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快適なリモートワークのため、ケーブル1本のシンプルデスク環境を整えた話

はじめに

2020年1月から新しい会社へと転職したのですが、新しいオフィスへと通ったのもわずか2ヶ月程度。3月途中から現在(2020年8月)に至るまで、リモートワークが継続されております。

リモートワークが開始された当初、自宅には作業スペースと呼べるものはなく、カウンターテーブルにハイスツールで作業する日々でした。それでも3ヶ月程度は耐えたものの、さすがに肩こり・腰痛がつらくなり、7月に諸々作り変えました。そこから1ヶ月ほど経ちましたが、非常に快適に過ごせております。

「せっかくいい具合に仕上がったし、noteでも書こうかな…」と思いつつも、目新しいノウハウがあるわけでもないし…と踏み出さずにいましたが、「自分のメモと思って力まず書けばよい」という啓示を受けたため、書いてみました。

読んでくださっている方にとって、何か参考になることがあれば嬉しいです。


憧れのデスク環境

リモートワークが多くなってきた昨今、たくさんの方がデスク環境について記事を書かれていますが、その中でも私が大きな影響を受けたのが、柿元さんのnoteです。

はじめて拝見したのはリモートワークをするとは思っていない時期でしたが、そのときから、「いつか自宅に作業スペースを作るときは、こういう感じで作りたいなぁ」と思ったものです。ですので、今回デスク環境を整えるにあたって、思いっきり参考にさせていただきました。

ちなみに、柿元さんの記事の中でも私が素晴らしいなと思ったのは、ケーブルマネジメントスリーブを使った電源・ケーブルの整理です。しかし、残念ながら紹介されているのはAmazon.comでの商品…。日本のAmazonでも似たような商品がないかと探した結果、柿元さんが紹介している商品に劣らないものがあったので、後ほど紹介させていただきます。


全体像

とりあえず全体像を写真でご紹介。

座り姿勢時

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立ち姿勢時

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デスクの上にも下にも、ほとんどケーブル類が見えないようになっているのが、分かっていただけるかと思います。

MacBook Proにつながっているケーブルも、1本のみです。
ずっとリモートワークなので、ほとんど取り外すことは無いのですが、持ち運ぶときも簡単です。


では、続いて各アイテムについて紹介させていただきます。


デスク

デスクは Flexispotの電動式昇降デスク E3 にしました。

本当は、E3には無い障害物検知機能がついていて、しかもなぜか値段が安くなっている最新モデル E7 がよかったのですが、私が購入するときには発売開始前…。いつ販売されるかも不明だったため、これもタイミングだなと思ってE3としました。

昇降デスクのメリットは、いまさら語る点もないぐらいですが、柿元さんがnoteに書かれていたコメントが本当にその通りだなと感じます。

高さを細かく調整できてイスや姿勢の都合に(自分が合わせるのではなくて)デスク側を合わせられる幸せ

実際に使うまでは「そういうものかー」程度でしたが、使ってみるとこれがよく分かります。基本的に、立ち姿勢 / 座り姿勢のときのベース高さは固定ですが、ちょっとしたときに微調整できるのは非常に楽です。
これに慣れると、固定のデスクはもう選べないなーとすら思います。


ワークチェア

ワークチェアは、ハーマンミラーのセイルチェアを選択しました。

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選んだ理由は、完全に見た目ですね。
一応購入する前には他メーカー含めて座り比べをした上で決めましたが、なんなら、座らずに買ってしまおうかとも思ってたぐらいです。

私の環境は、リビングの一部に作業スペースを設けている感じになってます。ですので、リビングにあっても違和感のない、柔らかい雰囲気が気に入ってます。


ちなみに、私がセイルチェアを初めて認識したのは、こばかなさんのこちらのツイート。

その後、左ききのエレンという漫画の中で、主人公の朝倉光一が使っているのを見て、ワークチェアを買うならこれにしようと思ってましたw

(最後のコマに出てきます)


ディスプレイ

せっかくならウルトラワイドディスプレイを使ってみたいと思ったので、LGの34WN750-Bを選びました。

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ウルトラワイドディスプレイといえば、曲面モデルを使っている方が多いと思いますが、こちらは非曲面モデル(平面モデル)です。当時は曲面モデルの在庫がなかったことと、若干コストが抑えられるのでこちらにしました。

慣れないうちは端が見づらい気がして「やっぱり曲面がよかったかな…」と思ってましたが、今は特に問題なく使えています。
このモデルは、スピーカーも付いているのが地味にありがたいですね。


モニターアーム

モニターアームは、エルゴトロンのLX デスクマウントアーム (ブラック)を使っています。定番ですね。

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オフィスでもモニターアームは使ったことなかったので、今回はじめてでしたが、ディスプレイを自由な位置に動かせるのはやはり便利ですね。

特に、昇降式デスクには、モニターアームが必須だなと思いましたね。立ち姿勢と座り姿勢では、ディスプレイとの最適な距離感が変わってくるので、簡単に動かせるのがとても助かっています。


ケーブル配線トレー

さて、今回デスク環境を整えるにあたって一番工夫した点といえるのが、この電源・ケーブル周りの整理と言っても過言ではありません。

天板裏に電源タップをネジ止めすると同時に、各種アダプタやケーブル類をケーブル配線トレーにまとめることで、デスク下の空間をすっきりと保たせることが出来ています。

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昇降式デスクは、当然のことですが床から天板までの距離が変わります。ですので、電源類を天板裏にまとめるのは、見た目上だけでなく、利用を快適にするために重要な要素だと思います。

