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「滑稽」という言葉に腹が立った話

先日、「滑稽」だと言われてい以上に腹が立った。
発散のため、様々なことを考慮しアイデアとして共有したものを、
「ずっと滑稽だと思っていた」と言われたためだ。
想像以上にムカムカとしてきたと記憶している。
私自身は日常生活で他者に何かを言われるときに、イライラしないタイプなのだが、ここまでイライラさせる言葉があるのか!と感心してしまうほどだった。

滑稽という言葉。詳しくなってみたい。そう思い調べ始めた。


これまで

私の中で滑稽という言葉の印象は、笑われているという印象。
あとは、、バカにされているような気もする。
「こっ」っていう音が音程が高くバカにしている感じがする。
真面目な視点では、日常的に使わない言葉だから、あえてこの言葉を使うということはバカにしたいのだろうと感じ取ってしまうのだと思う。
そんなめっぽうバカにする。嘲笑する感じ。というのが「滑稽」の私の印象。

Wikipediaでは。

下記がWikipediaの文章。

中国古代の歴史書『史記』中の列伝の篇名として知られる用語であり、当時は、饒舌なさまを表した。後世には、転じて笑いユーモアと同義語として日本にも伝わり、滑稽本などを生んだ。
古代の『楚辞』、揚雄の『法言』や、『史記』に立伝される人物の滑稽は、全て弁舌鮮やかなさまを表しており、笑いの要素は含まれていない。但し、滑稽として取り上げられた人物の中には、優孟(ゆうもう)や優旃(ゆうせん)のような俳優が含まれていた。その、おどけた、ウィットに富んだ言動が、笑いやユーモアと通じるため、後世[いつ?]、笑いやユーモアに富んださまを、滑稽と表現するように転じたものと考えられている。

なんと、饒舌なさまが、元の意味だとは。。どうして饒舌から笑い・ユーモアに繋がるのだろう?? 不思議でならない。よく喋るやつはよく笑う的なやつか?随分と適当だなと思う。

滑稽の漢字の意味

デジタル大辞泉では

「滑」は「乱」という意味のようだ。知らなかった。それでも饒舌にはつながらないし、乱す、乱れるのと滑るのイメージに少しズレがある。なんでもかんでも滑ってしまうのだろうか。ペンギンが行ったり来たりしている感じかもしれない。うん。イメージつく。
「稽」は稽古と同じ漢字だが、「同」の意味のようだ。稽古では、古きを真似るという意味で「同」という意味が使われているから納得。何度も同じ内容を繰り返し修練する、という意味の同も込められているのかもしれない。稽古の過程を守破離というが、どちらかというと守の要素が非常に強い言葉なのだろうと思う。まずは型を守って守って守る。大事だなと思いつつ、これも日本的な思考なのかな。なんて考えたりもする。

太宰治も滑稽集を描いていた。

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