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人好きの人嫌い

健康系、美容系、科学系、受験・就活、国際関係、企業レポ、経済、政治、医療・介護、不動産、メカ系、エンタメ系……仕事をいただく際は、例外を除いてできるだけ分野を選ばないようにしています(ITだけはどうしてもダメ。覚えられない)。
それは、できるだけいろいろな人と出会いたいから。
普段見聞きできない世界を覗き見たいから。

仕事上、自室にこもって作業することが多く、家族以外の人と会話しない日もたくさん。その反動から人と会いたくなるのかもしれません。
仕事で誰かに会い、交流を重ねた結果として、その人と合う合わないは出てきます。それは人間なので仕方のないこと。でも、まずは楽しい。性格も考え方も話し方も様々な人たち、会社の雰囲気も違うし仕事内容も大きく違う
。さらに、そうした人と会うために知らない土地や場所を歩き、見聞きし、知る。楽しいことだらけです。

山中、谷あい、孤島……一軒家にもいろいろあります。この写真のような環境や建物だと、維持が大変そうなので、もっと狭い方が良いです(Pinterest Tlip101.com様の画像)

そんな私の理想は、地方のぽつんとした一軒家で暮らすこと。
週1くらいで町へ買い出しに出て、数日はそれで過ごす。買い出し時に人と交流する程度で、ひねもす仕事と家事とだらける時間を繰り返す。まわりには何もなく、聞こえるのは風にこすれる木々の音と鳥の声くらい。夜空は星にあふれ、朝は土や草木の匂いが立ち込める。

当然生活は面倒さは不便さが目白押し。
特に仕事では、打ち合わせや取材は遠路はるばる都心へ出ていかないといけない。場合によってはマエノリ(前日に移動して現地に宿泊)が必要になるため、すぐ足が出る。
でもそういう面倒さ、不便さも楽しみのひとつだなと、ここ何年かは考えています。

初めて一人暮らしをした場所は、富士山がドーンと大きく見える町。
国道沿いで1Fが工場になっている2Kのアパートでした。完全に人里でしたが、結構好みの環境でした。
都内ではたいてい4畳半~6畳一間で、窓を開けると隣家の壁。
ほんの一時期ですが、中標津に住んでおり、あの広大な土地と畑ばかりの中の一軒家は大変さと楽しさ半々でした。
それから何十年も経た今でもまだ貧乏ですから、不便さな日常歴は自慢できます。正直家族には申し訳ない限りですが、私自身に限れば貧乏生活を楽しめていると思います。

「人が好きなのに人から離れた場所で生きたい」
それが私の持つ大きな矛盾。

イメージ画(Pinterest tabizine.jp様の画像)

多かれ少なかれ人は矛盾を抱えて生きています。私の大きな矛盾を矛盾しないようにするための選択肢は、たった3つ(実質2つ)。
理想に向かわず今のように便利な場所で暮らしていくか、
理想の場所に住んでも稼げるようになるか、
宝くじで大金を当てて移住するか。

残りの人生何年あるのかわかりませんが(平均寿命とするとン十年)、どこに着地するのか、今から楽しみです。

【使用画像】
・Top画像:PhotoAC FineGraphics様


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