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ペニーレーンに行ってきました

 二日続けて「ペニーレーン」に行ってきました。一日目はすっかり晴れた梅雨の晴れ間。いきなり ” EIGHT DAYS A WEEK ” がお出迎え。
 もうあっちこっちにビートルズ。誘ってくださった方は食通で「買うならコレ」とトレイの上にできたてのパンを乗せてくれる。いい香り。ラズベリーがおいしそー。おっ ” RAIN ” じゃん。いいなあ、ジョン。
  
  Everything’s the same, I can show you
  Rain, I don't mind 
  Shine, the weather's fine

 ♪ なんも変わらへん、雨なんか気にせえへん。晴れるとエエなあ。

今の時代にぴったり・・。しばらく聞き入る。初期の名作。
それにしてもビートルズというのは関西弁で理解した方がシックリくるのはなんでやろ。リバプールが大阪なのか?

かと言って関西弁でビートルズナンバー歌われると、なんか興ざめ。う~ん、なんでや・・・。

二日目は雨だった。人なんかいないだろうと思って出かけたら、ものすごい人だった。もちろんウッドデッキは雨で光っているし、前の道路は軽く水が流れている。悪天候の中、ここを目指して集まってくるんだと思った。

 店に入って写真とかを眺めていると、入り口のドアの上にピートがいた。ハンブルグ時代の写真だと思われる革ジャン、リーゼントの4人がポーズを決めている。

小峠だったら「なんてこった!」とでも叫ぶんだろうけど、なんでなんだ?と軽い混乱が始まる。

ピート・ベストはメジャーデビューが決まったのと同時に解雇されたドラマー。代わりに入ったのがリンゴ。だから「ビートルズになれなかった男」とかなんとか言われている人。

なんでピートなんだ?

また ” RAIN ” だ。

If the rain comes
They run and hide their heads
They might as well as dead

If the rain comes when the sun shines
They slip into the shade and sip their  lemonade

♪ ヤバなったらな、へこたれる。けどな、なんとかすんねん。
意味で言えばこんな感じか・・・。聞きながら星一徹の声と「ガーン」という音がする。初めてわかった気がする。

ピートの顔を見ながら負けたらアカンな、と思った。ピートもしんどかったやろけど生きた。さぞかし酸っぱいレモネードやったやろけどな。

"When life gives you lemons, make lemonade."

「どんな時でも、なんとかすんねん。それが日本のビジネスマンや」
大先達の声が雨に混じって聞こえてきた。

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