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そうだ、休職しよう

前回のNoteにも書いたのですが、入社して約半年で早速適応障害から双極性障害を発症しました。私は根がめちゃくちゃ真面目だったので、休むという決断がしんどかった。休んだら最後、一生社会復帰できないのでは?と悩み続けていました。(そんなことはないんですけどね)


うだうだしつつも体は限界だったので休職しましたが休職するその日まで一日も休まず出社して、そして休職した次の日から天井を見つめる生活が始まりました。

もう根っこが生えたようにベットから離れられず、天井を見つめる生活。ずっと自分にだけ重力が1.5倍くらいかかっている感じで気力、体力、食欲のすべてが消えうせました。今日こそはあれをしようって本気で思っても思うように体が動かない、昨日まで当たり前に出来ていたことが出来なくなる。すごくつらいし、甘えと言われると言い返せずさらに落ち込んでいく。


休職して最初の一か月間は地獄でした。


一か月たったある日、このまま一人で住んでいたら死んでしまうと思い一旦実家に帰りました。両親は幸い精神系の病気に理解があり暖かく迎え入れてくれましたが、四月に送り出してもらったのにもう実家に帰る情けなさで実家に帰っても落ち込み続けました。

しかし実家で犬や家族とゆったりとした時間を過ごすことで自殺願望は薄まり、今後について考える余裕が出てきました。


まず決断しなければいけないことの一つ目は会社を続けるか否かです。もちろん戻りたい気持ちがありました。沢山上司に移動できないか相談しました。

答えはNOでした。

高専卒は決まった場所でしか働けない。会社としての回答は何度掛け合っても変わりませんでした。

でも、体調さえ良くなればまた同じ場所でも働けるかもしれない。そう信じて約半年療養を続け、季節は春になりました。

病状は変わらず」。冒頭から両極性障害と書いていましたが実はこのあたりで正式に診断されました、両極性障害は普通の鬱と見分けがつきにくいためです。

あぁ、これはもう復職できないなという絶望が世間が令和に湧くなか自分を埋め尽くしました。「人と同じことがなぜ出来ないのだろう、なんてダメな人間なんだ」ということをぐるぐると考え、眠れない日々が続きました。


ぼーっとしている間に五月が終わり、ふと思いつきました。



「そうだ大学行こう」



めちゃめちゃ突拍子もないですよね笑

実は大学にはもともと行きたかったのですが、家庭の事情で行けず就職していました。さらに会社に入ってから大卒と高専卒の差を目の当たりにし、大学へのコンプレックスがどんどん大きくなっていたのです。

病気で療養して自分についていろいろと考えるなかで、自分で解決できるコンプレックスは自分で解消しようという考えに辿り着き大学を目指すことにしました。

ということで次回からは元社会人双極性障害持ちがゼロから大学を目指す話です。

読んでいただきありがとうございました!