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二人だけの戦場

二人だけの戦場
 @宝塚歌劇団花組
作&演出 正塚晴彦さん
を観劇しました。再演です。
初演は、雪組。一路真輝さん主演
花總まりさん、轟悠さん、和央ようかさん、といったメンバー。
ちょうど、わたしが宝塚歌劇を見始めた頃ですが、この作品は観ていませんでした。
題名は聞いたことあるけど、題名からしても暗い話ぽいし、正塚先生の舞台は全体的に暗い印象。


二人だけの戦場

本公演は、梅田芸術劇場での宝塚歌劇団花組の公演。
主演は、花組トップスターの柚香光さん。相手役は星風まどかさん。

二人だけの戦場の舞台は架空の国だけれど、他民族国家。他民族国家の連邦国家の士官である柚香光さん・クロイツェルと、少数民族の州議会議長(高翔さん)の娘である星風さん・ライラ。のラブ・ストーリーなのだけど、根底にあるのは、ウクライナ問題にも通じる、連邦✖️民族 という重いテーマ。
民族の独立、そして、クロイツェルが誤って上官を撃ってしまうことで、二人は離れ離れになってしまう。
けれども、15年後に国交が回復し、二人は再会する。  

なんといっても、柚香さんの軍服姿はカッコいい。抜群。
まどかさんは可愛く、だけど芯の強い女性を演じている。
そして、永遠輝さんは柚香さんと同期の士官で、友達。シリアステーマの中で、コミカル部分を受け持ってた。
まどかさんのお兄ちゃん役の希波さんは暗い影のある役。
柚香さん、永遠輝さんと、3人で踊る場面があり、見どころのひとつ。
(初演は、一路真輝さんと轟悠さんと和央ようかさん)

珍しくハッピーエンドで終わるところが意外でした。けれど、正塚先生の作品は味がある。という評判通りの感動作でした。

宝塚大劇場以外のハコでの公演は、チケットが取りにくいので、なかなか生を見ることができないのですが、今回の作品は映画館での上映もあったようです。
上映でも、観る価値ありますね。

2023.4.29.〜5.6.
梅田芸術劇場にて上演

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