7.〜捻挫の一般的なリハビリ〜
こんにちは。
荒木魁人(あらきかいと)です。
今日は捻挫の一般的なリハビリについて書きます。
1.リハビリの流れ
・受傷から1〜2週間
先ずはRICE処置が大切です。適切なRICE処置が早ければ早いほど怪我の回復は促進されます。
荷重を行えない急性期でも、患部外のトレーニングとして股関節周囲筋と足趾トレーニングを開始します。お尻や足趾のトレーニングをすることでバランス能力の向上図っていきます。
・受傷後2週間〜
足を引きずったりしないで歩けることと、足の腫れや痛みが軽減したらバランストレーニングを行なっていきます。
バランスボードを用いたり、目をつぶった状態で行うことで難易度を調整しながら行っていきます。また、足関節の安定性を高めるトレーニングも開始していきます。
・受傷後3、4週〜
バランストレーニングを行なっても、足の腫れや痛みが生じず、体幹・股関節機能も十分に回復している場合は、競技復帰へ向けたリハビリに移行していきます。
受傷機転に多いジャンプと切り返し動作は競技復帰前に練習します。
2.リハビリ内容
・受傷から1〜2週間
○お尻の筋力トレーニング
横向きに寝た状態で脚上げを行います。この時に膝を伸ばして脚は後ろに引いて脚上げをします。
○足趾トレーニング
床にタオルを置いて足の指を使ってタオルを引き寄せます。足の指の力は踏ん張る力やバランス機能に影響します。
・受傷後2週間〜
○腓骨筋トレーニング
つま先にチューブを巻いて両手でチューブを引っ張り、母指球で蹴るように動かします。
○バランストレーニング①
バランスクッションを使います。バランスクッションの上に片足立ちをします。目をつぶるなど難易度を調整して行います。
○バランストレーニング②
片足で立った状態のまま脚を後ろに、手を前に伸ばしT時のポーズをとります。
・受傷後3、4週〜
○ジャンプの着地トレーニング
ジャンプして着地する際に、良い着地動作は母指球での着地で足底全体での着地することです。悪い着地動作は脚を外側に捻った状態で足底の一部で着地することです。
○切り返しを伴うダッシュ練習
切り返しする際に、良い切り返し動作は母指球で切り返せているときで、悪い切り返し動作は足の重心が外側にある時です。
鏡の前で応用動作を行い、自身の動作時の姿勢などを確認しながらトレーニングを行うとより効果的になります!
ここまで読んでいただきありがとうございますʅ(◞‿◟)ʃ
NEXT 〜肉離れ〜
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?