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3/13(日)リトルワールドサイクルミーティング エキスパート【優勝🏆】

2022年のロードレース初戦はリトルワールドサイクルミーティング。昨年8月以来の参戦で自分と相性のあるコースレイアウトなので、景気付けに勝ちを狙いたいところ。

参加メンバーには、全日本チャンピオンの草場選手、マスターズチャンピオンの川崎さんもいるから今のレベルを確認するには絶好の機会。西日本チャレンジに参戦しているメンバーの戦績も気になるところだけど、先ずは自分のレースに集中する。

以下、レースレポートになります。

■目標

・優勝
JPTも近いのでベストを尽くすことを意識


■結果

・優勝🏆
参加者は30名程


■コースレイアウト

何度も説明するのもどうかと思うので前戦のnote貼っておきます↓↓
基本下りと登りしかないコース(2.5km×15周回)


■参加メンバー


・愛三工業レーシング:草場選手

・Team Zenko:川崎さん

・Nerebani:古閑さん、和田さん、山田さん

・ぴっとレーシング:大我さん

・イナーメEFT:山内くん

同じチームメイトの住吉くんが参加。脚はあるものの走り出すとブレーキが効かない彼には、走りながらアドバイスしつつ自分も立ち回る。


■作戦

結局、参加メンバー次第な部分があるため、基本的には流れに身を任せて上手く組み立てていくしかない。その中でもTeam Zenko川崎さんは集団内でも頭2つ飛び抜けているから、得意なスプリント勝負では武が悪い。恐らく川崎さんと2人勝負になる可能性が高いと判断して以下の2点を意識。

①小集団になるまで登りでアタック、常に先手を打つ
②先手を打つことで川崎さんに脚を使わせる

単純なフィジカルとパワーでは結局川崎さんには負けてしまうから消耗戦に持ち込む。自分が強い部分で自信を持って勝負して精神面においても優位に進めることを意識。

■レース

・コンディション:良好
・体重:61.5kg
・走行時間:58分30秒
・Ave:38.8km/h (MAX65.9km/h)
・NP:276W (MAX947W)
・平均ケイデンス:92rpm
・平均心拍:167bpm (MAX190bpm
)
コンディションは珍しく良かった
・タイヤ空気圧:6.15BAR (フロント/リア)
この空気圧のおかげで助けられた 後述します

レース前に30分ほどウォームアップ。20sec×10secで心拍を170bpmまで上げる。レース開始30分前にアスリチューンのエナゲイン赤を投入、これを使うと脚がかなり回る(あまり教えたくないアイテム)
導入前は半信半疑だったけど使ってみたら納得した、良いものは使わないと分からない

赤はアミノ酸を主成分とし持久力向上と血行促進を担う

レース開始前に知り合いに挨拶を済ませる。川崎さんから「最近乗ってなくない?」と指摘される。図星だ
2021年度の最終戦ということもあり、草場選手のグッズ抽選会が行われた。粋な計らい

エントリー数は30名程度

抽選会が終わりリアルスタート。
最後尾からスルッと上がって5番手付近まで上がる。先頭でペースを作るのはNerebaniと草場選手、正直このコースはドラフティング効果が大きいので集団後方は比較的走りやすい。でもそこを走っていたら結局展開には絡めないし自分自身のトレーニングにもならないため先頭ローテーションに加わりつつ、自分から積極的に仕掛ける。

📸 稲田くんカメラにて

序盤は山内くん、山田さん達数名が飛び出るシーンがあったけど程なくして捕まる。もちろん自分も追う
登りではNerebani +川崎さん達が上手く立ち回り集団から抜ける、有力な動きには必ずチェックに入る。
6周回目に自分のアタックで4名の逃げが形成される、川崎さん、大我さん、草場選手、自分。4名でローテーションしつつタイムを稼ぐ、引く長さはやっぱり草場選手1番で次いで自分かな?川崎さんの存在が不気味で何とも言えない感じ。

8周回目には集団に吸収されるけど、草場選手は構わずアタックし続ける(これ完全にトレーニングしてるな...)
自分が先頭で交代合図するも後が続かない、集団も疲弊していると判断して9周回目の登りで再度アタック。今度は上手く抜け出すことができて着いてきたのは、またしても川崎さん、大我さんで草場選手を吸収して4名逃げ。このメンバーで集団と30秒差となり逃げ確定。
Nerebaniもぴっとレーシングも集団にフタをしているからかな?

