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映画『快盗くいしん坊』の決起集会の様子を少しお伝え致します。

 7月28日に映画『快盗くいしん坊』は決起集会を行いました。原作者のビッグ錠先生、市川徹プロデューサー、竹内晶子監督、主演のシベリア文太さんら出演者や、他スタッフなど10名程度で宴会を開きました。ビッグ錠先生と市川徹プロデューサーより作品のイメージと、この映画作品が目指すところのお話がありました。また、7月28日は市川徹プロデューサーの誕生日でしたので、誕生日会も兼ねての開催となりました。

ビッグ錠先生のお話

 だいぶ酔いも回って、宴会も終盤に差し掛かった頃に、ビッグ錠先生が話してくださった話がとても印象に残っております。

 「月にうさぎが住んでいるはずはないけれど、月を見たら本当にうさぎがいるんだよ。不思議だけど本当にうさぎに見えるよね」とか、「孫と車に乗っていた時に、窓の外を指さして、『ほら見てごらん、月が追いかけてくるよ』と言ったら、余計なことを教えるんじゃないと怒られた」とか。

 ビッグ錠先生の、月のお話は漫画『快盗くいしん坊』単行本に収録されているコラムのようにノスタルジックで面白いです。漫画家らしいビジュアル優位のお話も新鮮でした。直感的な知覚に優れた先生ならではですが、確かに月にはうさぎが住んでいるし、車に乗っていると月は追いかけてきます。「月が追いかけてくるよ」というのは、ロマンティックでかっこいいですよね。是非ともドライブ中に言いたい一言です。

「快盗くいしん坊」に秘められたテーマ

 現代社会ではそのような知覚があまり重視されなくなっているのではないかと先生は懸念されているようです。現代っ子代表として私が申し上げるなら、ロマンなんて気恥ずかしいですし、シニシズムが全盛の世の中ですからロマンも冷たくあしらってやります。現代では、月にうさぎは住んでいないし、月は追いかけてこないのです。
 この現状を嘆いていたのはビッグ錠先生だけではありません。市川徹プロデューサーもその問題意識を共有しておりました。「快盗くいしん坊」には、そのようなテーマが忍ばせてあります。

クラウドファンディングが始まっております!

 この問題意識を起点に出発した映画『快盗くいしん坊』です。クラウドファンディングが始まっております。ぜひチェックしてみてください。

https://motion-gallery.net/projects/tomas0728

映画『快盗くいしん坊』
助監督・小山祥平

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