つい、伝えたくなったレビュー

今日はこの本のレビューを書きます。

「ついやってしまう」体験のつくりかたー人を動かす「直感・驚き・物語」の仕組み

著者は僕らの小学生時代から大変お世話になっているゲーム機を提供する任天堂の元企画開発者である玉樹さん
ゲームの企画や作り方の本ではなく、人がどうすれば動くのか、人の心をどうすれば動かせるのかを地球上でもっとも知られているであろうゲーム
「スーパーマリオ」などを題材に書かれている。

この本が面白いな、刺さるなーと思ったポイント3つ

「わかる」は正しさや良さよりも大切
ある商品の実績やよさよりも、直感的なわかりやすさが重要。理解できるかどうか。
人の行動を変えているのは、シンプルで簡単であるかどうか。目に止まるか、ついやってしまう。つい進めてしまうかが大事。

学習心理学における「初頭効果」
時間をかけて学ぶ場合、体験のはじめに集中力や学習効率が高まる。
プロダクトデザイナーが意識すべきは、「プロダクトに不慣れで、情熱を持っていない一般ユーザー」。その層のユーザーを取り込むためには、わかりやすい、序盤にどこまで情報、体験が詰め込められるか。

体験は記憶の現在形
体験→感情→記憶という流れが常に自分たちの人生を突き動かしている。
記憶されることは、感情を強く揺れ動かした体験。
体験デザインの考え方が、これからのビジネスや教育では重要になる。

この本で学んだことは、全て教育に使えることばかり。
シンプル×初頭効果×体験デザインはこれから非常に重要なキーワードになるはず。ここは本当に意識していきたい。

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