界はアイデアの泉なのである。

明日の未来を創造し続けるコンテンツ、「加地工房」はこれからも未だ見ぬ未来の世界を夢想し続けます。仕事の関係から作業が週末の8時間前後しか現在使えずに作業が進みづらくお客様にはお待たせしてすみません。今後とも頑張りますのでよろしくお願いします。

今日も価値ある創造的な1日に。

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