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包み込まれる履き心地!エロさ際立つスペイン靴・MAGNANNI

MAGNANNI

 私は大学2年生の時から革靴にハマっております。年を重ねるごとに少しずつ「良い靴」との出会いが増え、「靴好き」の先達や仲間を求めてnoteを訪ねた次第です。
 本来こういう場では「書きたいこと」よりも「読まれる文章」を書くべきかと思うのですが、私にはそんな技術も経験もないため、下手な小細工はなしにして、書きたいことを書こうと思います。

 今回ご紹介したいのは、スペインが誇る名靴「MAGNANNI」のレースアップシューズです。MAGNANNIの革靴でとりわけ目を引くのは、革底から革靴の側面までせり上がった「オパンケライン」です。それを際立たせるのはハンドフィニッシュによる丁寧かつ独特な染色であり、この写真のように黒地のアッパーに赤のソールは、なんと妖艶なことかと手に取る度に恍惚に浸らざるを得ません・・・。

 しかし、この出で立ちもさることながら、MAGNANNIの真髄は「ボロネーゼ製法」による卓越した履き心地です。一言で言うと

みんな、履けばわかる。

 百貨店の紳士靴売り場でもセレクトショップでもどこでもいいから履いて歩いてみてください。もうね、語るに及ばずです。MAGNANNI経験者ならぜったい共感できると思うんですがいかがでしょうか?
 フィット感だけじゃなく、地面を踏んだときの感触や軽さ、どれを取っても特徴的な靴だなあと感じます。

正直、最初は顔(フォルム)で手に取ったわ。でもね、知れば知るほど彼の内面(機能性)の虜になったの。

 ところで、冒頭の言葉はイタリアのことわざだそうです。皆さんは良い靴に連れられて素敵な場所を訪れた経験はお持ちでしょうか。若輩ながら、私にはそういった経験がいくつかあります。MAGNANNIとの思い出は、社会人一年目に初めてスーツのオーダーメイドをしに神楽坂を訪れたときのことです。友達からの紹介とはいえ、いわゆるテーラーの雰囲気に気圧されていた私でしたが、担当のかたの「MAGNANNIですね!良い靴履いてらっしゃいますね!」という言葉から、心置きなくスーツを作ることができ、いまでもスーツやシャツ、パンツなどなどたくさん作っていただいています。MAGNANNIが縁を呼び込んでくれたかな~と言っても言い過ぎではない、、、と思ってます。

 というわけで、今回はこんな具合で。靴好きの方や文章好きの方の目に触れますように。

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