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4/25(日)JBCF東日本ロードクラシック 群馬大会Day2 E1【優勝🏆】

"今まで数え切れないほど負けてきた"

"実業団E1クラスでは勝てないと思っていた"

色々な感情が込み上げできて、なかなか上手く表現できないけれど、ようやくE1クラスで勝つことができました。本当に長かった...

以下、JBCF東日本ロードDay2 E1のレースレポートになります。

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4/24-25に群馬サイクルスポーツセンターで開催された、JBCF東日本ロードクラシックに参加してきました。
今回はチームからU15とE3の若手選手も参戦するため、4/25の2Dayのみに絞りエントリーしました。

ご参考までに、昨年7月に開催された東日本ロードクラシックで見事に玉砕されたレースレポート貼っておきます。


E1クラスは今年で4年目。今まで何ひとつ結果を残すことができていないので、なんとしてでも勝ちたいところ。チームの若い選手達に自分がエリートの最前線で走る姿を見せることで「自信をつけて欲しい」そんな想いも込めて。

また今回のレースは、6月の全日本選手権の選考も兼ねているため結果を残したいところ🔥


■目標

・表彰台3位以内


■結果

・優勝🏆 (85名出走)

※完走率68%


■コース

1周6km×16周回=計96km
獲得標高:1,600m

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大きな減速をしない流れるようなコース。
終盤に1分弱程の「心臓破りの坂」があり周回を重ねるごとに消耗する。また勝負どころでもあるため展開を読む判断力も必要。


■参加メンバー

全日本選手権の選考も兼ねているためランキング上位チームの選手はもちろん、単騎でもレースを動かすことができる強力な選手が集結。

・VC VELOCE:松木選手、池川選手

・湾岸CU:雑賀選手、石橋選手

・VC福岡:佐藤選手、八幡選手

・MiNERVA-asahi:川勝選手、古川選手

・P×A CYCLING:神村選手、渡邉選手

・中央大学:五十嵐選手

・たかだフレンドレーシング:米谷選手

・日本体育大学:松原選手

・KINAN AACA:橋岡選手

強い選手は数えたらキリがないが、有力チームは基本2人以上枚数を揃えており、レースを優位に運ぶことができる。単騎の選手は展開を読み、時にはリスクを取る必要がある。安易な考えで脚を消耗すればリザルトを残すことはできない。

また今回、独走力のある神村選手、川勝選手、池川選手に加え、プロでも表彰台経験のある米谷選手が参戦。

※実際に米谷選手の走りを見て、今回の参加者の中で最も強い選手でした。(ハンパなかった)

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■作戦

正直アップの時点でコンディションが良くないことは分かってました。4月末の群馬は10℃を切り、寒さの影響で体が思うように動かない状態。イナーメのfor CXを塗り体を温める。

調子の悪さは、今更どうにかなるわけでもないため2つのパターンで作戦を立てる。

パターン①
有力メンバー3名が先行したタイミングで
ジョイントして逃げを決める
最後は小集団からのスプリント
パターン②
有力選手が3名以下の逃げはスルーし
終盤の集団スプリントに備える
(サバイバルな展開で30名程度になると予測)

実際にレースを走ってみて最終的にどの作戦で進めるかギリギリまで判断に迷うかもしれない。ただし50名以上の大集団スプリントは落車のリスクもあるため避けたいところ。

■レース

・コンディション:悪い
・体重:62kg 
(ベスト+2.5kg増)
・走行時間:2時間29分15秒
・Ave:38.59km/h (MAX66.0km/h)
・NP:254W (MAX990W)
・平均ケイデンス:94rpm
・平均心拍:165bpm(MAX189bpm)
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スタート位置は真ん中から
号砲と共にローリングスタート。E1クラスは落ち着いているため怒号は飛ばない(普通当たり前ですが笑)

2号橋の手前からローリングが解除されリアルスタート。一気にペースが上がり1回目の「心臓破りの坂」に突入する。53秒433Wで山頂を迎え米谷選手が抜け出す。明らかに他の選手とレベルが違うことを確認。登りはもちろん平坦も早く、チェックはできるがペースを合わしてローテーションすれば自分が消耗してしまうと判断。マイペースで上手くペースメイクする。

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1周回完了時点で集団に吸収され、再度ペースが上がる。

2、3、4周目は1度心拍を落ち着かせるが周回ペースが9:00を切るほど早いため上手くリカバリーができていない。(やはりコンディションは悪い...)

