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やっぱり間違いない!フィット感抜群の日本靴・Soffce&Sorid

Soffice&Soridというメーカー

 最近また新しく靴を買い気持ちが乗ったので一筆したためようと思い、今回はSoffice&Soridのチャッカブーツをご紹介します。新しい靴はしばらく履いたらで、、、

 さて、そもそも皆様Soffice&Soridなる靴にお聞き覚えはございますでしょうか。直訳すると「しなやかかつ芯のある」といった具合ですかね(Sofficeはイタリア語で「柔らかい」などだそうです)。イタリア語と英語の形容詞を冠した靴、どこの靴なんだろうって感じですよね。私も驚きました。

まさか日本製だなんて。

 Soffice&Soridは日本の老舗靴メーカーである「ユニオンロイヤル」と、インポートシューズのセレクトショップである「Trading post」によって誕生したブランドです(ちなみに、現在はユニオンロイヤル社は存在せず、世界長ユニオンという会社になっておりました)靴がお好きな方はユニオンロイヤル×Trading postの組み合わせと聞けば、まず間違いないなと思われるのではないでしょうか。

 さて、この靴の特徴はなんといってもまずはアッパーの美しさ。これはもうぜひ店頭で手に取って見てみてください。キメの細かい麗しい質感にはいつもうっとりさせられます、、、柔らかさというよりはなめらかさを感じる靴ですね。そして、それもそのはず、Soffice&Soridは材料にアノネイ・カーフを使っているんです。

 アノネイ・カーフとは、フランスのタンナー(製革業者)の中でも最も有名なアノネイ社がなめしたカーフ(生後6か月までの仔牛の皮)のことです。アノネイ社の革は世界の名だたるハイブランドからも高い評価を得ており、素人の私が見て・触ってもその上質さが伝わるレベルです。長年の技術に最高の革。そりゃ良いものが生まれるわけですね。

 さて、もう一つSoffice&Soridを語るうえで外せないのが履き心地の良さ。「え?私の足の形に作られたの?」ってくらい合うんです。足に。思わずTradimg postの店員さんに「フィット感がすごくてビックリしました!なんでですか??」と聞くと、「Soffice&Soridの木型は日本人にとても合うんです!」と教えていただきました。
 木型(Last)とは靴を造る土台となるもので、メーカーごとに非常に特徴の現れるものです。Soffice&Soridは日本人の足の形に合わせた立体的な木型を用いており、Trading postでもかなりリピーターがいるとのこと。個人的に、ブーツ形状の靴はどうしても靴と足との間に余白ができてしまうのですか、Soffice&Soridのチャッカブーツは買ってから今までサイズ感の違和感を感じたことがなく、まさにMade in Japanの真髄を感じる一足、といったとことでしょうか。

 さて、冒頭の言葉は革好きなら皆が憧れるベルルッティの創設者であるアレッサンドロ・ベルルッティの言葉です。Soffice&Soridは履き心地を追究し、木型の改良を重ね、最高のものを作らんとする職人魂=日本文化が体現された靴だなあと思います。
また、これはユニオンロイヤルの創業精神でもある「私たちの真の主人は私たちの品を愛用してくださる顧客である」という言葉からも感じられます。

 作り手から使い手へのリスペクト、とても素敵ですね。一方で、使い手である我々から作り手へのリスペクトもおなじだけ大事。見て買って履くだけでも十分かもですが、作り手の歴史や信念までに想いを馳せるのも、また楽しいものです。

 というわけで、今日はこんな具合で。

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