記憶に残ってる心霊体験4(家族の体験その1)

実は幽霊屋敷

3で少し書いたのだが、引っ越した先の家が幽霊屋敷(事故物件ではない)で、父を除いた家族がそれなりに心霊体験をした。

家は築ウン10年の古い物で二階建て。二階は部屋が二つあり、そのうち大きい方の部屋でよく体験をしている。



今回は姉と母の体験を書くことにする。




姉の体験

姉は私と同じく金縛り。

なのだが、私とは大きく異なり、金縛りをかけてきた相手を見ており、その声も聴いている。

夜、二階の大きい方部屋で寝ていると、イキナリ締め付けられるような感覚があり目が覚める。

動かせない身体を動かそうともがいていると、足元に何かいる。

姉は好奇心が勝って、足元を見てみた。するとそこには少女が立っている。具体的な部分はあやふやらしいのだが、オカッパ頭に着物の姿だった。

不思議に思って見ていると、

「バカ」

と言って其の少女は消えた。



母の体験


家に一人でいたので、家の掃除をしていた母。

一階の掃除をしていると、誰もいないはずなのに二階からドタバタと人が歩いているような音がする。

空き巣がいる?と不審に思い、そっと二階に上がってみる。

階段の途中で見上げると、大きい方の部屋から、小さい方の部屋へ(二階の部屋は、階段を登りきった場所を挟んで位置している)、人の足が(足だけが)すぅーっと入っていった。

びっくりしながらも、母は小さい方の部屋に入ってみる。

誰もいない…。

窓もしまっている…。

押し入れも開けたがいない。



大きい方の部屋へ…。

こちらも誰もいない。


窓はもちろん開いていないし、開けた形跡もなし。




家の調査

姉の件も含めて、何かしらいわくがあると思った母が、霊能者を呼んで調べてもらった。

そこで一つ明らかになったことがある。

どうやら、以前住んでいた人が、二階に神様を祀っていたらしい。

そして、姉が寝るときに足を置いていた場所、そこが祀っていた場所なのだとか。

姉は神に叱られたのだという結論に至った。

容姿から想像するに、座敷童だったのだろうということで落ち着いた。

一応、拝んでもらい、家からは離れていってもらったのだそうだ。

念の為、祀ってあった場所には何も置かず近寄らないようにした。

母が見たという足は、最後まで分からなかった。

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