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似ているけど意外と違う!韓国の食事マナー

皆さん、こんにちは。
開成アカデミー韓国語学校です。

さて、今回は韓国の食事マナーについてお届けします。
韓国へ旅行したことがある方は
食事中に何度かカルチャーショックを受けた経験があるのではないでしょうか?

お隣の国ということで、
似た文化もたくさんありますが、やはり違いもたくさんあります。
韓国に旅行や留学、出張などで現地の方と食事をする時に気をつけるべきことがたくさんあるので、ぜひ参考にしてください。

1. 食事は基本的にスプーンとお箸!

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韓国料理店に行くとスプーンとお箸が出てきますよね。
日本では和食を食べる時、お箸を使って食べますが
韓国ではご飯と汁物をスプーンで
おかずをお箸で食べます。

また、スプーンとお箸の配置位置も日本とは異なり
日本だとお箸を自分の手前で横向きに置きますが
韓国ではスプーンもお箸も縦置きにします。

そして、韓国の食事ではスプーンやお箸を交互に使いますが
食事中、使っているお箸やスプーンを食器の上に置いてはいけません。
きちんと元あった場所や箸置きに戻しましょう。

2. 食器を持ち上げて食べてはいけない!

これ、ダメ!

韓国では食器を持ち上げて食事をするのはマナー違反です。
日本では器を持ち上げる習慣があるので、ついついやってしまいがちですが
韓国では失礼な行為になります。
お箸やスプーンを利き手で口まで運び
利き手でない方は、器に添えるようにしましょう。

3. 座敷では、あぐらか立て膝で座わる

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テーブル席ではイスに座るので問題ありませんが
御座敷の席では男性があぐら、女性は立て膝で座るのが正式な座り方と言われています。

日本では、御座敷の場合、基本的に正座で食べ
辛くなったらあぐらをかくのが一般的なので
立て膝にはかなり違和感がありますが
かつて韓服を日常的に着ていた時代に韓服が綺麗に見え
動きやすい座り方であったため、その習慣が今でも残っているそうです。

周りの韓国人の座り方を見ながら、合わせて座ると良いでしょう。
(あまり女性でも立て膝で食事されている方は日常で見たことがありませんが…)

4. 直箸OK

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韓国で複数人と食事をする際、日本のように取り箸や逆さ箸を使う文化はありません。
皆、直箸で大皿料理や鍋をつまみ、シェアします。
また箸から箸へ食べ物を渡す『箸渡し』も韓国ではOKなんです!
ただし、現在はコロナの影響で、
飲食店でも各自のお椀や取り箸やおたま、トングなどを用意して
接客しているそうです。

5. 年長者が食べ始めるまで待つ


韓国は日本よりも年長者を敬う文化です。
日常生活では、両親に対しても敬語を使ったり
食事の場面でも年長者が箸をつけるまで待つのがマナーとされています。
また、食べ終わって席を立ちたくても
年長者が食べ終わり席を立つまで待つのがマナーとされています。

まとめ

日本と同じようにお米を食べる文化でも、使う食器や、食べ方、姿勢、
誰と食べるかで、日本とはマナーが大きく違うことがわかりますね。

普段旅行に行くとき、あまり韓国のマナーを意識されてこなかった方は
ぜひ『郷に入っては郷に従え』を参考に
次回韓国を訪れる際少し意識してみてください!
韓国でしか得ることのできない体験ができますよ

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