【#自分史音楽】①中学時代のプレイリスト

自分史音楽、という企画に参加させてもらっている。

中学、高校、大学or社会人以降を振り返り、
自分なりのプレイストを作成してそれを共有する、という企画だ。

自分にとって音楽は人生そのもの、とはっきり断言できるが、
改めて振り返ってみると色んな気づきがあって面白い。
恥ずかしくなるようなこだわりがあったりして、
それもまた微笑ましいものだ。。

今回は第1回で中学時代。(毎週更新で全3回)
それぞれの時代に自分なりのテーマを持たせるのがルール。
私のテーマは「僕とテレビと反抗と」

音楽に興味を持ったのは小学校も終わりの頃。
当初からヒットチャートを見るのが好きで、
内容よりもチャートの動きを観察することが好きだった。
CDTVなんかは大好物で、特に好きだったのは「歴代シングルランキング」
とかそういった類のもの。
そこで過去の映像に触れて、中学になるころにはなぜかBOØWYや
ブルーハーツといった所謂バンドブーム期の音楽に夢中になってた。
今回のプレイリストも始めはそんなバンドブームな内容になっていたのだが
それは一旦保留にした。理由は特にない。もう一つを思いついたから。

中学時代は自分にとっての暗黒時代だが、
音楽好きで、いろんな音楽を知ってるということだけが自分の支えだった。
そのねじ曲がったプライドは誤った方向へ行き、
流行りのJ-POPはダサいものとして次第に除外していった。
昔から従兄からの影響が大きく、それもあったのだと思う。
彼が聞いていたミッシェルガンエレファントやハイスタンダードを
自分も好きなんだと自ら暗示にかけた。
そんなセルフ洗脳(?)は効果抜群で、次第にそうした主流とは違うものを
自分で探すようになった。
(主流とは違う、と書いているがミッシェルは70万枚、ハイスタに至っては
インディーズながらミリオンを突破している。いい時代だ。)
そんな少年にうってつけだったのがまたしてもテレビ番組で、
関西の地方局で深夜に流れていた音楽番組(J-ROCK ARTIST COUNTDOWN
とかそういう名前だったような)だった。
そこでは様々なバンドのPVが流れていて、
「クラスのみんなが知らないバンド」を
たくさん知ることができた。
本当の意味での良さを理解していたとは到底思えないが、
無理やりにでもそういうバンドを探していたのは、
今考えれば悪くない判断だったかもしれない。
そんな時代に出会ったバンドで彩る、青すぎるプレイリストがこちら。

① Rush And Rush / AIR
元BAKU~SPIRAL LIFEの車谷浩司によるソロプロジェクト。
洋楽志向なところ(というかそのまま)が中学生の自分を刺激したのかも。
上述の深夜番組のOPテーマになっていたこともあり。思い出深い1曲。
② South Central Rock / ズボンズ
名前のインパクトが強烈だったバンドその1。
今にして聴き返せばファンキーだったりソウルフルだったりで
カッコいいのだが何せ当時は何もわからないガキですから・・・
③THE SUN AND THE MOON / HUSKING BEE
こうした英語詞のロックバンドがオリコンチャートの上位に食い込む、
という現象がこのころから起き始めた。この曲はオリコン9位。
そんな現象にワクワクしてた(と思う)。
今聴いてもポップで楽しい。実は日本語詞が凄く良いバンド。
④MOSH UNDER THE RAINBOW / Hi-STANDARD
メロコア、という言葉も知らないあの頃、
従兄が聴いていたという理由で聴き始めた。
それから何年たってもメロコアはこのバンド以外必要ない、と思える。
しかも意外に緩急自在な音楽性。
この曲が収録されたアルバムはミリオンヒットを記録。
⑤GT400 / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
ハイスタとともに従兄の影響で聴き始めたバンド。
切れ味の良いギターの魅力に気付くのはもう少し先の話だが、
どこかでこのバンドの「良さ」を感じていたのかもしれない。
この曲は非常にポップで分かりやすく、当時もかなりのお気に入り。
⑥ GOOD GIRL / THE MAD CAPSULE MARKETS
CDのおまけでチョロQやプラモデルを付属させていたりして、
そっちの方で気になっていたバンド。
しかし後々にはかなり聴きこむ時期もあったぐらい、好きなバンドに。
パンクを主軸にデジタルなサウンドも操り、ミクスチャーと言えば
個人的にはこのバンド。
⑦Sunday People / スーパーカー
和製シューゲイザーと言えば初期のスーパーカー。
でも当時は「なんか暗いバンドだなぁ。歌詞も聞こえないし」
としか思ってなかった。でも何か気になる存在で、
ずっと動向を見守ってた。結局その後コピーバンドまで組んだりして、
すごく自分にとって大切なバンドになった。
⑧DESTRUCTION BABY / NUMBER GIRL
見た目のイメージとは裏腹に、轟音なサウンドに驚いた当時。
メガネのボーカルに親近感が湧いたり、ギターが女性ということに
衝撃を受けたり、PVが面白かったり、何かと気になるポイントが
多いバンドだった。それから数年後にスーパーカーと同じくとても
とても大切なバンドになった。まさか2019年にライブを見れるとは・・・
⑨DEEP / BRAHMAN
オリコン6位。とにかくその衝撃がデカかった。
こういうバンドがランクインするんだ・・・と最初に思ったバンド。
音も見た目も暑苦しそうだな、と感じていて、今もその印象は
変わってなくて(笑)、これ以降特に熱心に聴くことはなかったバンド
だけど、この時代を彩ったバンドとしては外せない。
⑩ズックにロック / ゆらゆら帝国
名前のインパクトが強かったバンドその2。
バンド名もだけど見た目も変なバンドで、
「こんなの好きになることがあるのかなぁ」なんて思っていたけど、
まんまと好きになってしまった。聴けば聴くほどに世界観にハマり、
実はキャッチーなメロディがあったりすることにも気づいて、
夢中になってた。後の最終作「空洞です」は史上に残る名盤。

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