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愛おしさをくすぐる<心もとなさ>の演技力『赤楚衛二』さん

コロナ一色で世界が本当に辛かった、2020年。
この年のテレ東ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』

この最高のドラマとの出会いにより、
最も最高で最強の推しが突如として魔法使いとして現れたのです‼️
そう、それこそが『赤楚衛二』さんでした。

そこから彼の過去作品を辿ったところ、
赤楚さんが出演されたドラマなどは、ほとんど見ていたのですが...

などなど....、

出演されていた事は思い出したのですが、意外にも印象に残っておらず
今の赤楚さんとは、全くの別の役者さんかと見まがうほどで、
(なんと、これほどまでに彼が役者として化けたのか∙∙∙∙∙∙)と、
チェリまほの黒沢さんばりに昇天しそうでした。

童顔で甘く優しい容姿は、胸キュン系作品には、勿論活かされてたし、
彼の資質であろう、どことなく朴訥(ぼくとつ)で、
人見知りそうな不器用っぽい隠な部分も、
過去の出演作それぞれの役柄で表現されていましたが、
〜チェリまほ〜での彼のナチュラリティは、群を抜いて圧倒的で、
それはまるで憑依的域の存在感でした。

そこには彼の<心もとない演技力>が光っていたと思います。
心もとない というのは、心細い、頼りなく不安、という意味ですが、
赤楚さんの演じた安達清は、
この<心もとなさ>から溢れ出る、温かく優しく、
そして何より童貞らしい無知な実直さが、
とても繊細かつ魅力的に描かれていました。

自信なさげな視線や姿勢、歩き方やカバンの持ち方、
人との接し方、話し方、職場での立ち振る舞いetc...
私たちの生活の中にいる、少し自信のない人。が、そこには実在し、
丁寧に描かれた安達という、どこにでもいそうな普通の1人の男性の、
人の良さや純粋さが、まるで手に取るように感じられ、
それが黒沢だけでなく、視聴者をも愛おしい気持ちにさせたと思うのです。

様々な役者さんが、色んな役柄を演じられますが、
サラリーマンという一般的かつ、至極普通の役柄でありながら、
そこから自然に醸し出る人の良さを持つ<心もとない> 役を、
あざとさなどを全く感じさせずに、
人としての愛おしさだけをシンプルに表現し感じさせる。
そんな役柄を憑依的に自然に演じられる役者さんは、
意外といそうでいなかったな。と、思う。

しかし、動画やインタビューなどから受ける、
役者『赤楚衛二』さんの印象は、優しく柔和な印象はそのままでも、
ドラマの安達のような、<心もとなさ>はどこにもなく、
芯のある男らしさを持ち、少し天然なお茶目さはまんまのようでしたが(笑
とても落ち着いた存在感を感じさせる俳優でした。

彼の内面から醸し出る温和で優しい雰囲気。
しかし、その外見とは相反した、
奥深くに混沌と滾るような演技へのこだわりや感性。
彼の中で別世界が同居しているような、程よいバランス。
それは良い意味での【人たらし】的な要素でもあり、
無論、それが彼の魅力なのだろう。と感じています。

これから、どんな役を演じてくれて、更にどんなに化けてくれるのか。

活躍がホントに楽しみです!!
2020年 最強の推しとなりました!!

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