全日本チャンピオンに挟まれる

ローテーションを乱すことなく残りの周回をこなして最終周回へ。草場選手から「僕は展開に絡まないので3人でやっちゃって下さい!」と言われる笑。
マークしていた川崎さんはショートローテでこちらの動きを観察している感じ。でも登りのフィーリングは自分に武がある(反応がワンテンポ遅れている)と判断して、川崎さんの番手で1発目のアタック。引き離すのではなくダメージを与えるイメージで
直ぐにキャッチされ今度は大我さんがカウンターアタック。川崎さん的にはスプリントに自信があるから2人に引き離されなければOKかな?3人の思惑が交差しながら最後の登りきりで再度自分がペースを上げるけど程なくして捕まる。

ペースを落としながら3人で下り区間へ

フィニッシュまでは1km強なので序盤で前には出るけど直ぐに川崎さんの番手を取る。大我さんにはスプリントで勝てるかもしれないけど、川崎さんが相手だとゴール前まで牽制すれば恐らく負ける、ヨーイドンなら100%負けるだろう。色んな選択肢がある中で選択したのは「緩まったタイミングからの急加速→ロングスプリント」1、2秒タイム差を稼ぐことができれば勝機はある。

緩まったジャストタイミングで発射 947Wで加速してそのまま直線→コーナーへ65km/hで突っ込む。右コーナーの処理を若干ミスしたものの後ろとは十分差は空いている「行ける!」と思い更に加速したタイミングで、後方から落車音が聞こえる。マジかよ...
後方を見ると誰もきていない、2人とも先程の右コーナーで曲がりきれず落車したみたいだ。自分はスピードを上げることなくそのままゴールして係員の方まで報告を行う。「直ぐ後方で落車がありました」と

結果は優勝したけど、望んでいた展開ではなかった。スッキリしないというか、何というか複雑な気分。「最後までレースが進んでいたら誰が勝ったか分からなかったから」という気持ちの方が強い。もちろんリスク覚悟で攻めた結果かもしれない、勝つか負けるかギリギリのラインを楽しむスポーツが故に危険が生まれてしまう。難しい

落車されたお二人は幸い骨折等の大きな怪我はなかったそうで一安心。


■実際の落車現場について

実際に落車が発生したのは落車定番のドイツコーナーではなく、緩めの右コーナーで発生した。
いつもなら50〜45km/h前後でクリアできる難易度の低いコーナーだったけど、実際のスピード域は65km/hで侵入していた。危うく自分もミスしかけたけどコーナー侵入角度と空気圧を若干低く設定したおかげで対処できた。

ワルンバリで急加速しながら一気に右コーナーへ ここで落車

レース最終周回で通常よりも+15km/h近く速いスピード域で走っていた&コーナー侵入角度がインに寄りすぎて立ち上がることができなかったのではと考えている。

下の赤線が理想的なコーナー角度で青線が落車の原因と推測。

青線の侵入角度がイン→インで侵入しておりバイクをいなすことが難しい
青線×が落車ポイント

実際に自分も最終周回時の侵入角度がイン寄りで入ったため次の左手コーナーでミスをしてしまうシーンがあった。
基本的なコーナーリングについては「アウト→イン→アウト」を徹底しないと、急加速時の対応において落車につながる致命的なミスになってしまう。再度徹底したい
もちろんタイヤの空気圧も自分なりに考え抜いた最適圧で走っている。直線が多い場合は6.2bar前後で、コーナーの多いテクニカルコースは6.1barを目安にしている(参考体重:61kg)

皆さんも安全第一でレースに参加して欲しい


■まとめ

当初の目標通り優勝はできたけど、自分にとってプラスになったかと言えばそうではなかったと感じる。
2021年度のリトルワールドでの戦績は3戦して優勝2回、2位1回と悪くはない結果。だけど結果には満足してないし自分自身の実力もまだまだプロとは比べることすら恥ずかしいレベルだから今年こそは身のあるシーズンにしたい。
今日のリトルワールドでは小学6年生組、高校生組が奮闘していた。また西日本チャレンジでは普段練習している仲間、チームメイトが大活躍していた。
彼等には刺激を貰えたし、まだまだ頑張らないといけないと思えたそんな1日でした。

JPT開幕メンバーに果たして塩澤の名前はあるのか...

とりあえず残りの期間は全力で追い込みかけます🔥
悔いの残らないように

📸 photo by 愛知県自転車競技連盟

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