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二人の賢者と熊本遠征 Prologue1

 僕が通う催眠術スクールは京都烏丸御池にある『マインドクリエイト』だ。そこには、全国から実に風変りな人達が集まってくる。普通の人は誰一人いない。『普通の人』の定義が分からなくなる。みんな何かしらの特徴を持ち合わせている。
 しかし、折角習い始めても途中来なくなる人達もいるなか、半年以上通い続け定着していく人は最初どんなに普通の印象の人でも必ず何か出て来て面白い。

 2021年夏の終わり、スクールに通い始めて間もなくのころ、一瞬で打ち解け友達になった人がいる。彼女を仮に『賢者α(アルファ)』。この人のお陰で、一般の人にチャネリングセッションを始めるきっかけを得られたのだ。セールストークが非常に上手で、相手に「イエス」と言わせる天才らしいのだ。僕が非常にお世話になっている頭の上がらない人だ。しかし、対等の付き合いをして下さる。

 同年年末、同スクールに通い始めた税理関係職の仮に『賢者β(ベータ)』。2022年、僕が個人事業主一年目ということもあり、初歩中の初歩の救いようのない質問に、本当は有料講座とかで教えている事柄も含め色々と教えてくださった人。確定申告の書類の不備や、不利になる点を色々とご指導くださった正に先生だ。しかし、決して自分が目上だという雰囲気は出さない。男が惚れるおじさんだ。

 自分のあこがれの将来像に保江邦夫先生があったが、この見た目普通のおじさんである賢者βも加わってしまうほどカッコいい。

 他にも、今回書ききれない又は今回のテーマからそれてしまうので書けない人達がこれでもか!と集結している。全員キャラが立っている。この様な環境は、僕が初めて職に就いた時以来およそ20年ぶりの環境だった。

 初めて職に就いたときは、当時東京東中野にあったバンダイの完全子会社のゲーム開発中小企業。そこの、総勢14~5名のその会社としては比較的小規模のチームに配属されていた。

 つづく

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