使っているのは、サンワサプライのケーブル配線トレー CB-CTERD5 というものです。

この商品、「ERDシリーズ専用」とついているように、本来はサンワサプライのデスク専用品となっていて、付属のボトルでデスクに設置するのが本来の使い方です。しかし、しかるべきネジを使えば、デスク天板につけることもできるだろうと踏んで試してみたところ、問題なく使えています。

※ もちろん想定されている利用方法ではないと思うので、そこは個人の判断でご利用ください

なお、私が使ったネジは、M4×12 というサイズのものなのですが、配線トレーの穴よりも、ネジ頭がほんの僅かに大きい程度でかなりギリギリでした。
ですので、最低でもM5のものを選ぶことをおすすめします。


電源タップは、エレコムのネジ止めが可能な10個口タイプを使っています。

ただ、電源タップを天板に固定した結果、電源タップ〜配線トレーのスペースが思ったよりも狭くなってしまいました。
一応、マグネットフックを利用して多少スペースを稼いでいるのですが、それでもまだギリギリで、充電ケーブルの根本が曲がっている状態です。

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ですので、電源タップを天板裏に固定する場合は、ケーブル配線トレーと位置をずらすようにするか、そもそも固定しないのがよいのではないかと思います。


その他、ケーブル整理の小物として、こちらの結束バンド・ケーブルクリップが便利でした(これも柿元さんのnote通りです)。
特に結束バンドは、ケーブルを束ねるのに使うのはもちろんですが、面ファスナーになっているのでケーブル配線トレーに電源アダプタなどを固定するのにも活躍してくれます。


テレビ会議用機材

リモートワークで大きく変わったのは、打ち合わせがすべてビデオ会議になったことではないかと思います。
映像・音声は高品質であるに越したことはないので、そこも整えました。

カメラはロジクールのStreamCamを、音声系はJabraのヘッドセット Evolve2 40 を使っています。

ロジクール StreamCam

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StreamCamは、Youtuberなどの動画配信者向けに作られたということもあり、ビデオ会議には十分すぎる性能があります。

・最大1080p/60fpsでの撮影が可能
・オートフォーカスや自動露出調整の機能が充実
・USB-Cでの接続

あたりが選択したポイントですね。特にType-Cでの接続なのは気に入っています。


Jabra Evolve2 40

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Evolve2 40ですが、あえての有線ヘッドセットです。
有線ヘッドセットは、装着感がある・見た目が仰々しいなどのデメリットもありますが、

・有線で接続が安定している
・充電を気にする必要がない
・口元にマイクがあることで発言はしっかり拾うが、外部音は拾わない

という点がメリットです。
一時期はAirPods Proを使っていたこともあるのですが、会議が連続すると充電切れになってしまうこともありました。なので、充電を気にしなくてもよいというのは、地味ですが重要なポイントかなと思います。


映像・音声については、品質だけを考えると、一眼レフカメラのウェブカメラ化や本格的な外部マイク導入にも憧れがありました。ですが、デスク上をシンプルにしたいという思いもあったので、そことのバランスを取る形で、品質の良いウェブカメラ・ヘッドセットを使う案に落ち着きました。


その他関連アイテム

USBハブ

MacBook Proは、カメラ・ヘッドセット・ディスプレイに繋いで使っているわけですが、接続には、LENTIONのUSBハブを使っています。
PowerDeliveryにも対応しているので、USBハブを電源をつないでおけば、MacBook Proにはこのハブだけを繋いでおけばOKです。

これにより、ケーブル1本を抜き差しするだけで、持ち出し / 復帰 をすることができるので、シンプル&快適です。

なお、StreamCamやJabraヘッドセットはタイプCケーブルですが、ハブはタイプA接続なので、こちらの変換アダプタを使っています。


PCスタンド

MacBook Proは縦置きするのに、OBENRIというメーカーのノートパソコンスタンド(2台収納用)を使っています。MacBook ProとiPad Proを置いて使っているのですが、とても安定感がありますし、コンパクトに設置できるので気に入っています。


電動ドライバー

昇降式デスクの組み立てには、電動ドライバーがあると便利です(というか、手動では正直やりたくない…)。といっても、普段からそこまで利用しないのであれば、なるべくコンパクトにしたいもの。その点、ボッシュの電動ドライバーはおすすめです。

サイズがコンパクトですが、ネジ止めなどには十分な性能です。また、各種アダプタを使うことで機能拡張も可能なのが良いですね。特に、トルクアダプタ・ドリルアダプタの2種類は持っていて損がないかと思います。

トルクアダプタは、一定以上の力がかかると空転するようになっているので、ネジ穴保護になります。なくても様子見しながら回せばいいのですが、ネジ穴をなめる不安がなくなるだけで作業スピードが上がる気がしました。

ドリルアダプタは、下穴を開ける際に活躍します。硬い木材でなければ、下穴を開けなくてもネジ止めできると思いますが、開けておくに越したことはありません。


おわりに

こんな感じで、なかなかいい具合のデスク環境に仕上がったんじゃないかと、自己満足しております。

なかでも、サンワサプライのケーブル配線トレーを使ったのは、我ながら良い選択だったな〜と思っています。専用品ということで見過ごされがちですが、是非ケーブル整理アイテムの候補に加えてみてください。


それでは、また。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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Twitter:@kaitafj





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