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WCS2022、会場へ行ってみた。


これは、ポケモンワールドチャンピオンシップスへの出場権利にあと一歩届かず悔しすぎた男が世界大会の会場まで行ってしまうお話です。
現地の空気、凄すぎました。
これを見て出場権利の有無に関わらず世界大会の会場へ足を運んでくれる人が増えたらとても嬉しいです。

●8/16

飛行機に揺られ15時間、ロンドンのヒースロー空港に到着!

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さらに1時間半ほどタクシーに乗り、会場近くのホテルへ向かうことに。

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車窓から見える景色が日本とは別物で本当に海外に来たんだと実感。レンガいっぱいで建物の間隔が広く、ゆったりした感じの街並みがいい感じ。

タクシー内では運転手にたくさん話しかけられ、最初は聞き取るので精一杯でほぼ話せずにいましたが、徐々に慣れていって少しは会話を成立させることができました。
この時に感じたけど、英語は自信無くてもガンガン喋るの大事。慣れたらパッションで伝わります。ありがとう気さくな運転手のおっちゃん。

ホテルに着いてからはシャワーを浴びて即夕食。近くにあった中華料理屋で炒飯をいただきました。

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味は薄いが割とイケる

イギリスのご飯は不味いという噂からかなり身構えていましたがわりと普通の味。
ただ、かなり味付けは薄く、日本で食べる炒飯とは別物でした。
なんでも、イギリスは自分で好きなように味付けする文化があるからこんなに味が薄いんだとか。

ホテルに帰ってからは早速ロビーで対戦している外国人たちを発見し、対戦をお願いすることに。英語での対戦を日本で多少練習していたこともありゲームをスムーズに進めることができ、雑談も挟むことが出来ました。夜も遅かったのでBO3を1戦しか出来ませんでしたが、楽しい時間でした。(ハピナスにめっちゃ負けた)

●8/17

この日は早起きしたのでホテルのモーニングをいただくことに。

無限にクロワッサンを食べるtaiga選手

このモーニングが予想に反してかなり美味しく、特にクロワッサンなどのパン系は焼き立てサクサクな感じで毎朝食べれるレベルでした。

朝食後は買い出し&会場の下見へ。

こんな感じに会場はポケモン一色。こういうのお祭り感あって楽しいですよね。

この日はWCS開催の1日前ですが、物販(会場内のポケモンセンター)での販売開始の日でした。狙いはWCS限定のプレイマット、スリーブ、デッキケース、ダメカンダイスなどのサプライ系。
混雑を見越して予約を入れた1時間ほど前に着いたため人はあまり並んでいませんでしたが、しばらくすると後ろには行列が。

ポケモンとかいうコンテンツ、マジで愛されすぎでしょ…

人の波に揉まれながら受付を抜けると、そこにはついにポケモンセンターの入り口が。

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なにこれ、最高過ぎ...!?
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内装も非常に凝られていて、ポケモン好きにはたまらない。
まだ開会式すら始まっていないのになんでこんなに楽しいんだ!?

デザイン良すぎない!?

商品在庫にはかなり余裕があるようで、初日は全ての商品を個数制限まで手に入れることができました!
この他にも会場でしか買えないパーカーやシャツ、傘など、使うか怪しいものまでいっぱい買ってしまいました(笑)
WCSのキービジュアルは毎回デザインに力が入っていて、細かい所まで堪能できるのが堪らない...!

ホテルで購入品を整理した後は一緒に来ていた方のトレード(外国人の方々とのカード、サプライ等の交換)をお手伝いすることに。
日本のサプライは人気なのか交換レートがかなり高く、スリーブ2,3個で海外のプレマと交換してくれる人もいました。
海外の方と交流する中で自分もトレードをしてみたくなりましたが、今回は空港でのロストバゲージが発生する可能性があるとのことでトレード用品を持ち込んでいなかったため、現金で交換してみることに。

ミュウミュウ好きなんですよね

前々から欲しかったミュウツー&ミュウと一目惚れしたリーフィアを買いました。
日本で買うよりもずっと安くて嬉しい!

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トレード会場の様子

所詮ただの交換会だろうと甘く見ていましたが想像の何倍も楽しく、これもれっきとしたWCSのメインイベントの一つでした....!!
WCSに参加する際は絶対トレードやりましょう!海外のサプライもいっぱい手に入ってめっちゃ楽しいです!

この日は参加者のチェックイン及び観戦者パスの受け取りの日でもあったため観戦者パスを受け取って帰りました。

観戦者パス 可愛すぎ?

