冬の予感

いつからだろう。冬が近づくと憂鬱な気持ちになる。

それは、昔好きだったヒーロー番組が終わる時期だったからか、部活で冬季の追い込みが始まるからか、いつの間にか受験という社会競争の渦に巻き込まれ始めたからか。

それでも昔は「クリスマス」や「お正月」、関東圏に住む私にとって珍しい「雪」。 そんな冬の一つ一つがとても楽しみで、楽しめていた。

それなのに今は憂鬱な気持ち。

19歳、成人していなければ、もう子供でもいられない。               
段々社会の汚いところが見えてきて、自分が大人と思ってた人が実は結構子供じみてて、時に絶望感を感じる。

きっとこの気持ちは今の社会でいう「大人」になれば気にもならない杞憂なのだろう。

早く季節的にも気持ち的にも春の兆しを感じたい。                   
その兆しが19歳の私にとって、希望で満ちていることを切に願って。

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