時の流れ
大人になると、時の流れが速くなったように感じるという。
毎年、10月ごろになると、「今年ももう終わりだね」「1年なんてあっという間だ」とか言う人がいる。
でも、そんなことを言うのは、よほど平穏で、かつ、中身のない日々を過ごしていた人ではないか。
心が動揺し、揺り動かされ、激動する。流れが速すぎて、奔流に呑まれる。
流れが渦巻き、逆巻いている。そんなことがあると、同じ年月を過ごしていても、とても長い時がたったように感じる。
光速に近い高速で運動している物体から見ると、まわりのものが止まっているように見えるらしい(本当?)。
心も、あまりに多くの事柄があると、高速で運動しているようなもので、まわりのものが止まっているように見え、一瞬のうちにとても長い時がたったように感じるのだろうか。
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