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2022年12月

読んだ本の数:7冊

北欧のおやつとごはん 今日すぐ作れる北欧料理111レシピ
三田陽子

声に出して読みたいフィンランド料理
『カルヤランピーラッカ』
『ポルッカナラーティッコ』
『ニナリンコルニンヤーデュテットゥスクラーユーストカック』
『ヘルネケイット』
読了日:12月01日


フライパン煮込み 2
若山曜子/主婦と生活社

1がよかったので2も楽しみに買いました。はっきり言って、レシピ本を買っても読むのが好きなのであって作るのは稀で、だからこそ読んで眺めて楽しい若山曜子のレシピ本が好きだ。
読了日:12月04日


ルポ 入管 ――絶望の外国人収容施設 
平野雄吾/ちくま新書

名古屋入管で亡くなった女性。死ぬまで放っておくくらいならなぜせめて送り返さなかったのか?という疑問から。
名ばかりの情報開示、癒着と忖度、理念と実務者の思考の乖離。日本の問題って結局いつもここだなあ。様々な事例に対する入管側の回答として紹介されている内容の、場当たり的でアクロバティックな解釈と言ったらない。ガイドラインらしきものがあっても「ガイドラインではありません」というのなら、それはガイドラインとしては機能していないだろうよね。
実務者には制度(というよりも、いち組織内の運用の性格が強そうだけど)に楯突く力はないかもしれないけど、それでも、あまりに想像力に乏しいことを糾弾したいし…「無期限拘留」って本当になにがしたいのかわからん。どうするつもりなのそれ。
それから、司法は独立していないのだなあと暗い気持ちになったよ。
国家の権利と民の権利(ここは国民の~ではなく)の位置を意識しないと。
読了日:12月10日


しまずかん
こにしけい、たきざわしょうたろう、しまもりなつこ/講談社

ミスリードを引き起こしかねない擬人化、取り扱い注意の諸説の言いっぱなし、できごとを揶揄するような書きぶりがちらほら見られて首を傾げる頁も多かったので、「おもしろかった!おすすめ!」という気分ではない。が、興味のとっかかりとしていいなと思う。なにこれ?と思ったら次を調べればいい。虫に食われて消滅しそうな島があるなんて、そんなことがあるなんて、読まなきゃ知らなかったもんね。
読了日:12月11日


テトラローグ: こっちが正しくて、あんたは間違ってる
ティモシー・ウィリアムソン(片岡宏仁)/勁草書房

タイトルに激しく惹かれて。副題にあるような、議論にもならない外れパンチの応酬を日々目の当たりにしてうんざりしている。なぜ人は白黒はっきりさせたがるのか。どちらかが勝たないと生きていけないわけ?なんて言葉をうすぼんやり纏っているのが自分。
登場人物のなかならザックに近いのかなとおもう。しかしこのような思考方針は、本書で指摘されているとおり、のらりくらりの論のすり替えに陥りかねないとも常々感じてはいて……解決策にまでは至らなかった。著者からするとNOを突き付けたい方針らしく感じるので、であれば、本書で解決されるわけないか。ザックのいうような相対主義を貫きたいなら、人とかかわるのは得策でないのかも。
いつものことだけど、わたしの頭がせめてもう少しよかったなら、ここに書かれた内容をもっと理解できるんだろうになあとくやしい。考え方が同じだとしても、手持ちの材料がちがったら、できあがるのは別のものな可能性が高いよね。
読了日:12月17日


大ピンチずかん
鈴木のりたけ/小学館

年末の実家に積まれていたそのいち。大ピンチとはいえしょうもないなあ、でも大ピンチだなあと笑う。
読了日:12月31日


子どもと楽しむ行事とあそびのえほん
すとうあさえ、さいとうしのぶ/のら書店

年末の実家に積まれていたそのに。季節が維持されてこその風習であるのだな。
読了日:12月31日


LETTERS UNBOUND 第一便
翻訳シスターズ

同人誌。同人誌って自由だな。
『バップを踊る男の子たち』の雰囲気がすごくよかった。


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