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生まれや生きる時代土地が違っていたらと思うようになった最近

(語呂悪いタイトルやがこちらのリリックからサンプリング?インスピをいただいている。)

♪愛のままに BASI,唾奇


「生まれや生きる時代土地が違っていたら」
と日常生活にて頻繁に思うことが増えた最近。
これはもう完全にクロアチアに来てからの習慣。
なぜならここは90年代に紛争をしていた地。この地で生きていて身近に紛争の影響を感じては上記のことを思うようになったのだ。

ぼーっとテレビを見ながら昨夜も考えた。

EURO2024イタリア戦。途中クロアチアチームのPKに息を呑んだ。
カメラにはクロアチア代表キャプテン・ルカモドリッチ選手が映った。

38歳クロアチア代表キャプテン・モドリッチ選手

PKは外れるも、1分後に見事先制シュート。
モドリッチ選手がシュート後にコート外へ走り転がり両手で顔を覆ったときは私も泣きそうに。

モドリッチ選手は子供の頃紛争に巻き込まれ、生まれ故郷は戦場に。その時おじいちゃんがセルビア兵に銃殺されるという壮絶な過去も。その後、18歳まで紛争難民としてやり過ごす。町に爆弾落ちる中、宿泊してたとこの駐車場でサッカーをしていたとのこと。

サッカーを通して今やクロアチア国内だけでなく世界的にも有名で実績が評価されているすごいモドリッチ選手だが、彼が生まれた国の情勢のせいで失ったもの・奪われたものは戻ることはない。

「生まれや生きる時代土地が違っていたら」
ちょっと前にあった進撃の巨人最終回を見て、アニメの主人公たちにこう思ったことがある。
でも今はまさに現実世界の人たちに思う日々。

生まれた時代や育った国の政治・情勢が原因で、自分の人生どうとでもなっていない90年代後半日本生まれ日本育ちの私。

全人類私みたいに、少なくとも生きてて命とか違う他の人間に安全を脅かされることのない平和な暮らしができるためには何ができるのか?
こういった考えをいつしか持つようになった。

一生は引きずっていきたくないけど、忘れたくはない。

どっかのインタビューでモドリッチ選手が子供の頃のことを思ってしゃべった言葉だそうな。

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