7周回目までアタックと牽制を繰り返して周回をこなす。「心臓破りの坂」は比較的余裕を持ってクリアできている。

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展開が動いたのは8周回目、VC福岡の佐藤選手、MiNERVA-asahiの川勝選手の2名が飛び出して先行。自分は先頭付近にいたが作戦通り3名以上の逃げではないため見送る。(単騎でなければチャレンジできたかもしれない)

周回を重ねるごとにタイム差は少しづつ広がり12周回目までに30秒差まで広がる。VC福岡とMiNERVAの選手が集団のフタをしておりタイム差が縮まらない。それ以前に逃げの2名が強すぎる。

VC VELOCEの池川選手を中心に追走を開始。
リーダージャージの松木選手も牽引に加わり集団は活性化。

13周回目に集団が一瞬緩んだタイミングで神村選手がアタック。集団も神村選手を全力で追う。
「心臓破りの坂」でさらにペースが上がり、米谷選手、松木選手、五十嵐選手、Forceの選手、イナーメの選手、ラバネロの選手、自分の7名が集団から飛び出す形となり逃げを追う展開に!

これが最終列車」と気合を入れてローテーションするも早いタイミングで脚がなくなりかける🤦‍♂️
大変申し訳ないがローテの邪魔にならない様に走る。

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15周回目に追走7名が逃げていた3名を吸収し10名の逃げが形成される。プロトンとは20秒差もない状態。

逃げ集団最後尾で後方との差を常に確認。ラスト周回には集団に吸収されると予測。

"パターン②" の30名程度のスプリントに備える
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ホームストレートに戻ったタイミングで、ゴール付近の風向きを確認する。

"緩い向かい風"

ギリギリまで我慢して一気に加速させれば勝てる

15周回を10名でクリアして最終周回を知らせるジャンが鳴る。
逃げ集団では牽制が起こりペースが上がらない、最後の「心臓破りの坂」で五十嵐選手、米谷選手が動く。

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自分は10番手付近で坂をクリア。無理に脚を使わずに温存する。下り区間が終わり、バックストレートで30名弱程度の集団になる。
この時、1度牽制がかかる。「ここでアタックできればいいんだけどな」と思いながら10番手を継続してキープ。ポジションは絶対に下げない。

松木選手をピッタリマークしてホームストレートに入り、ポジションを上げてきた五十嵐選手に乗り換えて自分の射程距離向かい風を考慮したタイミングまで我慢する。

そしてラスト100mから一気に五十嵐選手を捲り加速する!

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VC福岡の佐藤選手と並んでのゴールだったが自分が先に先着していたことは感覚的に理解できていた。

" E1クラス初勝利 "

自分が勝ったことに初めは戸惑いがあった。
自分よりも格上の選手がいる中、E1クラスのロードレースで勝ったことに実感が湧かなかった。

チームメイトから祝福されてようやく勝利を受け入れることができた。今までの実業団レースで、勝ちに見放されていた呪縛から解放された感覚。

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レースは水物

" 強い選手が勝つとは限らない "

それを実感した1日でした。
今日の結果は素直に喜びたい。

応援してくださった方々、いつも練習してくださる方々、そしてチームメイト、自分を支えてくださる全ての方々に感謝です🙏

本当にありがとうございました🙇‍♂️


■最後に

今回のレースではリザルトを取ることに重きを置いて走りました。大切なことですが、更に上を目指す為には" 苦しい時こそ攻め続ける "をテーマに今後戦っていこうと思います。

最悪DNFになるかもしれませんがチャレンジし続けていきます。

チームメイトもレースでの課題が明確になっており、今後更に成長できると感じております。

次戦はE2、E3カテゴリにチームメイトが出場します。ぜひ応援していただけると幸いです。

自分は6月の全日本選手権までにしっかりと乗り込み調整します!

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました🙇‍♂️

画像提供元:JBCF official様、VC福岡様/Kensaku SAKAI様 / FABtroni+camera様

素敵なお写真ありがとうございました🙇‍♂️
▷ スポンサー
株式会社サギサカ / 株式会社名古屋銀行 /株式会社ネッツトヨタ東名古屋 / 株式会社小澤製作所 ( いずみパーキング ) / 株式会社アイワークス

▷ サプライヤー
東山遊園株式会社 ( 星が丘テラス / 星が丘自動車学校 ) / 株式会社フカヤ ( MINORURA ) / 株式会社Zyteco Sport ( BOOST series )

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