事前にインターネット上で予約があり、£10(約1600円)で購入し会場で受け取る、といった流れで入手することができました。

●8/18   WCS Day1

そんなこんなであっという間に3日目、WCSDay1の日。
朝早くからホテルを出て開会式に向かい、席を確保しに行きました。

圧巻。

鳥肌が立ちました。
画面の前から見るのとは全然違う、特別な空気が流れていたような気がします。
ステージの装飾や照明も超豪華で、この上で対戦する選手たちが羨ましい…

開会式終了後はサイドイベントのコーナーへ!
様々なルールで対戦し、手に入れたポイントに応じて景品(プレイマット等)と交換出来るシステムです!狙うはサイドイベント限定のプレイマット(250ポイント景品)!

他の景品もかなり豪華!
時間が来ると爆音でブルブル言います。

サイドイベントの受付をした後、このようなブザーを受け取り、呼び出しまで待ちます。
この待ち時間が中々長くて大変...スタッフの方も少人数で回していたようなのでかなり忙しそうにしていました。

今回ポイントを取るにあたって主にプレイしたのはスタンダード(8人トーナメント)とメタモンドラフト。メタモンドラフトは海外の10枚入りパックを1つ開封してエネルギーと組み合わせて10枚のデッキを構築して対戦するルール。これがかなり楽しくて、無限に周回していました。
他にもサイドイベントは変則レギュレーションの対戦がたくさんあるので興味のある方は是非調べてみてください!

神プレマすぎる

限定プレイマットは朝から夕方までサイドイベントをプレイしてついに手に入れることができました。
1日で250ポイント集めるのしんどすぎました...。

●8/19   WCS Day2

この日もサイドイベントが開催されていたため、まだ限定プレイマットを手に入れていない友人と一緒にポイントを稼いでいましたが、前日の疲れが響いていたのと、翌日にロンドンオープンを控えていたためサイドイベントは午前で切り上げ選手の応援をメインにすることに。

さすがDay2と言うべきか、友人の強豪たちですらイマイチ勝ちきれていないことに世界大会の壁の高さを感じました。
しかし、時折参加させていただいている練習会のメンバーである総司が最終結果としては30位と、上位賞や賞金を獲得するという結果に終わり、自分のことのように嬉しく思いました。

●8/20,21   WCS Day3,4

この2日間は自分にとってはメインイベントでもあったLondon Open (Regional規模の大会で、来年度の海外版CSPも手に入る大会)に出場しました。
使用したデッキはここ3ヶ月ほど使い続けてきたパルキアインテレオン。

Top8に残れなかったWCS出場選手も参加していた大会でレベルが高く、全10回戦どれも白熱した試合ばかりでした。

成績としてはこんな感じ。Top64には入れたし悪くはないけど勝ち切れてもいないですね...。
引き分けの試合はどちらももう少し早くプレイしていれば勝てたかもしれないという展開で、BO3での時間の管理の難しさを痛感しました。

外国人選手との対戦最高すぎる...。

CSPが貰えるラインにはいたけど国籍を日本にしていたせいで獲得できなかったっぽい。残念。

大会終了後はメインステージへゲームの決勝戦を観戦しに行くことに。

会場のボルテージは最高潮で、まるでスポーツ観戦に来ているかのよう。
VGCの対戦はあまり詳しくないのですが、会場の雰囲気も相まって十分楽しい。TCG,VGC問わず本気の人間が闘っているのを見るのは最高にアガります...!!

そして閉会式。ついに終わってしまうという寂しさも感じつつ表彰式や大会中に作られたPVを鑑賞。

表彰台の上の選手たち、カッコ良すぎる。これも生で見るとモチベの上がり方が違いますね….
来年は絶対ここへ行きたい...!!

そして来年のWCSの会場の発表。まさかの初自国開催。こんなの日本代表として参加するしかないでしょ...!!
先程までの寂寥感は吹っ飛び、一層モチベーションが湧いてきました。
式の終了後は仲間と来シーズンへの期待を語り合い、WCSは完全に幕を閉じました。

●総括

今までにWCSの出場経験は無く、初めて世界大会の会場に足を踏み入れたのですが、やはり国内の大会とは別格でした。

様々な国のトッププレイヤーたちやポケモン一色に彩られた超豪華な会場に大量の観客。本気で取り組んでいる人にとってここまで特別な場所はないと思います。

来年のWCSはせっかくの自国開催です。英語学習の機会にもなるでしょうし、一度足を運んでみることを強くお勧めします!
かく言う私も英語が完璧に出来たわけではないので、来年はもっと海外の方とコミュニケーションを取れるよう勉強していこうと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
来シーズンも日々研鑽を積んでいきます。応援していただけると嬉しいです!



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