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ピクチャーマン(大阪92日目)
関西エリアで銭湯に行くと、高い確率でピクチャーマン(身体に”絵”を彫っている人)とご一緒する。
地元・宮崎では、ほとんど(全部?)の入浴施設で入場を禁止されているため、最初に出会った時はビックリした。えー!入っていいの?的な。
日本では刺青=反社会の人たちというイメージが長らくあるので、禁止となっている地域や施設は少なくないはずだ。関西はピクチャーに寛容、ということだろうか。まあ、外国人も多いしね。
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実際に一緒に入っている人たちを見ていると、反社会な人たちが好んで彫っているような龍とか、虎とか、牡丹とか(仁義なき戦いのイメージ)の柄には、それほど出会わない。ガイコツとか、薔薇とか、幾何学模様とか、アルファベットの文字とか、いわゆるTATTOO 系の人が多い印象。ちなみに小指がない人にも会ったことないな。
ピクチャーマンも慣れてしまえば、なんてことはなく、毛が濃い人とか、太っている人とか、そういう身体的特徴の一つとして捉えるだけである。たぶん、昔からそうなので、一緒に入っている人たちも気にしているそぶりは殆どない。
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京都の「梅湯」に入った際、サウナあがりに湯船のフチに座って外気浴をしていたら、目の前に「研ナオコ」風のピクチャーを背中全体に彫った初老のおじさんがやってきた。*私が描いた上のイラスト参照。
なにせ目の前に背中があるので、じっくり観察してみると、どうもこの研ナオコは研ナオコではないようで、右まぶたが腫れており、刀のようなものが頭に突き刺さり、アゴまで貫通している。うーん、自信はないけど、ひょっとしたらお岩さん?
外気浴中のぼーっとした頭のなかで、「?」マークが色々と浮かんでいる間、そのおじさんは、私の前で静かに身体を洗い、ゆっくりと髭を剃り、ノーピクチャーな顔見知りっぽい隣のおじいさんと談笑し、右足を少し引きずりながら、静かに出ていかれた。
まあ、それだけのことなんだが、研ナオコ風ピクチャーマンを眺めながら、気持ちよくととのったことは、京都旅のいい思い出であることよ(どんなまとめ?)。
*ピクチャーマンとは、スチャダラパーの楽曲「ついてる男」から。絵人間ともいう。
(メモ)
・審査会協議
・イベント打合せ
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