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【Movie】「キャッシュトラック」~復讐に取り憑かれた男の物語~

『あらすじ』

LAにある現金輸送専門の武装警備会社フォーティコ・セキュリティ社。
そこに雇われた新人パトリック・ヒル(ジェイソン・ステイサム)、通称“H”。

ある日、彼の乗ったトラックが強盗に襲われ仲間が人質に取られた時、新人のはずのHは驚くほど高い戦闘スキルでそれを阻止する。

Hの周囲は彼が一体何者なのかを疑い始め、疑心暗鬼に陥る。そんな中、感謝祭の次の金曜日、全米で最も現金が動く日とも称される“ブラック・フライデー”にフォーティコ社に集められる約1億8,000万ドルの大金を狙った緻密な強奪計画が、静かに進行していた…

『感想』

何よりジェイソン・ステイサムの存在感がこの映画でも際立っていました。
今回は「アドレナリン」や「トランスポーター」のようなひたすらステイサムが大暴れ!といった感じの映画ではありませんが、家族想いだが無口でどこかサイコパスな雰囲気を醸し出している、"クールで強い"Hという役柄ががっちりはまっていたなと思いました。

ストーリーのボリューム感で言ったらそんなに多くはないですが、時系列が飛んだと思ったら巻き戻ったりして、表題の「英雄(ヒーロー)か。悪党(ヒール)か。」というのも、最初から何か企んでいる描写こそ出てきていますが、それがどうゆう動機でいつの出来事なのかが後半にかけて緻密に伏線回収がされていく様は観ていて気持ちがよかったです。
そして終盤の激しい銃撃戦。敵味方スパイ入り乱れての攻防戦は息をするのも忘れてました...。(その場面でのステイサムキレキレアクションが良き!)

主人公である"H"については、物語の構成上何故か最初からキレ気味です。
これが話が進むにつれ、そりゃキレますわ...となりますが、復讐心が途轍もなく「そこまでやる!?」みたいな描写も出てきます。
最後には「目には目を、歯には歯を」と言わんばかりに怒りを鉛玉に込めて冷徹、且つ残忍にターゲットへの復讐を果たします。
ここまでの物語を観ていると、仕留めた後のHの表情が堪りませんでしたね…

伏線回収や激しい銃撃戦、何よりステイサム好きとしては外せない1本でした!

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