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オールホームプロジェクトを始めたワケ

児童養護施設で生活していた時。

自分は感受性が高いのか、一緒に生活する先生の気持ちが手にとるようにわかりました。"大好きな先生が苦しんでいることも"

そんな大好きな先生は、子どもと、大人に板挟みにされて苦しんでいました。自分(子どもたち)にとっては『いい先生』でも。組織や施設にとってもは『悪い先生』だったからです。そんな先生の心が折れてしまった時。自分だけにこっそり離職を決めたことを報告にきてくれました。たくさん『ごめんね』って言ってくれたけれど、なんで先生が謝らなくちゃいけないのかよくわからなかった。お互い沢山泣いた後、しばらくして先生はどこかへ行ってしまい。自分の前からいなくなってしまった。すごく寂しかった。

当時は仕方のないことだと思っていた。施設だからって。

社会に出て、他の施設について知ることが増えた。施設ごとに異なる想いに沢山触れてきた。その時に思ったんです。『あの先生がこの施設だったら辞めなかったかもしれない』その時にこのプロジェクトを思いつきました。もう2度と望まない離職は起こしたくないって。

いただいたサポートは、学生として勉学のために使わせていただきます。